「女囚~塀の中の女たち」

【雑居房メンバー】

長田節子(演:泉ピン子) 殺人/懲役6年

小椋幸子(演:松本明子) 窃盗/懲役1年4月
一ノ瀬絵里(演:床嶋佳子) 嬰児殺人/懲役4年
森下雪乃(演:西川峰子) 覚せい剤取締法違反/懲役3年
菊本玉枝(演:赤木春恵) 詐欺窃盗/懲役5年
神野小夜子(演:中島ひろ子) 業務上横領/懲役5年
 
【別室】
竹中しおり(演:西野妙子) 傷害/懲役2年3月
 
【刑務官】
主任(演:渡辺えり子)
 
【慰問】
堀内孝雄

 

「女子刑務所東三号棟 私が出逢った史上最悪の女」
【雑居房メンバー】

太田喜美子(演:泉ピン子) 殺人・銃刀法違反/懲役15年
月島麻希(演:岩崎ひろみ) 殺人/懲役2年6月
青山志保(演:洞口依子) 現住建造物等放火/懲役5年
寺本奈緒(演:増田未亜) 覚せい剤取締法違反/懲役3年
堀井恵子(演:宮下順子) 売春防止法及び児童福祉法違反/懲役2年
喜納エミリ(演:アジャ・コング) 強盗致傷・公務執行妨害/懲役5年

【向かいの部屋】
遠藤千鶴子(演:東てる美) ?
井原?(演:大路三千緒) ?
坂本茂子(演:大方緋紗子) ?
?武美(演:?) ?

【刑務官】
杉崎?主任(演:高畑淳子)


【慰問】
東京ボーイズ

「女子刑務所東三号棟2 私、お母さんに死んでほしかった…」

【雑居房メンバー】

池田正恵(演:泉ピン子) 殺人/懲役6年
新庄康子(演:清水由貴子) 詐欺/懲役4年
奥寺キヨ(演:内海桂子) 殺人/懲役5年
河合育代(演:相田翔子) 殺人/懲役2年
野本いづみ(演:馬渕英里何) 覚せい剤取締法違反・売春防止法及び児童福祉法違反/懲役3年

【別室】
康子の知人(演:松坂和歌子) ?

 

【別工場】

すみだあい(演:アジャ・コング) 強盗・傷害/懲役4年
(アルシオン 藤田愛、山縣優子、前田美幸、高瀬玲奈)

【刑務官】
吉村由花(演:菅野美穂)
主任(演:岡本麗)

「女子刑務所東三号棟3 私たちは息子を殺しました…」
沢田久恵(演:泉ピン子) 殺人/懲役4年
若林清子(演:京唄子) 詐欺/懲役5年
岡崎知子(演:山口もえ) 殺人未遂/懲役3年
新美亜矢(演:鈴木砂羽) 住居侵入・脅迫・殺人未遂/懲役3年
原島リカ(演:星野真里) 覚せい剤取締法違反/懲役1年6月

【向かいの部屋】
桐生尚子(演:岡本麗) 殺人/懲役6年

【刑務官】
主任(演:萩尾みどり)
きくち(演:益子直美)
三原先生(演:鮎ゆうき)

【慰問】
八代亜紀

「女子刑務所東三号棟4 お母さん、死んでほしかった…娘の涙、獄舎の母の愛」

【雑居房メンバー】

花田晴枝(演:泉ピン子) 殺人/懲役6年
奥村安南(演:冨樫真) 未成年者略取/懲役2年6月
杉原千代(演:庄司照枝) 現住建造物等放火/懲役5年
山科ひかる(演:上原さくら) 覚せい剤取締法違反/懲役1年6月
福井舞子(演:牧瀬里穂) 傷害致死/懲役4年
ニマ・タボン(演:余婉齢) 強盗致傷/懲役3年6月

【別室】
高橋?(演:俵山栄子) ?

【刑務官】
主任(演:阿知波悟美)

【慰問】
島倉千代子

「女子刑務所東三号棟5 囚われ地獄の塀の中、今日も女の熱い戦いが… 懲役15年元婦警 私は負けない、娘の恨みを晴らす日まで…」
【雑居房メンバー】

太田悦子(演:泉ピン子) 殺人・殺人未遂/懲役15年
神崎花江(演:浅田美代子) 傷害・覚せい剤取締法違反/懲役4年
山崎カヨ(演:草村礼子) 詐欺・保護責任者遺棄致死/懲役7年
永居信子(演:池田真紀) 殺人未遂/懲役6年
北川未来(演:南果歩) 現住建造物等放火/懲役4年
外人(演:リアラ・ユサ)
外人(演:マリル・ハウシャン)

【別室】
花江の子分(演:柴田理恵)
女囚(演:杉村暁)
金髪の女(演:斉木真未)

【刑務官】
主任(演:神野美紀)
刑務官(演:松浦佐知子)
刑務官(演:江口憲子)

【慰問】
都はるみ

「女子刑務所東三号棟6 私だって女よ!愛に飢えた主婦は、塀の中に堕ちた」
【雑居房メンバー】

島本光江(演:泉ピン子) 傷害致死/懲役3年

野村未紀(演:熊谷真実) 事後強盗致傷/懲役3年6月
神崎泰代(演:藤吉久美子) 殺人未遂/懲役5年
山科理彩(演:三浦理恵子) 覚せい剤取締法違反/懲役1年6月
池田茂子(演:高田敏江) 殺人/懲役4年 

【慰問】
海援隊

「女子刑務所東三号棟7 私はイヤな女…入るも地獄、出るも地獄、塀の中は女たちの哀しい人生の終着駅」
【雑居房メンバー】

喜田川静江(演:泉ピン子) 殺人/懲役5年

杉下園子(演:茅島成美) 窃盗・傷害/懲役2年6月
寺田涼子(演:キムラ緑子) 詐欺/懲役3年6月
石橋沙也加(演:三原じゅんこ) 自殺関与/懲役3年
藤崎佳美(演:邑野みあ) 覚せい剤取締法違反/懲役2年
柏崎もと子(演:横山めぐみ) 現住建造物等放火/懲役6年
原島梨花(演:山田花子) 殺人未遂/懲役4年

【刑務官】
主任(演:鷲尾真知子)
刑務官(演:松坂わか子)

【慰問】
小林幸子 

「女子刑務所東三号棟8 私は嫌われ殺人犯、転落の人生は、あの日から始まった…。息子を返して!復讐鬼となった母に更生の日は?」

北川英恵(演:泉ピン子) 殺人/懲役10年
西崎千春(演:西原亜希) 覚せい剤取締法違反/懲役1年6月
小田切真央(演:賀来千香子) 殺人未遂/懲役4年

 

見てた人は分かっていると思うのですが、主人公以外の女囚のその後の様子が描かれるのもシリーズのお約束なんですよね。

まぁ、描かれないケースも稀にありますが…

 

就職したり学校に通ったりして人生をやり直そうと頑張る女囚もいれば、

再犯して刑務所に戻ってしまう女囚、そして何らかの形で命を落とす女囚も……

 

機会があれば、「女囚のその後」みたいな内容も一覧にするなりして取り上げようとは思うんですが、

今回はとりあえず悲惨なケースを「独断と偏見」で選り抜いてみようと思います。

 

▶第1シリーズ・太田喜美子(泉ピン子)。

出所後に一人娘と暮らす事を夢見ていたものの縁切りを余儀なくされ、独りで生きていく決断をし、フォークリフトの資格習得に成功・就職も叶ったものの…アルコール中毒で意識を失い、そのまま帰らぬ人に。いわゆる孤独死でした。

 

▶第3シリーズ・若林清子(京唄子)

出所後は寡(やもめ)となった元夫と暮らす事になっていたものの、刑務所から出て間もなく老人に刺殺される。この老人は、若林が犯した詐欺の被害者であり、出所する所を待ち伏せしての犯行でした。

 

▶第4シリーズ・福井舞子(牧瀬里穂)

刑務所内の火事をきっかけに主人公との関係に変化が見られ始めた矢先、野外の活動の際に突っ込んできたバイクにはねられ、そのまま即死。

 

▶第7シリーズ・藤崎佳美(邑野みあ)

房の中で最初に仮釈放が決まったものの、事件の一員ともなっていた義父からの暴行を思い出す事となりパニックに。釈放前日に首吊り自殺。

 

▶第7シリーズ・杉下園子(茅島成美)

出所後、息子夫婦から同居は拒否されていたため、生活保護を受けて一人暮らしを始めたものの、その後に餓死。

 

▶第7シリーズ・寺田涼子(キムラ緑子)

出所後はもともと雇われママをやっていたクラブを再開したものの、その後に行方不明に。作中では行方不明になった事以外の言及は何もなかったが、入所前にそのクラブで客相手に結婚詐欺を繰り返した上、謝罪も一切しなかったという経緯から、思わずゾッとするような可能性も……

 

▶第8シリーズ・小田切真央(賀来千香子)

出所後、弁護士がオーナーをつとめる高級クラブにコネでママにさせてもらうも、身体の関係を拒否した事をきっかけに失脚。住まわせてもらっていたマンションも追い出される事になった上に弁護士経由で父からの手切れ金を渡されたのがとどめとなり、自殺。

サブタイトルは「私は嫌われ殺人犯、転落の人生は、あの日から始まった…。息子を返して!復讐鬼となった母に更生の日は?」。

 

長すぎて、タイトルにおさまりきりませんでしたよ。

 

事実上、この回は女子刑務所東三号棟シリーズの最終といった所でしょうね。

シリーズあるあるの一つに「おばあちゃん囚人が必ずいる」というのがありましたが、この回ではもう泉ピン子さん自身がすっかりそれっぽくなってました。

言うても、それでも状況的には60代の設定なんかな。

 

この回は、刑務所の中の生活というよりも、「出所してから」という部分がメインとなっていて、路線変更したみたいな感じでしたね。

そういう所もまた「完結の回」を思わせるものでした。

 

賛否両論はあるけれど、私は個人的にはこの回も嫌いではないです。

これはこれで面白いと。

 

結末が、何かの作品のパクリだとか批判する声があるのも知っているんですが、私はその元の作品を知らないんで、そのあたりも何とも言えん……

 

メインの女囚を演じた面々は、泉ピン子さんのほか、西原亜希さんと賀来千香子さん。

今回、刑務所内のストーリーがメインじゃないのもあり、この3人以外はモブみたいな扱いだったかと思います。

 

主人公は、もともと教師撲殺という重罪ではあるんですが……あの教師、生徒がいじめの遺書を残して亡くなっているのにヘラヘラして私情持ち出してとことん不誠実で、腹立たしい奴で。

仮に家庭環境の原因もいくらかあったんだとしても、あの対応はない。

正直「殺されても仕方ない」とも思ってしまうんですが、そんな事はせず「出る所に出る」が正しかったんでしょうね。

殺しても解決するわけでもなく、自分が悪者になるだけですからね……。

 

言うても、子どもが亡くなっていてただでさえ精神的に疲弊して、教師のあれという状況で、冷静に正しく判断して行動しろってのも難しいんですけどね。

ただ、出所してからも似たような事をやらかしてしまってるんで……結局はもともと自分の性格の問題だったのだと自分で気付くに至るんですよね。

 

そして、中島ひろ子さんが演じる被害者の奥さんが、主人公をなじるなじる。

なんかこの展開は第5話にもあったし、デジャヴなんですがね。

ここまで来ると、「男見る目ない女」みたいな印象になりません……?


まぁ、あえて第5話でも共通する形で弁解してみると。

ああいう展開って、自分の夫がやった事を棚に上げて……みたいにも見えるんですが、作中で描かれてないだけで、事件があってからこれまた色々あったはずなんですよね。

事件が起きると動機とか経緯を裁判でも洗いざらいにされるから、夫にも落ち度があったという事実は嫌というほど知らしめられて、それであちこちから心無い事も言われただろうし。

奥さん自身も、悲惨な目に遭ってたんだと思います……。

この回では、主人公が自主的に送った慰謝料を「飢え死にしたってあんたのお金は貰いたくない!」と投げつけたのも象徴的でしたね。

状況的には、どっちみち何かしらの制裁は避けられないので、平穏な生活とは無縁だっただろうけれども。

 

身内とは一蓮托生なのが現実ですからね。

このドラマって、そういう事もかなり考えさせられる。

 

で、賀来千香子さん演じる女囚のエピソードですが。

この人も、とことん悲惨というか。

男運が悪いとも言えるんですが、結局は男の力がないと何も出来ない人だったという感じですよね。なのに、どこかでいい気になって勘違いしてしまう。

高級クラブのママになれたのも、もともとは弁護士兼オーナーと関係を持ったゆえに成立していた事だったんだけど、そこをわきまえてないからある時に突然つきはなされてしまうと。

なるべくしてなった、みたいな。

 

西原亜希さんの役は……なんか評判悪いですよね。周囲にコソコソ情報を吹き込んで人間関係をかき乱すクラッシャー的なやつ。まぁ、決して褒められた事ではないんですが……それでも、人づてで聞いた話をそのまま鵜呑みにして行動に出てしまう方もどうかと思いますからね。

 

西原亜希さんは渡鬼にも出てくる人ですが、だいぶキャラが違いますね。この回では脱力感あるフラフラ系で。

で、服役中も髪がめちゃくちゃ長い……。

女子刑務所は髪を伸ばすのも自由で規則が緩いとか言われてますけど、入浴時間は制限あるし念入りに手入れできる環境でもないので、結局は生活しやすいように自主的に短くする人が多いと聞きます。長いと、夏も冬も大変そう……。

 

主人公は、出所してから雇われていた職場で社長をケガさせて逃げるんだけど、蟹江敬三さん演じる店主の個人飲食店に行きついてひっそりと隠居という、なんだかんだ恵まれた展開。

なんなら、出所してから初めからそっち行けてれば良かったのになぁと思うぐらいに。

 

ところで、泉ピン子さんは一時期よりだいぶ痩せてるんですが、岡本麗さんも痩せましたね……。見た目はだいぶ変わってしまいましたが、声はそのままだったのですぐ分かりました、と。

サブタイトルは、「私はイヤな女…入るも地獄、出るも地獄、塀の中は女たちの哀しい人生の終着駅」。

長くてタイトルに入れたら途中で切れてました。

 

この回は、泉ピン子さん演じる主人公以外の女囚のエピソードが濃く盛り込まれていたりして、なんていうかストーリーが掴みづらい。

 

まず、主人公なんだけど、サブタイトルにもあるように確かに結構な「イヤな女」…三原じゅん子さんが演じた女囚もたいがいなんだけど、2人ともまた違ったタイプのイヤな女なんですよね。

序盤の自殺騒動も、この2人が原因を作ってるようなもんで。責任を押し付け合ってるけど、どっちも悪いでしょと。

 

ただ、この2人。服役に至るまでには、「夫にぞんざいに扱われていた」という気の毒な経緯があって、最初からあんな性格ではなかったという事が分かるだけに……。

主人公なんかは、そもそも本来はもっと刑が軽くなる罪状だったのにという状況もありましたからね。

 

そして、主人公に関しては、刑務所の中でこそイヤな女なんだけど、一人娘に対しては決してそうではなく、出所後には本当は一緒に暮らしたい気持ちはあるけれども、娘の幸せを優先したいという気持ちもあって泣く泣く自ら身を引く方向に、という感じ。

 

入山法子さんが演じた娘さん。美人だけどすごく儚い感じでしたね。

この娘がまた母親想いで、母親が起こした事件が原因で仕事を辞めざるを得なくなって振り回された身ではあるんだけど、それを「自分が手伝わなかったせいで」と考えるぐらい。

主人公も「そんな事は気にする必要はない」と娘を想いやり、お互いに責任を感じ合っていて。

 

娘の方は結婚する事になって、だけど相手方には母親の事情を言い出せずにいて、母親を「いないもの」として扱わざるを得なくなったという展開。

主人公も「そりゃそうだよね」という感じで、それでもショックが隠し切れないような。

 

こういう、娘から存在を否定されるケースって他シリーズでもありましたが、今回はまたちょっと違いましたね。

 

主人公は、自分が突き放されたという事よりも、母親として結婚する娘に何もしてあげられないという事に無念を感じていて。

要するに、娘の気持ちや幸せを尊重してあげたいからこその辛さというか。

 

他の回と違うのは、母娘の信頼関係自体はきちんとあったという所で。

それが、この話の結末に繋がっていくんですけどね。

 

そして、この回でのもうひとつのエピソードが、横山めぐみさん演じる女囚と、整備で来た聴覚障害の若い業者さんとの恋愛模様。

業者さんは、田中幸太朗さんが演じてました。

こっちのエピソードは、主人公を差し置くレベルでインパクト強かったですね。

三原じゅん子さんの女囚と三角関係みたいになったりして。

まぁ、所詮は2人の世界を一方的に邪魔するみたいな感じでしたが。

 

ところで、業者さんが女囚に一目惚れみたいな展開なんて有り得るのか?と突っ込みたくなるところですが、まぁ相手が横山めぐみさんなら十分に有り得そう()

作中でも、ルックスに関しては年齢的なものを考えても水商売で全然通用するみたいに言われてましたからね。

 

主人公の方はとにかく娘の事で精一杯で、この恋愛事情にはほぼほぼノータッチだったので、主人公の話題とこの恋愛の話題は完全に二極化してましたね。

 

さて、この回の雑居房メンバーは、泉ピン子さんと三原じゅん子さん、横山めぐみさんのほか、茅島成美さんやキムラ緑子さん、山田花子さんでした。

序盤には、邑野みあさんがいましたね。この若い女囚は、可哀想だった……。

 

三原じゅん子さんと茅島成美さんは、金八先生では生徒と教員という間柄でしたが、こんな事になるとはね()

このシリーズ、渡鬼メンバーがたびたび出てくる事は分かっていたけれど、金八先生の面々も結構出てきますね。

この回でまず突っ込まれるのは、泉ピン子さんと篠田三郎さん、赤井英和さんの三角関係みたいな展開……。

 

泉ピン子さん演じる主人公の主婦が浮気をした末に浮気相手を誤って階段から突き落としてしまい、刑務所へ。

という話で、それだけ聞けばまぁフザケンナって感想になるのも無理はないんですが。

 

ただ、主人公の家庭事情を見ると、仮に浮気自体を踏みとどまれていたとしても、遅かれ早かれ熟年離婚に至っていたのではないか……とも思ってしまいますね。

「浮気される方が悪い」みたいな理屈は決して好きではないですが。

義父の介護を全うし、夫が失業しても嫌な顔もせず励まし、率先して働く決断をする。

そんな妻に対し、夫のあの態度は無いんじゃない?と思いますから。

 

休まる暇もないぐらいの生活をし、家庭でも居心地の悪い思いをしてきた主人公ですが、それでもいざ刑務所に来てみると、やはり外での生活と服役生活の不自由さは比にならないという事に気付くのですね。

これまで当たり前だと思っていたようなささやかな自由が、刑務所の中では許されない。

 

同時に、主人公の家庭でも、これまで当たり前のように家事をつとめてきた母親が居なくなる、という事態となるわけですが……。姉・弟の母親に対する感情が対立していたのも印象的でしたね。

 

姉の方は、母親に対して「気持ち悪い」「軽蔑」といった感情が強く、全面的に父親の味方でありたいという思いが強かったんでしょうね。実際には、父親の味方というよりも、自分が許せないからこそ母親を排除する姿勢に便乗するような、そんな感じ。

 

姉の気持ちも分かるけれども、それを弟にまで押し付ける所は考えものではありました。弟の方が、客観的に物事を捉えられていたわけで。

姉は父親の肩を持つ姿勢を貫いたつもりが、それはあくまでも「自分にとってそうあってほしい」という自分本意のものだったという事が、よりによって父親の亡き後に分かってしまう。

夫婦間の事や父親の本心までは知ろうとしていなかった、という無念というか。

 

弟役は、当時に金八先生の第7シリーズで注目されていた濱田岳さんでしたが。なんていうか、面会シーンとかで思ったんですけど、細かい仕草なんかにも凝っていて、だけどなんとも自然で、演技上手いなと。

 

この回の雑居房メンバーは、泉ピン子さんと熊谷真実さんのほか、三浦理恵子さんや高田敏江さん、藤吉久美子さんでした。

 

三浦理恵子さんの演じた女囚が、なんかぶりっ子&おバカ系で可愛かったんですよね。

 

で、この回では、雑居房内で連続盗難が起こるというハプニングがあるんですが。実は、よく見ていくと誰が犯人かが分かってしまうというそういう演出もあってなかなか面白い。

この騒動の中で思うのは、犯人が判明してからもみんなよくそんな簡単に許せたな……と。結構、拍子抜けでした。

 

それにしても、あれだけプライバシーのないであろう空間の中で、よくもバレずに連続で盗みを働き続けられるなぁと思いますよね。おせちのエビとか。いつ、どうやったんだろうって。

 

あとは、個人的に布団の上で食べ物を扱うシーンは…ちょっと、、、う”……と思っちゃいます。

サブタイトルは、「囚われ地獄の塀の中、今日も女の熱い戦いが… 懲役15年元婦警 私は負けない、娘の恨みを晴らす日まで…」。

長くてタイトルに入れると途中で切れちゃいました。

 

この回では、泉ピン子さん演じる主人公は元婦警であり、一人娘を自殺に追い込んだとする複数人の青年への復讐劇からの投獄されるという重い設定です。

 

法社会では犯罪による私的制裁が許されるはずもなく、懲役15年という長期刑。

とはいえ、2人も計画的に殺していて(しかもプラスで1人を未遂)有期刑で済んでいるあたり、ある程度の情状酌量は認められてたのかもしれないよな…とも思えますけどね。

 

全体的には、いかにも「復讐はダメ」みたいな内容でモヤモヤが残る展開ではあるんですが、ただ主人公の言動にも色々と首を傾げるような点が……。

 

そもそも主人公が娘に対して母親として向き合えていたかという所ですね。

 

厳しい言い方をすると、娘が自殺に追い込まれたのは、性被害そのものよりもその後が大きい。主人公が、娘の心をケアする事ではなく加害者を罰する事しか頭になかった所ですね。

「裁判だ」「警察だ」とそういう事ばかりで、肝心な娘の気持ちは蔑ろにしていたので。とにかく徹底的に相手を裁く事こそが正しいんだと言わんばかりに。

 

性被害に関しては、事件化するにしても被害者側にとっても思い出したくもないような事やデリケートな部分まで洗いざらいに証言しなければならず、精神的な負担があまりにも大きいと聞きます。

 

好意を寄せていた男性に騙され、母親からは大ごとにしろとばかりに詰め寄られ、それだけでも相当追い詰められてたと思います。そして、母親はというとすっかり精神的に疲弊してそばにいて欲しい時にも仕事を優先し、寄り添ってくれるわけでもない。

 

そういった経緯があると……復讐が良いか悪いかという事以前に、娘の死の原因は自分にもあったのに、その責任を全て相手男性に転嫁して逆恨みしただけとも思えてしまうんですよね。

 

服役中も、色んな人から指摘されてましたからね。

「母親ではなく警察官だった」「娘にとってはお母さんでいてほしかった」「腹いせでやっただけ」と。

 

ただ、南果歩さん演じる女囚のエピソードは、個人的には……う~ん。と。

息子がいじめっ子のグループに入っちゃって、いじめた相手に復讐で殺された、という話ですが、確かに殺すのは行き過ぎとはいえ、それは身から出た錆じゃないのかなと。むしろ息子が加害者側にありながら放っておいた親こそ責任が重いのでは…?と思ってしまうんですよね。

 

言うても、いじめに関する事件が次々と問題視され、世間的にもいじめは「自殺にもつながる」「心の傷として一生残る可能性」という風に深刻に受けとめられるようになったのはこの話が放送されてから少し後の事なので、時代とも言えますけどね。

今では、この女囚の言い分は通用しづらいのではないかと思います。

 

ちなみに、この話では結末がまた不可解で。

出所した主人公が、なぜあの場所を訪れてしまったのか。ですが、きっとただの興味本位とか軽い気持ちによるものだったのかな……と。

 

全体的には、「復讐を考えるような相手がいながら、気持ちを切り替えて生きていく事」がテーマになっているように思えます。

 

主人公しかり、息子を亡くした女囚しかり、主人公に殺された青年の奥さんしかり。

 

それでも、気持ちを切り替えて生きていくには、なるべく加害者の憎しみを思い出さないようにする事は不可欠なんですが、そんな時にその加害者が、よりによって謝罪でもなんでもない形で目の前に現れたりでもしたら……。

 

主人公ももともとは、娘が亡くなった後には自分なりに気持ちを切り替えて再び警察官として仕事を再開していたのですが、その時に偶然にも加害男性の幸せそうな姿を見てしまったがために行動に出てしまったわけですからね。

 

あの結末は、そういう被害者側の心境を十分に分かっていたはずなのに、軽率な……みたいな事なんでしょうね。

 

この回の雑居房メンバーは、泉ピン子さんと南果歩さんのほか、浅田美代子さんや池田真紀さん、草村礼子さんでした。別室には、柴田理恵さんもいましたね。

終盤では、外国人も2人入って来ていましたが。

 

今回はギスギスしたような雰囲気のメンバーだったんですが、実際には自己紹介をし合ったり雑談を楽しむようなフレンドリーなメンバーで、むしろ主人公が空気を乱していたような感じでしたからね。

 

途中でいじめを受けるようになったのも……まあ元警察官である事より、そもそも態度が悪すぎた事が原因だと思います。

 

そして、この回で気になったのは、時代設定の甘さ。主人公が懲役15年という事なので、出所する展開までを描くとすると、どうしても序盤はさかのぼって90年代前半の設定にする必要があったんですが、

その時代になぜかDVDと書かれた張り紙があったり、ゲーセンにドラムマニアがあったりね。

極めつけは、慰問に50代の設定の都はるみさんが登場し、2003年の新曲を披露と。

時代を合わせる気はさらさらなさそうで、まぁ日本の時代背景に関しては追求しないで割り切るしかないんかな。という結論に。

 

あとは、金髪の囚人が年月が経ってもプリンになってなかったり、出所の時に主人公だけやたら老けて刑務官の姿はそのままとかね……。

 

このシリーズも、この回あたりからメッセージ性のようなものを盛り込む事にこだわるようになり、ギャグ要素をだいぶ減らしたような印象。

 

この回のテーマは「母娘の関係」なんですが、もっと言えば「過干渉」を題材とした話。

主人公が毒母であったという内容でした。

「過干渉」は、今でこそ精神的虐待の一種として世の中に広まりつつあるけれど、当時にしてこの内容をこれだけ忠実に取り上げたドラマは貴重ではないかと思います。

 

主人公は、お節介で世話焼き・心配性の母親像ですが、まるで娘への接し方が「育児」のまま止まっちゃっているような感じですね。

娘が1人の人間としての意思を持つ別人格であるという概念がごっそり抜けている、というか。同作では、たびたび「ペットのような育て方」という表現が使われていますが、まさにそんな感じ。

 

ストーリーは、主人公が服役してしばらく経っているであろう所から始まるのですが、間もなく牧瀬里穂さんが演じる女囚が入所し、同室になるんですね。この女囚が娘と雰囲気が似ているがゆえに、主人公は本当の娘のように世話を焼き始めると。

 

早い話、この女囚も主人公に対して自分の母親と似たものを感じていたのでしょう。ただ、母親に対しては嫌悪感を抱いているがために、主人公に対しても……という。

 

この女囚の母娘関係については、断片的なエピソードのみで多くは語られていないですが、同じく「過干渉」を受けていて健全な環境に恵まれなかったのでしょう。

拒食症を抱えている事にくわえ、虫を殺すのが苦手だったり爪を噛んでいたりと、所々でありがちな癖や特徴を持っていました。

 

そして、母親の事は恨んでいたものの、心の底から望んでいたのは「理解してほしい」という事だったのだと思います。主人公に対して「死んじゃえばいい」と発したのは、それだけ娘に恨まれるような母親であるという事を自覚してほしかったからで。

母親が危篤となった時、思う事が色々とあったのかも。

 

この回は、「この先は結局どうなったの……?」というような形で話が終わってしまうのですが、私はあの終わり方で良かったと思います。

こういう母娘の関係って、ハッピーエンド寄りにするにしても、最後にお互いに分かり合って和解みたいなそんな単純な問題ではないので、せいぜい主人公の気持ちに変化が出てきてこれから……という所でとどめておくぐらいが自然というか。

 

主人公の仮出所前にわざわざ岐阜まで再度やって来た刑事さん。普通そこまでするかよ、と思うんですが、事件の真相を知ってしまった以上は主人公の事が気になって仕方なかったんでしょうね……。事件当時はただ仕事をしただけだとはいえ、それなりにキツくあたっていたでしょうから。罪滅ぼしのつもりでもあったんだと思います。

 

主人公は、「過干渉」という名の毒母ではあったものの、あくまでも身を削ってでも娘が本当に大事だった事には変わりなく。ただ、その気持ちでしてきた行動のひとつひとつは独りよがりでしかなく、娘にとってマイナスだったという、すれ違い。

 

刑事さんは、そんな主人公に、どうしてもひとこと言っておきたかったんでしょうね……。

 

この回の雑居房メンバーは、泉ピン子さんと牧瀬里穂さんのほか、冨樫真さんや上原さくらさん、庄司照枝さん、そしてチベット人の余婉齢さん。

 

このチベット人、登場した時にはちょっと表情が恐かったのですが、いい子でしたね。

日本刑務所にやって来て、こわばっていただけだったのかも。

 

庄司照枝さんのエピソードも結構強烈でしたね。

というか前代未聞の刑務所の火事。

 

主人公が刑務所に行く事となった経緯といい、何気に驚きの要素をぶっこんだ回でした。

「女子刑務所東三号棟」シリーズの前身作であり、最初の中の最初の作品ですね。

観る限りでは、もしかしたら制作された当時はこれっきりのつもりだったのが、思いのほか反響が大きくて、結果的にシリーズ化される事となったのかなぁと思ったり。

 

そんな試行錯誤で作られたであろうこの回。つくりに若干違いがあるほか、ギャグ要素はほとんど無くて、全体的に静かというか切ない感じの雰囲気。

おそらく、城之内ミサさんの曲も影響しているのかな。

 

「女子刑務所東三号棟」シリーズでは、主題歌は一貫して「家路」なんですけど、前身作では違うんですよね。

この回では「悲しみの大地から」という曲で、他の2作(未視聴)でもまた別の曲らしいのですが、私はこの回の曲が好きです。

 

泉ピン子さんと赤木春恵さんが女囚同士で共演する、という実に貴重なドラマなんですが、そのほかにも、あの小室ファミリーだったdosの西野妙子さんが出演しているのも見どころです。時期としては、歌手デビューするちょっと前なので、かなりレアですね。

 

この西野妙子さんが演じた女囚は、獄中で出産して育児するという、他の回では取り上げられなかった唯一のケースで。

一応レディースの設定でしたが、気さくでいい子だったので、最後の方で女囚たちが彼女の味方をして暴動に出たのも分かる気はしますね……。

 

全体的には、最初の作品という事もあり、女子刑務所での生活でありがちな展開を盛り込んだような感じではありますが、様々な女囚たちの境遇を通じて女性としての生き方について触れるような回でした。

当時に話題となっていた、女性銀行員による横領事件をもとにした女囚も。

 

同作で雑居房メンバーを演じた人は、泉ピン子さんや赤木春恵さんのほか、西川峰子さん(現在の仁支川峰子)、松本明子さんや床嶋佳子さん、中島ひろ子さんもいました。西野妙子さんは、別の部屋の子ですね。

 

西川峰子さんの役も、背中全体に刺青を彫ってる女囚という事で全く触れないわけにはいかないような強烈さはあったんですが、思ったよりも割と普通の女性という印象でした。まぁ、主人公とはお互いの境遇もあって大喧嘩しちゃいますが()

 

泉ピン子さんと赤木春恵さんの共演ってだけで思うところがあるのですが、さらには吉村涼さんまで出てますからね。しかも、ピン子さん演じる主人公の娘役で……。

 

完全に、あのドラマと無関係とは言わせないキャスティングでした。

私はもともと昔から「刑務所」というものにやたら興味を持っていた変わった子供でした。

 

とはいえ、今の今まで服役する経験も逮捕歴もなければ、性格的にいわゆるお堅い仕事に就くことに向いていなかったため職員側になる事もなく、刑務所事情に関してはあくまでもメディアや身近な経験者から情報を得るような「耳年増」的な立場でこれまで来ました。

 

さて、そんな私なので、この「女子刑務所東三号棟」シリーズのヲタクレベルのファンになる事など必然的な事ではあったでしょう。

実際に視聴するとともに、今ではネットから情報が得られる環境なので、ウィキのような情報ツールであったり誰かのブログであったりで、よりこのシリーズに関する情報や視野を極めようとしました。

 

ところが。

このシリーズ、中途半端に情報が少ないんです。

ウィキでも、最低限の情報しかないんですよね。

あらゆるブログでも、取り上げる人はごく少数でした(その少数のブログの数々も、それはそれでとても興味深かったですが)。

なので、情報・視野を極めるには不十分で。

 

それならば私が自分で発信していけばいいんじゃん!と考え、完全な自己満足で始めたのがこのブログです。

 

同じくこのシリーズが好きな人の目にとまってくれると嬉しいのですが、内容的には「割と覚えているよりのうろ覚え~マニアに近い域まで達している人」向けかもしれませんね。

 

というのは、ドラマをきちんと観てない人までもが「観なくても分かる」ような内容にするつもりはないからです。

あくまでも、ストーリーの詳細を綴るのは断片的な範囲にとどめ、感想や断片的な考察をメインに心がけたいと思っています。

「観ていた人には分かる内容」という事ですね。

 

【大まかに語る】系のブログでもまるでグダグダした感じの綴り方で、「まとまりなさすぎ」「言いたい事がさっぱり分からん」「文章構成へったくそ」という印象を持たれるかと思いますが、意図的にそうしてるのであしからずと。

 

このシリーズは、前身作一部を除いて今も有料コンテンツとして公開されているんで、観たかったら観れますからね。

私も観ているし、たびたび観返したりもしてます。マニアなので。

 

ゆくゆく、出てきた女囚や刑務官たちの人物紹介や、断片的なシーンの掘り下げみたいなのも詳しく出来ればと思っています。

 

 

この話は…とにかく、序盤のシーンがキツすぎる。

このシリーズの中でも大半が、序盤は主人公が服役する事となったきっかけとなる事件のシーンになってるわけですがね。

この回では、家庭内暴力を働く一人息子に手を焼き、夫婦で共謀して眠っているところを……という。

グロ注意という意味では、前作もたいがいでしたが。

 

女囚役で出ていた京唄子さんと岡本麗さんのやり取りなど、この回でもお笑い要素が目立ちましたが、本題となる「家庭内暴力に走った息子との向き合い方」という部分もだいぶ考えさせられる要素が多かったように思います。

 

というのは、この話。

息子が家庭内暴力に走り、それがエスカレートし、主人公夫婦ともに限界に達してしまい、手にかけた……という流れで。

主人公は女子刑務所に送られ、旦那さんも共犯なので男性用の刑務所に送られ、互いに服役しながら文通で心境のやり取りをしていく、という感じの話。

 

服役し始めた当初、夫婦ともに「やるだけの事はやったはず」「こうするしか方法がなかった」という考えで一致していました。

刑事裁判では厳しい事を言われたけれども、内心では不服であったと。

 

主人公は、たびたび京唄子さん演じる詐欺犯の女囚から「自分の子供を殺した」「人でなし」となじるような事を言われていましたが、黙ってはいたものの「こっちの事情も知らずに何よ」と思っていたに違いなかったでしょう。

 

全体的にこの話では、主人公の心境に変化を生じさせたのは、亡き息子と友人だったという若い女囚の存在がきっかけとされています。演じたのは、星野真里さんですね。

 

余談ですが、亡き息子を演じたのは反田孝幸さん。この2人、金八先生に出てましたね。作中ではほとんど接点ないですが。ほんとに余談すぎ。

 

話を戻しますが、この若い女囚の存在が本当に大きかったのですが、実は京唄子さん演じる女囚が自分の身の上話をするシーンもそれなりに大きなメッセージを残しているんです。

 

「子殺し」となじってきたものの、この女囚も息子との確執を抱えており。それを、自分が未熟であったゆえだと振り返っているんですよね。

いかにも意地悪ババアのような役回りではあるんですが、実際には誰かに指摘されたり責められたりしなくても、自分の非に気付いてそれを反省出来る、根はしっかりした人のようにも思えます。

 

当時は息子の気持ちが分からなかったけれど、年月が経って当時の状況を客観視できるようになると、あの時は息子も辛い思いをしていて、自分も悪い部分があったという風に気付ける時が来たと。

 

その時に改めて発した「子供を殺すんやなかったな……」というセリフは、いつもの皮肉をこめたようなものとは違い、とても悲しそうな言い方でした。

後になって気付けても、殺してしまってたら本当に取り返しがつかない……と言いたいように。

 

そんな重大な役であったこの女囚さん。……まぁ因果応報とも言える、悲劇の結末でしたけどね。あれはギャグとして捉えて良いのかどうなのか。

どうでもいい話ですが、あのシーンのおかげで大阪での食べ歩きがしたくなりましたよ()

 

同作で雑居房メンバーを演じた人には、泉ピン子さんや京唄子さん、星野真里さんのほか、山口もえさんや鈴木砂羽さんもいました。岡本麗さんは、向かいの部屋の女囚ですね。

 

岡本麗さん、前作では主任刑務官の役だったのに……なぜ。

まぁ、このシリーズの常連さんではあるんですが。

 

あと、この回ではバレーボール大会があるんですが、コーチ兼刑務官として益子直美さんが出てましたねぇ。女性とはいえあれだけカッコいい人なので、案の定な展開でしたね……。

 

もっと語りたいところなんですが、キリがなくなりそうなのでこれぐらいにしておきましょうか、と。

 

最後に。語るほどの事でもないんですが、この回では主人公が慰問に来る矢代亜紀さんの「雨の慕情」を心の中で口ずさむシーンがあり、それが超絶オンチなんですが。

泉ピン子さんは、実際には歌手デビューもしていて歌はむしろ上手なんですよね。

 

本当に語るほどでもなかった……()