見てた人は分かっていると思うのですが、主人公以外の女囚のその後の様子が描かれるのもシリーズのお約束なんですよね。

まぁ、描かれないケースも稀にありますが…

 

就職したり学校に通ったりして人生をやり直そうと頑張る女囚もいれば、

再犯して刑務所に戻ってしまう女囚、そして何らかの形で命を落とす女囚も……

 

機会があれば、「女囚のその後」みたいな内容も一覧にするなりして取り上げようとは思うんですが、

今回はとりあえず悲惨なケースを「独断と偏見」で選り抜いてみようと思います。

 

▶第1シリーズ・太田喜美子(泉ピン子)。

出所後に一人娘と暮らす事を夢見ていたものの縁切りを余儀なくされ、独りで生きていく決断をし、フォークリフトの資格習得に成功・就職も叶ったものの…アルコール中毒で意識を失い、そのまま帰らぬ人に。いわゆる孤独死でした。

 

▶第3シリーズ・若林清子(京唄子)

出所後は寡(やもめ)となった元夫と暮らす事になっていたものの、刑務所から出て間もなく老人に刺殺される。この老人は、若林が犯した詐欺の被害者であり、出所する所を待ち伏せしての犯行でした。

 

▶第4シリーズ・福井舞子(牧瀬里穂)

刑務所内の火事をきっかけに主人公との関係に変化が見られ始めた矢先、野外の活動の際に突っ込んできたバイクにはねられ、そのまま即死。

 

▶第7シリーズ・藤崎佳美(邑野みあ)

房の中で最初に仮釈放が決まったものの、事件の一員ともなっていた義父からの暴行を思い出す事となりパニックに。釈放前日に首吊り自殺。

 

▶第7シリーズ・杉下園子(茅島成美)

出所後、息子夫婦から同居は拒否されていたため、生活保護を受けて一人暮らしを始めたものの、その後に餓死。

 

▶第7シリーズ・寺田涼子(キムラ緑子)

出所後はもともと雇われママをやっていたクラブを再開したものの、その後に行方不明に。作中では行方不明になった事以外の言及は何もなかったが、入所前にそのクラブで客相手に結婚詐欺を繰り返した上、謝罪も一切しなかったという経緯から、思わずゾッとするような可能性も……

 

▶第8シリーズ・小田切真央(賀来千香子)

出所後、弁護士がオーナーをつとめる高級クラブにコネでママにさせてもらうも、身体の関係を拒否した事をきっかけに失脚。住まわせてもらっていたマンションも追い出される事になった上に弁護士経由で父からの手切れ金を渡されたのがとどめとなり、自殺。