蒸れないブログ -246ページ目

第二章 多重存在 黒のラブレター ―小説 

「クソッ!」
自分の無力に嫌気がさした。
どうしたらいいか分からない。
そもそも、ここは探偵社だ。
失せ物探しは得意中の得意、プロ中のプロ。
故にツテはいくらでもあった。
この三日間、あらゆる方面に協力を頼んだ。
向日葵探偵社にも、小羽にも、深戒の旦那にも。情報屋にだって。

―ダメだ、情報があまりに少なすぎる。

いや、あいつらのやった事は誘拐だ。
ならば、要求があるはず・・・。で、なければ意味はない。
『桃色血走り』・・・クソ、藍染愛染を殺した報復か。
ぐっ・・・と、何かに当たりたい気持ちを抑える。
ああ、くそ、何やってんだらしくねぇ。らしくねぇ。
ただ女一人がさらわれただけだ。Coolになれってんだ。
だが、覚悟はしなくては・・・・。
最悪の事態を想定しろ。

「すまない・・・ウィル・・・俺は約束を守れないかもしれない。」

たとえそうであっても抗わなくては。
この身に宿るすべての殺意はそのためにある。
たとえ―何人殺そうと
たとえ―世界を裏切ろうと
たとえ―この身朽ち果てようとも
たった一人の―望みがかなうのならば

あいつから―すべてを奪ったものとして
この罪を背負いきる―

ならば、どうする?
現状での打開策は皆無だ。
では、本当に相手の出方をまてるのか?
この精神状態で何もしないで入れるのか?
不可能だ。
俺の怒りは収まらない。
お前が報復と言う形で俺にこたえるのならば
いいだろう。
俺も報復という形で答えよう。

いいさ、俺は本当は『わかっている』んだからなぁッ!

その時、インターホンが響いた。
向かった玄関には誰もいない。
ただし、そこには黒いラブレターが残っていたのだ。

口コミ どんな料理、作れる?

ブログネタ:どんな料理、作れる? 参加中
本文はここから

お恥ずかしながら、作れるというほどのレベルの料理は作れないんですけど

現在のところ、食費節約のため自分で作ることも当然ありまして

と言って、作れるのは・・・・
チャーハン?
残り物なんちゃってパスタ?
ギョーザ
・・・・えと、卵焼きは入れていいのかな、この場合。
一応大阪出身なのでお好み焼きと、たこ焼きは作れます。
ああ、そうそう。カレー、
ええと、一回作ったことがあるのが
豆腐ハンバーグ、
肉団子の野菜を炒めたのの甘酢あんかけ
肉じゃが

ええと、一階生の時トライして失敗したのがあれだったな

親子丼

なんか、ものすごく固い親子丼ができた。タイミングがよくわからない。

えとえと、まぁ、無理して作ったのがあったけど、
超悪評だったのが
キャベツとミンチ肉を交互に並べて、ミルフィーユ状にして、塩とコンソメスープで茹でたやつ
料理本に書いてる通りにしたつもりがどこでどう間違ったのか、味がついてなかったので、ケチャップをかけて食べました。
友達に分けると、

味がついてない、イギリス料理?とか聞かれて

いや、味付けはセルフってことで、と言うと

苦情の嵐

すまぬ、だって、鍋いっぱい使わないと、それ浮いてきちゃうんだもん。結果一人で食うには作りすぎちゃったし。

他は~、ああ、うん、このあたりから妥協で『なんちゃって残り物パスタ』がエンドレス続いた時期があったんだ。

うん、みなさん

男も料理が作れなきゃいけない時代だと日々asokatuさんのブログを見ながら反省する新塵碕行でした。

第二章 多重存在 依頼 ―小説

ビルの崩落から二日後、どう言うわけか櫃代の旦那の浮気調査に付き合わされていた。
いや、実際無駄なことだとは思う。櫃代の旦那に限って浮気はないっしょ、あの人の義理堅さは、戦国武将の逸話レベルのものがある。そうそう、俺と違って裏切りなんてまねができるはずもない。
と、さんざんさっきからAliceを説得しているのだが。
「そういう問題じゃないの!」
だ、そうだ。だったら、どんな問題だって言うんだ。
ともかく、その浮気現場と言うのが、京都大階段を建物にして三階分だけ上がったところから入れる喫茶店だった。
結局のところ、ここでの落ちはすでに櫃代の旦那が語ったことだ。
櫃代ともう一人の女とのおしゃべりを観察しながら、俺は本題を口にした。

「まぁ、とにかくAlice、ひとつ教えてほしいことがあんだけど」

「ん?」
唐突な俺の質問にAliceは、なんだその話かと振り返った。
「あんた、どこまで知ってんの?」
俺は率直に疑問に思っていたことを言った。
理屈は分からないが、彼女は何でも知っているし、すべてを理解している。彼女に解らないことはないし、もし解らないことがあれば、それは存在しないものだ。
そう以前、カザトは言っていた。
あの神様がそこまで言うのだ。嘘とは思えない。
「全部」
答えは率直だった。
今回の事件のことも?と俺は続ける。
「当然よ、サイコメトリ―使いの罪罰ユダ君。いや、今の君は融合体ね」
・・・・
そんな事まで解るのか
「ああ、わかった。あんたがすべて知ってるって認める。だから頼みごとがあるんだ」
そう、頼みごと。
これはあんたにしか語れない。
そう、今まで起こった一部始終、一切合財全てにおいて、『あいつ』はちゃんと知る権利がある。

――――

「そんな事でいいの?」
Aliceはなんでもないと言う感じで聞き返してきた。
「ああ、そうだ。」
「ねぇ、『融合体』君」
「いや、ユダでいいよ。そんな変な呼びかたされても困る。」
「なら、ユダ君。ひとつこっちからも聞きたいんだけど」
ん?
何でも知ってるあんたが質問。
聞けば答えるけど―意味なくねぇか?
「意味ならあるわよ。私がわかるのは事実。客観であって主観じゃない。」
アリスは、水をちょこっと飲んで続ける。グラスで、頬を冷やしながら、肘をつき、挑発的に、或いは意地悪い笑みを浮かべて聞いてきた。
「地下世界で自分の生首にあった気分はどうだった?」
・・・・
サディストめ、猫じゃねぇな、虎だよあんた。
「最高にエロチックだったさ。あんたみたいにな。」
俺は、苦虫噛み殺したような顔だったに違いない。
その表情を見て、何やら云々と納得したようだ。
「ユダ君は、嘘つきだけど正直ね。」
勝手に言ってろ・・・はっきりいって最悪の気分だ。
「俺、そろそろ帰るわ。用事も済んだし」
俺はその場を後にした。

京都大階段、その階段をゆっくりと下りる。
当然のことだが、長い階段だ。考え事をするには十分だし、考え事をするには実にリスキーな傾斜だ。
まるであの地下世界の段々のように・・・。

「ユダさん。」

俺にそう呼びかけてきたのは『桃色血走り』だ。
外で、ずっと待ってるなんて『いつも通りの忠犬』ぶりだ。
「仰せの通りに、霧宮瑠璃を確保しました。」
そうか、上出来だ。いつも通りよく働く。
「ごくろう。後からちゃんと可愛がってやるから楽しみにしていろ。」
「―はい」
俺は、罪罰ユダはにやりと笑った。