海洋政策、悪質ホスト、孤独死、視覚障害者の交通安全など | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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5月22日の衆議院内閣委員会は一般質疑からで、

●内閣の重要政策に関する件

●公務員の制度及び給与並びに行政機構に関する件

●栄典及び公式制度に関する件

●男女共同参画社会の形成の促進に関する件

●国民生活の安定及び向上に関する件

●警察に関する件

 

内閣委員会モノだからテーマがばらばらになるが、以下は一般質疑。

 

 

【海洋政策】●内閣の重要政策に関する件

財団法人環日本海環境協力センターに出向した経験を持つ黄川田仁志委員からの質疑。

 

 

海洋開発重点政策に至った経緯について、海洋政策担当大臣である松村祥史国家公安委員会委員長よりなされた。それによると、

総合海洋政策本部

において海洋開発重点戦略を先月26日に決定した。

海底のレアアースの採掘に向けた調査を進めることや洋上風力発電をEEZ=排他的経済水域内でも行えるようにすることなどが柱となっており、この委員会の終わりにその法案についての趣旨説明がなされることとなる。

 

日本の最も東に位置する南鳥島とその周辺の海域で、レアアースの採掘に向けて調査や試掘を行うほか、これまで領海内などに限ってきた洋上風力発電をEEZ内でも行えるようにする法整備などである。

 

また、「海のドローン」とも言われる、自動で水中を動く無人機「AUV」の実用化に向けた実証試験や衛星データなどを元にした「MDA=海洋状況把握」と呼ばれるシステムで集めた情報を資源探査などに活用することも盛り込まれている。

 

【悪質ホスト問題】●警察に関する件

立憲民主党の吉田はるみ委員は、新宿・歌舞伎町において調査し、ホスト・スカウト・海外売春などで逮捕された事例がないが、どうなっているのかを松村国家公安委員長に訊ねた。松村国務大臣は、これまで何件か海外売春あっせんを検挙していることを挙げた。吉田委員の調査によると、月に800万円稼げるからとホストに結婚をそそのかされて海外で売春させられる事案があったという。西日本出身の真美さん(仮名)は、2023年6月丈の短い花魁風の衣装を身にまとって立っていた。下着はTバックで足元は高めのヒールであるが、セクシー系コスプレ衣装とは違うのは、日の丸マークをつけていたこと。こういう形で日本を前面に出して売春をさせられていた。これは特殊な話ではなく、普通の学生が悪質なホストの被害に遭っている。夏休みに入るとリゾートバイトという形ですでに今もう募集が始まっている。

 

マカオで売春10日間「幸せにする」の言葉を信じたから…女性は ...

会社員だった女性が歌舞伎町のホストクラブを訪れたのは、昨年1月。動画投稿サイトで応援していたホストに会うためだった。目当てのホストに抱きつかれ、贈り物ももらった。結婚を見据えているとも言われ、引っ越して同居状態になった。

 要求はエスカレートした。同4月には「店のグループで人気1位になりたい」と言われ、現金とクレジットカード30枚で約1000万円を使わされた。来店と同時に300万円をカード決済されたことも。ついには店で使うカネを稼ぐため、海外で売春するよう言われた。「嫌がると怒鳴られ、物を投げつけられた。お金がなくなるのも怖かったし、彼が好きだから頑張るしかなかった」

 

などが東京新聞で報道されている。

 

売春に向かわざるを得ない経済環境も悪いが、売春をしてでも金を稼ごうという意識も悪い。

 

これらについて警察庁は把握しており、検挙もしていると松村国家公安委員長より答弁があった。何もしていないスルーしているわけではないとのことである。

 

騙された女性が悪いという意見もあるが、それは度を越えていると吉田委員は言っていたが、度を越せば騙された女性は悪くないという論理もなかろう。

 

松村国家公安委員長は、警察庁として全国の都道府県に所在する悪質なホストに対して取り締まっており、そのためにはホストクラブへの風俗営業許可取り消しなどをしている。先月では警視庁管轄下で、ホストに入れ込んだ女性客を風俗店で働かせるなどをしたホストクラブについて営業許可を取り消したという。引き続き厳正な対処と処分をするとのこと。

 

愛しているならば僕の誕生日にシャンパン300万円くらい大丈夫だろうと声を掛けられ、普通の大学生がそのためにお金を支払う、なければ風俗に入れさせられる。こんなことが続いているというわけだ。一種のマインドコントロールである。心理的威圧を与え、自由な判断をできないようになった段階で警察は取り締まることができると答弁した。

 

 

 

 

 

【孤独死対策】●国民生活の安定及び向上に関する件

孤独死・孤立が発生したのは社会環境の変化ではないかと、維新の金村龍那委員から提起があった。政府はコロナ禍の背景もあり、孤立無援の社会が発生していると答弁していた。

 

65歳以上の孤独死が今年は6万8000人になる見通しだという。

 

高齢者の孤独死6万8000人予想の衝撃 上級会社員の悲しき末路

 

人が死ぬときは、一人で死ぬ。双子で同時に生まれても同時に死ぬことはない。孤立無援で亡くなり、それを悲しむ人はそれを見ていた生きている人だ。自分はそうはなりたくないと思うからもしれないが、己が死ぬときには意識はない。このように最近思う。

 

【視覚障害者の交通安全】●警察に関する件

視覚障害者は信号機を認識できない。そのための対策について質問が共産党の塩川鉄也委員よりあった。松村国家公安委員長は不断に取り組むとして、視覚障害者のためのピヨピヨを言っていたが、これの正式名称はないのかといつも思う。

 

以前に、そのピヨピヨを設置している工事の方がいて、その機械について「おい、ピヨピヨ取ってくれ」と言っていたので、もはやピヨピヨが正式名称のようである。

 

塩川委員は、点字ブロックの他にピヨピヨ確保というものを説明した。

 

 

視覚障害者用付加装置に関する設置・運用指針の制定 ...

 

この警察庁のリンクをみても、やはり「ピヨピヨ」と「カッコー」は普通に言葉として使われている。

令和4年度末現在で、全国の信号機は20.7万あり、そのうちピヨピヨ、カッコーと言った視覚障害者向けの音声付加装置が2.1万機あるとのこと。全国には3000か所のエスコートゾーンが整備されている。

 

 

【男女の家事】●男女共同参画社会の形成の促進に関する件

国民の浅野哲委員からは、家庭における男女の家事に関する格差が大きくなっているとのこと。男性の家事参加が高いほど子供が生まれやすく、女性の社会進出のためには男性の家事が大事であるとの意見を述べた。そして勤務間インターバル制度が知られていないことについて述べた。

 

勤務間インターバル制度について

「勤務間インターバル」制度とは、1日の勤務終了後、翌日の出社までの間に、一定時間以上の休息時間(インターバル)を設けることで、働く方の生活時間や睡眠時間を確保するものです。

  労働者が日々働くにあたり、必ず一定の休息時間を取れるようにする、というこの考え方に関心が高まっています。

 

 

最後に、松村祥史海洋政策担当大臣より、以下の法案の趣旨説明があった。

 

●海洋再生可能エネルギー発電設備の整備に係る海域の利用の促進に関する法律の一部を改正する法律案(213国会閣53)

概要(PDF形式:71KB)
要綱(PDF形式:100KB)
法律案及び理由(PDF形式:258KB)
新旧対照表(PDF形式:371KB)
参照条文(PDF形式:320KB)