令和6年度 国土交通省東北地方整備局関係の予算【郡山】 | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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令和6年度一般会計予算

令和6年度特別会計予算

令和6年度政府関係機関予算

 

すでに成立した今年度予算のうち、国土交通省東北地方整備局関係の予算については、

 

○ 東日本大震災からの復興・再生の象徴となる国営追悼・祈念施設の整備等について地方公共団体と連携する。

○ 令和元年東日本台風(台風第19号)や令和5年7月の大雨等による豪雨災害、令和4年3月福島県沖を震源とする地震災害等、大規模自然災害からの復旧・復興に向けて、インフラの整備を推進する。

○ インフラ老朽化対策等による持続可能なインフラメンテナンスの実現(水道整備・管理行政の移管に伴う機能強化を含む)等も含め、国民の安全・安心を確保する社会を構築します。加えて、通学路等の交通安全対策を推進する。

○人流・物流の円滑化・活性化を図る道路ネットワークの整備やその機能を最大限発揮するための渋滞対策等の推進、脱炭素社会の実現に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)の推進として洋上風力発電の導入促進や、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを推進する。

○ 建設業の「2024年問題」の解決に向け、官民連携による建設業の担い手確保・育成や生産性向上に取り組むべく、インフラ分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進等、「東北未来『働き方・人づくり改革プロジェクト』」の進化を図る。

 

以上がポイントとなっている。

 

一般会計では、直轄で2512億円、補助で3339億円。

東日本大震災復興特別会計では、直轄で11億円、補助で303億円となっている。

 

直轄の合計は2523億円、補助の合計は3642億円であり、合計は6164億円の予算となっている。ただし、一般会計(補助)には、地方公共団体が実施する空港の予算を含まない。

 

この6164億円の他、国庫債務負担行為(ゼロ国債・平準化等)分として362億円、直轄(河川)の災害復旧費として27億円がある。

 

 

●令和6年度完成・開通予定箇所

郡山市での令和6年度につけられる国の予算は、

郡山市郡山地区事業間連携下水道事業が管渠整備で13億2500万円、大町地区都市構造再編集中支援事業が土地区画整理事業等で6億2700万円と、配分されている。

 

【郡山市郡山地区事業間連携下水道事業】

令和元年東日本台風による大雨では、越水や溢水により、死者 6 名、床上浸水 6,763 件、床下浸水 907 件の甚大な被害が発生した。

 

下水道における雨水対策は、昭和 33 年の下水道事業の認可により合流式下水道の整備を開始して以降、浸水が頻発している地区を中心に雨水幹線および雨水ポンプ場の整備などを実施。また、市民レベルでの対応を推進するため、各家庭における浄化槽転用やタンク設置による雨水貯留および止水板設置に対し補助を行うほか、内水ハザードマップを作成し市民へ情報提供を行うことで、自助力・共助力を向上させる取り組みを実施。

 

これまでの雨水幹線および雨水ポンプ場の整備による浸水対策を強化するため、平成 24 年 5月には河川と下水道の管理者が主体となり、国、県、市および学識経験者からなる「郡山市総合治水対策連絡協議会」を設置。河川や下水道等の連携による「郡山市ゲリラ豪雨対策 9 年プラン」を作成し、下水道事業について「郡山市郡山地区事業間連携下水道事業計画」を策定し、以降、国土交通省の個別補助事業である「事業間連携下水道事業」として事業を進めている。

https://micro-tunneling.com/wp-content/uploads/2021/08/2107_04.pdf

 

【大町地区都市構造再編集中支援事業】

郡山市はこれまで複数回の市町村合併により広域的な市域が形成された歴史的な背景を持っている。

 

今の郡山市に合併された町は、旧郡山市 /  安積町 / 熱海町 / 逢瀬町 / 大槻町 /  片平町 / 喜久田町 /  湖南町 / 田村町 / 富田町 / 中田町 / 西田町 / 日和田町 / 富久山町 / 三穂田町

 

であり、合併前の旧町村単位ごとの地域生活圏が配置され、各地域が公共交通機関や幹線道路等により連携する多核クラスター状の都市構造を有している。

 

そこで既存の都市基盤等を有効活用しながら、利便性の高い公共交通網を形成することで、都心部と各地域を相互に連携させる「多極ネットワーク型コンパクトシティ」を目指す。

また、鉄道や交流機能、各地区の行政センター周辺等、公共交通にアクセスしやすく一定の都市機能が集積する地区に「都市機能誘導区域」を設定し、各地域の個性を活かした拠点の形成を目指す。

 

特に、高次の都市機能が集積し、広域交流や市民生活を支える郡山中心拠点地区(郡山駅・郡山市役所周辺)については、「都市機能誘導区域」を設定し、本市のみならず、こおりやま広域圏を牽引する高次都市機能のさらなる誘導を目指す。また、高いサービス水準の公共交通網を確保し、周遊性を高め、歩いて暮らせる都市空間の形成と公共交通利用を促進する。

 

 

●誘導施設

大町地区は郡山駅に隣接し、恵まれた立地条件を有するにもかかわらず、地区内の道路が狭隘で整備が必要であり、また老朽化した建物や木造建築物が立地し、空地が点在するなど都市機能が低下している状況にあり、既存建築物の移転解体により道路等の用地を確保し、都市計画道路日の出通り線をはじめとする公共施設の整備を実施する。

●道路

・都市計画道路日の出通り線:地区内の利便性の向上や安全性を確保し、本市の玄関口にふさわしいメインストリートとして整備する。

●公共施設用地

・建築物等移転:既存建築物等の移転解体を行い、公共施設用地を確保する。