ゲリラ豪雨というのは、雨量に定義はないが、1時間あたりの雨量が100mm程度、またはそれ以上となることが記録されるとたいがいゲリラ豪雨と呼ばれる。
都市域では、コンクリートやアスファルト舗装に覆われた地表面積が極めて多く、昔みられた田畑や土の部分がわずかになり、降った雨がすぐに路面を流れ、また建物に降った雨も即座に排水路に集中する。
このため、排水しきれなくなることが主な原因と分析されている。
この対策として透水性アスファルト舗装が望まれる。
自治体では補助金を出すところもあるが、国土交通省で行う公共事業では道路にこれを使うことを基本としたらどうだろう。
特定都市河川浸水被害対策法という法律がすでに施行されている。
ここの第9条に、
(他の地方公共団体の負担金)
第九条 流域水害対策計画に基づく事業であって第四条第二項第七号又は第八号に掲げる事項に関するものを実施する地方公共団体は、当該事業により利益を受ける他の地方公共団体に対し、その利益を受ける限度において、当該事業に要する費用の全部又は一部を負担させることができる。
2 地方公共団体は、前項の規定により当該利益を受ける他の地方公共団体に当該事業に要する費用の全部又は一部を負担させるときは、あらかじめ、当該利益を受ける他の地方公共団体に協議しなければならない。
というのがあるが、ここに透水性アスファルト舗装を使用することを基本とする規定を設けるべきである。
次に予算については、
通常のアスファルト舗装は平方メートルあたり3000円から8000円の程度で変動する。透水性アスファルト舗装は、それよりも少し高いくらいであり、予算額に対して影響はないと思われる。
デメリットとしては勾配のある道路には不向きというくらいである。