なぜか法案の審議はやたらに急ぐくせに、予算の予備費使用はいつまでも審議しようとせずたなざらしになります。
ようは国会が承諾しようがしまいが、もう使ってしまったものなんだからしょうがないだろうという発想なのでしょうか。
それならば、わざわざ国会に提出するまでもないことです。
このことについては国会議員は野党とて怒りも感じないのか、慣習にさらされて誰も疑問に思わないのでしょう。
に続き、この予算予備費使用も再提出です。
平成28年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書
http://www.bb.mof.go.jp/server/2016/dlpdf/DL2016e1011.pdf
衆議院解散前に提出していたものは順次提出したためにその1とその2がありましたが、今回は一つにまとめて提出しています。
【解散前の提出】
平成 28 年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)(承諾を求めるの件)
平成 28 年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)(承諾を求めるの件)
したがって内容は同じです。棚ざらし期間が長引いただけです。
以上の予備費については、
▽崇仁親王薨去の喪儀及び墓の営建 2億円
▽熊本地震の応急的に必要な物資の緊急支援 23.4億円
▽春の衆議院補欠選挙 4.2億円
▽秋の衆議院補欠選挙 3.5億円
▽法人税更正処分取消等請求事件判決に係る訴訟費用
▽普天間飛行場騒音損害賠償等請求事件第一審の保証金
▽北海道暴風雨・豪雨によるJR北海道への補助金
▽第 3 次普天間飛行場騒音損害賠償請求事件第二審の損害賠償金
については賛成するものとできますが、
▽財団法人和解・癒やし財団への拠出金 10億0026万5000円
については反対すべきであります。
平成29年2月27日に使用する239億8375万1000円です。
これは、法務省において訟務費の不足を補うために必要な経費であります。
その1での79億3362万6000円、
その2での239億8375万1000円
の合計は、319億1737万7000円であり、
予備費の残額は、2680億8262万3000円となります。
以上の予算予備費使用は、
財団法人和解・癒やし財団への拠出金 10億0026万5000円
については反対すべきであることから、議案には反対します。
予算の予備費使用については、維新の会は常時賛成してきていますが、この韓国への支出についての動向が注目されます。