193-H28一般会計予備費その1 | 国政報告 おおさか佳巨 福島県[県中]の生活

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平成28年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)

http://www.bb.mof.go.jp/server/2016/dlpdf/DL2016e1011.pdf

 

 

熊本地震以前の一般会計での予備費使用。

 

平成28年度は、故崇仁親王の喪儀及び墓の営建が必要となったので皇室費に予備費使用があります。

 

内閣府では、熊本地震による被災地域の緊急支援。

 

総務省選挙課では、町村信孝衆議院議長の死去に伴い北海道5区で、宮崎謙介衆議院議員が不倫報道により辞任したことに伴い京都府3区で補欠選挙が行われました。

その後、鳩山邦夫衆議院議員の死去に伴い福岡県6区で、小池百合子衆議院議員が東京都知事選挙に出馬したことに伴い東京都10区で補欠選挙が行われました。

 

町村前議長の補欠は自民党が、宮崎自民党代議士の補欠は民進党の泉健太代議士(近畿比例区復活議員を辞職して出馬)が当選。

鳩山元総務相の補欠は鳩山二郎自民党衆議院議員が、小池都知事の補欠には若狭勝代議士(東京比例区単独選出議員を辞職して出馬)が当選。

 

法務省では、訟務費の不足を補てんしました。平成28年2月最高裁による法人税更正処分取消等請求事件判決への賠償償還及払戻金、同年11月普天間飛行場騒音損害賠償等請求事件第一審判決への保証金です。

 

外務省では、平成 27 年 12 月 28 日の日韓外相会談で確認された慰安婦問題に関する合意に基づき、元慰安婦の心の傷を癒やす 措置を講じるため、財団法人和解・癒やし財団への拠出金を支出。

 

国土交通省では、平成 28 年に発生した 8 月 16 日から 9 月 1 日までの間の暴風雨及び豪雨により災害を受けた鉄道施設について、JR北海道が行う復旧に要する経費の一部を補助する経費を支出。

 

防衛省では、平成 28 年 12 月 1 日第 3 次普天間飛行場騒音損害賠償請求事件第二審判決に伴い生じた損害賠償金を支払うため、 賠償償還及払戻金の予算の不足を補う措置。

 

 

●皇室費 2億0866万7000円

宮廷費として、平成 28 年 10 月 27 日崇仁親王薨去につき、その喪儀及び墓の営建に要する経費を支出するため、2億0866万7000円。

⇒ 異議なし。

 

●内閣本府 23億4002万1000円

防災政策費として、平成 28 年に発生した熊本地震により災害を受けた地域において、避難生活の安心を確保するため、応急的に必要な物資の緊急支援に要する経費を支出。23億4002万1000円。

⇒ 異議なし。

 

●総務本省 7億7884万1000円

◇選挙制度等整備費として、春の衆議院補欠選挙。

北海道第 5 区及び京都府第 3 区選出の衆議院議員に欠員を生じたので、「公 職選挙法」第 33 条の 2 及び第 113 条の規定により、平成 28 年 4 月 24 日に補欠選挙を行うために要する経費を支出。4億2230万2000円。

 ▽候補者用無料乗車券購入費 247万7000円

 ▽候補者用無料はがき購入費 1456万円

 ▽補欠等選挙執行委託費 4億0526万5000円

 

◇選挙制度等整備費として、秋の衆議院補欠選挙

福岡県第 6 区及び東京都第 10 区選出の衆議院議員に欠員を生じたので、 「公職選挙法」第 33 条の2及び第 113 条の規定により、平成 28 年 10 月 23 日に補欠選挙を行うために要する経費を支出。

 ▽補欠等選挙執行委託費 3億5653万9000円

 

⇒ なぜか、秋の補選では無料乗車券とハガキ購入費については計上されていません。

 

●法務省 16億2185万円

▽法人税更正処分取消等請求事件判決に係る訴訟費用額確定処分に伴い生じた訴訟費用を支払うため、賠償償還及払戻金 1億3319万9000円

▽普天間飛行場騒音損害賠償等請求事件第一審判決に係る仮執行宣言に伴い生じた担保を立てるため、保証金 14億8865万1000円

⇒ 異議なし

 

●外務省 10億0026万5000円

平成 27 年 12 月 28 日の日韓外相会談で確認された慰安婦問題に関する合意に基づき、元慰安婦の心の傷を癒やす措置を講じるため、財団法人和解・癒やし財団への拠出金を支出するため。

⇒ その拠出金は元慰安婦を癒すものではなく、かえって慰安婦問題を引き続き引きずることとなるので承認しかねる。

 

●国土交通省 8億0731万6000円

公共交通安全対策費のうち、鉄道施設災害復旧費補助金として、平成 28 年に発生した 8 月 16 日から 9 月 1 日までの間の暴風雨及び豪雨により災害を受けた鉄道施設について、北海道旅客鉄道株式会社が行う復旧に要する経費の一部を補助する経費 8億0731万6000円

⇒ 異議なし

 

●防衛省 11億7666万6000円

防衛本省共通費として、平成 28 年 12 月 1 日第 3 次普天間飛行場騒音損害賠償請求事件第二審判決に伴い生じた損害賠償金を支払うため、 賠償償還及払戻金の予算の不足を補うため 11億7666万6000円

⇒ 異議なし

 

以上の予備費については、

▽崇仁親王薨去の喪儀及び墓の営建

▽熊本地震の応急的に必要な物資の緊急支援

▽春の衆議院補欠選挙

▽秋の衆議院補欠選挙

▽法人税更正処分取消等請求事件判決に係る訴訟費用

▽普天間飛行場騒音損害賠償等請求事件第一審の保証金

▽北海道暴風雨・豪雨によるJR北海道への補助金

▽第 3 次普天間飛行場騒音損害賠償請求事件第二審の損害賠償金

については賛成するものとできますが、

▽財団法人和解・癒やし財団への拠出金 10億0026万5000円

については反対すべきであります。

 

ところでこれも、平成28年度予算の予備費使用であるのだから、今年の三月末までに採決すべき事柄ではないでしょうか。この議案については未だに一度も審議されていません。