【ケア編】子どもの事故を防ぐ法律は即時に●地域・こども・デジタル特別委員会が閉会 | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

世の中に必要なものは必要になります。
例え、今は笑われてもです。
限界が来るものについては、捨てなければ生きていけないからです。

先週末は衆議院地域活性化・こども政策・デジタル社会形成に関する特別委員会の最終日。

この委員会に属する東北の衆議院議員は、

理事 岡本あき子 議員(立憲民主党=東北比例区・宮城1区落)

委員 上杉謙太郎 議員(自由民主党=東北比例区・福島3区落)

委員 高橋千鶴子 議員(日本共産党=東北比例区単独)

の三名である。

 

●請願

今国会での請願は6種266件。各請願について理事会で協議したところ委員会での採否の決定は保留とした。

【陳情・意見書】

陳情は「物価高騰に対する継続した国の地方への財政支援に関する陳情書」他5件。地方自治法第99条に基づく意見書は、「改正マイナンバー法を見直し健康保険証の継続を求める意見書」他151件。

 

●閉会中審査に関する件

 

・208衆28 保育等従業者の人材確保のための処遇の改善等に関する特別措置法案

は、立憲民主党と国民民主党の共同提案。

 

・210衆03 通園バスの車内における幼児等の置き去りによる事故の防止その他の認定こども園等における幼児等の安全の確保のための措置等に関する法律案

は、立憲民主党・日本維新の会・日本共産党による共同提案。

 

・210衆18 子育て・若者緊急支援法案

・211衆02 児童手当法の一部を改正する法律案

は両案とも、立憲民主党と日本維新の会による共同提案。

 

・211衆04 副首都機能の整備の推進に関する法律案

は、日本維新の会の単独提案。

 

・211衆05 低所得である子育て世帯に対する緊急の支援に関する法律案

は、立憲民主党の単独提案。

 

・211衆07 特定教育・保育施設における保育教諭等の配置の充実のための措置に関する法律案

は、立憲民主党と日本維新の会の共同提案。

 

・211衆15 児童虐待の防止等に関する法律の一部を改正する法律案

・211衆41 保護者等による自動車内への子ども等の置き去りの防止に関する法律案

・212衆05 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案

・212衆07 児童扶養手当法の一部を改正する法律案

・213衆28 子ども・子育て支援法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律案

は五案とも、立憲民主党の単独提案。

 

以上の法案並びに、地域活性化、子ども政策、デジタル社会形成の総合的な対策に関する件について議長に対し閉会中審査を申し入れることを全会一致で決定。閉会中審査案件が付託になった場合、委員派遣が必要の際は議長に対して委員派遣申請を行うこととし、「派遣の目的」「派遣委員」「派遣期間」「派遣地」等、所要の申請については委員長一任ということを全会一致で決定。

参考人招致により参考人から意見を聴取する場合には、参考人の出席を求めることとし、その日時・人選については委員長一任ということを全会一致で決定。

 

「通園バスの車内における幼児等の置き去りによる事故の防止その他の認定こども園等における幼児等の安全の確保のための措置等に関する法律案」については、維新と共産が、立憲を挟んで共同提案として提出している。連立政権も夢ではないかも。

 

その法案は、通園バスの車内における幼児等の置き去りによる事故が相次いで発生していることから立案された。置き去りによる事故を防止するため通園バスへの置き去り防止装置を設置することを義務付け、その費用を補助する。通園バスを利用する幼児等の安全の確保に関する指針、認定こども園等の職員の充実及びその処遇の改善のための措置等について定める。

 

このような法案ならば、自民・公明の与党も乗るべきであり、早急に成立させるべきではないか。

政府は、2022年10月に「こどものバス送迎・安全徹底プラン」を策定し、安全装置の装備を義務付けているが立法はされていないようだ。

 

事の発端となった事件のニュース

通園バス 置き去り防ぐ安全装置 設置後に降ろし忘れが なぜ? | NHK

去年7月の朝、埼玉県所沢市の認定こども園にはいつもと変わらず、園児たちを乗せた送迎バスが到着しました。

次々にバスを降りていく園児たち。ただ、後ろから2番目の席の窓際に座っていた4歳の男の子は、前の席に隠れる形で眠っていて、まだ降りていませんでした。

添乗の職員は前方から園児が残っていないかを目視で確認しましたが、その位置からは男の子は死角になっていました。

降車時にチェック表で人数の確認も十分に行われなかったため、降ろし忘れていることに気が付くことができませんでした。

運転手や添乗の職員は別の送迎ルートに出発し、15分ほどたってから園児を降ろし忘れていたことに気がつきました。車内は冷房がかかっていたため園児の体調などに問題はなかったということです。

 

子どものように身長が低いと、クルマを運転していて歩行者として気づかれにくいというのはよく知られていることだが、通園バスにおいても同様ということを社会に知らしめた。もう一つは、タワーマンションなどが増えてきて転落事故が増えていることだ。子どもの小ささを考えて設計しないと、大きな事故につながる。子どもは大人にとって想定外としてしまう事故をよく起こすものだと認識しなければならない。