姉の家に泊まった日のこと。
夜、8歳の姪っ子と
床に敷いた布団で
ゴロゴロしながら、話していました。
すると、ふと、彼女が言うのです。
「あのね、○○ちゃんは頭いいから、
遊んだ後でも
宿題をあっという間に終えられるの。
でも、あたしは違うから。
先に宿題を終わらせないと、
遊べないんだ」
そうなの?
そんなに決めつけなくても…。
そう思った私は、聞き返しました。
「試しに遊んでから、宿題やってみたら?」
「ダメダメ」
すぐに反応が返ってきました。
「自分でも分かるもん!」
姪がどんな表情をしていたかは、
見えませんでした。
でも、
「自分は○○ちゃんのようにはいかない」
と、若干8歳で
何かを背負わされている雰囲気を感じて
たまらなく苦しくなりました。
悔しかった。
だから、なんとか伝えたくなりました。
「それはね、○○ちゃんができて、
さあちゃんができないからじゃないんだよ。
学校の考え方と、
○○ちゃんの頭の中が合ってるから、
○○ちゃんができるように
見えるんだよ。
でも、学校だけが正解じゃないから。
学校の教え方が、
さあちゃんに合っていたら、
今度はさあちゃんの方が
○○ちゃんよりできるかもしれない。
いつも、誰か一人だけが
できるってことはないんだからね。
ただ、合っているか
合っていないかだけなんだよ」
少し沈黙が流れました。
反応がないから、
伝わったのか伝わっていないのかも
分からない。
話が長い叔母さんだな、と
思われたかもしれない。
けれど、何かほんのちょっとでも
感じてくれたらいいなと思いました。
◇
私たちの学校教育は、多くの場合、
一つの正しいやり方を教えます。
AからBへと進む、論理的な道筋を。
そして、その道を早く、
正確に進める子が
「できる子」だと呼ばれます。
けれど、どの子も
同じ思考回路ではないのですよね。
ある子にとっては、
BからAへと遡る方が
理解しやすいこともある。
またある子にとっては、
AとBの間を
何度も行ったり来たりしながら、
時にはCやD、そしてZまで
寄り道する方が、理解しやすいこともある。
なのに、どの子にも
決まった教え方をしてしまったら…。
合わない子にとって学校は、
自分を否定され、
「できない子なんだ」という
最初の自己否定を学ぶ場所に
なってしまうと思うんです。
◇
俄然、やる気が出てきた私![]()
翌日、ちょっとした実験をしてみました。
絵を書きながら、
漢字を作っていくというものです。
例えば、「運」という漢字なら、
道の上に屋根付きの車が走っている絵。
(さて、この絵漢字は何でしょう!)
最初はあまり興味を持たなかった
姪でしたが、
ちょっとずつ参加してきて。
いつしか、
漢字に苦しんでいたはずの彼女が、
その日は3時間以上集中して
絵描き漢字を楽しんでくれるように。
(先ほどの写真と同じ漢字の、姪っ子ver.)
そして、翌日も!
同じくらいの時間をかけて
1冊の漢字絵本のようなものを
完成させられました![]()
(これは、私の絵かき漢字絵本、笑
私も頑張った!)
彼女は、覚えられなかったのでは
ありませんでした。
集中力がなかったわけでも、ない。
ただただ、機械のように
漢字をなぞるだけの宿題が、
強烈に嫌なだけだったのです。
頑張って作ったこ自分の作品。
週明けの月曜日に
学校に持っていって、
担任の先生に見せたようです。
クラスの子にも
「すごい、すごい」
と言ってもらえ、満面の笑みだったと
姉から報告を受けました![]()
この出来事から、
深く問いかけられた気がします。
子供たちに「正解」への最短ルートを
手渡すことが、本当に良いことなのだろうか、と。
いや、違うはず。
そうではなくて、
一人ひとりが自分の声に耳を澄まし、
身体を使いながら、
どの学び方が自分に合っているかを
知る場所が、学校であってほしい。
自分を肯定できる場所であってほしい。
そう願うのです。
◇
今回の姪っ子との体験は、今、
作り始めている新しい動画講座への想いを
確実に強くしてくれました。
もはや、私だけの話ではない。
「思考優位」の世界があまりに進みすぎて、
子どもたちの「身体の声」まで
かき消されてしまっている、と。
そういう意味でも、動画を完成させたい。
そして私の活動が、いつか姪っ子にも、
子どもたちにも届いてほしいと願っています。
その子だけの道が見つかる未来を、
心から祈っているから。
▼ 最後までお読みいただき、
ありがとうございました![]()
次の一歩として、記事を
ご紹介させてください^^
【一番読んでほしい記事】
■「身体派」のための動画講座。
「脳が疲弊するまで頑張りすぎた」方が、
自分を取り戻すための講座。
完成までを一緒にたどってもらえたら
嬉しいです♪
■書いているのは、こんな人です。
これまでの、私と身体の葛藤は、
こちらに綴っています。
◇
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