『王の証の力、その封印が解かれる......!一歩間違えば国と、自らをも滅ぼす力だが、リタとカグラギは互いの力を掛け合わせ、ミノンガンを封じることに成功する!そして......突如、グローディが現れる!』
・イシャバーナに現れたグローディ。
「ああうるさい......俺もさっさと、コロしてくれ......」
『不死身の化け物、だが今の王様戦隊には、それを倒す力がある......』
「死者を叩き起こして戦わせるなんて......物語でも書きたくない邪悪だ!」
「知ってるよ......憎いなら服従しろ......俺をコロしてみろ......」
ヒメノは前に進み出る。
「力を使うのか......」
ヒメノの力は鎌!?
「この鎌は、お前の命を刈り取る......この醜い力、お前にしか使わない......!執刀する......!」
「ほう、最高じゃないか......」
鎌がグローディを貫く......
(木が枯れたのはヒメノ様的には良かったのかな?)
「あらら、このままでは五道化が私だけに!?」
しかしダグデドはカメジムの心配を他所に「放っておけばいいんだよ」と反応?
倒れたグローディ。
「ついに、やりましたな......?」
するとグローディが立ち上がる!?
「何で死なねえ!?」
「こっちの、セリフだ......!」
ダグデドは「最悪だ~」と笑ってみせる......
飛び散った黒いシュゴッドソウルをかき集めて逃げるグローディ。
「ダグデド......!」
『王様戦隊に、深い絶望が襲い掛かる......とさ』
・
上機嫌で踊るダグデドにグローディの攻撃が迫る......
とっさにカメジムを盾にして凌ぐダグデド。
「何を......!?」
「俺の体は、どうなってる......どうして死なない......」
「どうなってんでしょー?何?」
「お前が......作ったんだろうが!?これが俺の腹から出てきた!」
倒れたグローディを「頑張れ!思い出せ!」と煽る宇蟲王。
・
「グローディの体からコレが出てきた......しかも大量に。意味分かる?」
「グローディはシュゴッドなの!?」
「食ったんだろ......」
「ギラ殿と、同じと言うわけですか......」
牢獄のラクレスに尋ねると
(スズメお買い物中)
「自我を失い、殺戮を繰り返す......不死身の道具になる。」
「ヒメノの力でも倒せないのはどういうことだ?あれはどんな生命でも、命だけを刈り取る力だろう?」
「......とにかく、アイツが死なねえからくりを解かねえと、下手すりゃ宇蟲王を倒す計画が根本から崩れる......!」
その時ラクレスが、ジェラミーにピンでメッセージ?
「......次は、ウチで借りていいかい?」
・ラクレスとジェラミー、地下で土仕事。
「戦士の墓を自ら掘るとは。律儀だな?」
「皆でさ。バグナラクってのは、死への関心がどうも起きなくてねえ。仲間の死を悲しむ心があれば、誰かを傷つけることもなくなるだろう?」
死者兵士になったサナギムらを埋めていく。
「ほら、埋めたらこうやって、手を組んで。祈るんだ。」
(この動作は元は何宗教なんだ?)
「......で、内緒話があるんじゃないのかい?」
「王の証の力は、君も継承しているはずだ......」
(こないだ一緒に解放されたからな)
ジェラミーの父はバグナラクの女性と逃げ、追放されたはずだが......
「初代シュゴッダム国王がわざと逃がした、という可能性もある......」
「いい行間だ。おふくろと幸せになって欲しかったのかな?」
「もう一つ。危うすぎる王の証の力を、隠すためだ......君は2000年近く、見た目は変わっていないんだろう?恐らく、君に継承された力は......『永遠の命』。」
ジェラミーの胸に埋まった宝石......
「きっとコイツだな......まさか、そんなタネと仕掛けがあったとはね?どうして、俺だけに話したんだい?」
「永遠の命は、死なないグローディを倒すカギになるかもしれない...... 長生きは、本当にいいものか?......あとは、行間を読んでくれ。」
・
ヒメノに吹っ飛ばされるギラ。
「何するんだよ!?」
「あなたがグローディと同じなら、王の証の力が効くかどうか、あなたで実験するしかないじゃない?」
「しかないで、死んじゃう」
「不死身だから大丈夫。ちょっとだけだから!」
「好きで不死身になったわけじゃない!」
するとヒメノは「その言葉は二度と言うな」と怒る......?
「誰もが死に苦しめられて......私は医師として、何度も何度もその無念に立ち会って来た......あなたの力をみんなが持っていれば......!」
「本当にそう思ってる......?僕は、怖い......死なないって、生きてるって、言えるのかな?」
ヒメノ曰く、ギラは「異常に自己治癒力が高い」。
「当り前にお爺ちゃんになる、紛れもない人間。チキュー最高の医師が言うんだから、信じなさい。」
(=実験してたら死んでいた)
ーー実験台にするなら。
「俺の方がおあつらえ向きだよ?」
ヒメノとジェラミー、王の力は正反対......
・
グローディが悪夢から起き上がる。
「俺は......コロすために作られたのか......!?」
「そうそう!お前は、この宇宙を死の世界に変えるしかねえんだ!」
・
ジェラミーの王の力を調査。
「あなたの胸の石......確かに永遠の命と呼ぶべきものね。それが体内にある限り、肉体は衰えず死ぬこともない......」
(でも子供ジェラミーから成長はしてる?)
「やっぱりコイツが、王の証の力か......」
「もし医療に転用できれば、人もバグナラクも、不老不死にすることだって夢じゃない。それに、死者を蘇らせることだってできるかもしれない......まさしく夢の医療......」
無念で倒れてしまった両親でさえも......?
(遺体残ってないから無理そう。。)
「考えてることはきっと一緒ね......」
・
黒いシュゴッドソウルを貪るグローディ。
「やる気になったんじゃな~い?」
「......どうせ死ねないなら、全員黙るまでコロし尽くす......!」
・
「死なない化け物に対抗するためには、俺たちが死を克服すればいいってわけだ......」
「簡単に言わないで。命の理を覆す選択になる......」
「分かってるよ。このことは、誰にも秘密だ。どうするべきか、俺たちだけで考えよう。」
・
両親の墓前に参るヒメノ。
「パパ、ママ......また会えるかもしれないよ......?それだけじゃないの。みんな、亡くなった大切な人に会える......大切な人を失う悲しみから解放される......ずっと、ずっと、皆で幸せにいきられる......お医者さんはお役御免。これからは目いっぱい贅沢して、我がままに生きましょう?それが、医療の、人の夢なんだよね?」
(「全員で向こうの世界に旅立つ」って意味かと思た。。)
・
ジェラミーも両親と、デズナラクの墓に参拝。
「......そういやお前さんも、不老不死みたいなもんだよな?」
「はい......幻ですから。ジェラミーのように長く生きるのは、どんな気持ちなんです?」
(どこ行ってた? 永遠の命持ってる奴多すぎww)
「面白いよ。別れもあれば、出会いもある......長い時間をかけて、絶望が希望に変わったりもする。お前さんにも会えた。」
「......照れます......」
「......でも時たま、王様戦隊の皆と、一緒にお爺ちゃんになって、一緒に墓に入りたいと、思うんだ......」
「私はどこにもいるし、どこにもいない......だからジェラミーがどこへ行こうと、私はずっと、おそばにおります......」
「......ありがとう。」
・
グローディの石を解析中に何かに気づいたヒメノ。
ジェラミーが墓参りを終えて戻ってくる。
「決めたかい?」
「......ええ。」
・
サナギムに加え、アメンジームやヲゲラジームが襲撃!
「グローディに起こされた死体でしょうか!?数が多い!」
「グローディは私とジェラミーに任せて!」
「勝算があるのか!?」
「信じてくれ!」
「分かった!頼む!」
・
グローディ本人が出現!
「うるさい......死んで、全部生きた屍になれ!」
ヒメノ、ジェラミーVSグローディ。
「......静かにしてくれ。」
同時攻撃を仕掛けていく。
「無駄だ......俺は死なない、コロせない......なのにどうして、騒々しい......」
「お前さんは、命を分かってない......!」
「決して諦めない......だから命は煌めく!」
ジェラミーの糸でグローディを拘束!
「どうする......細切れにするか?燃やし尽くすか?何をしようが、俺はずっとずっと、コロす......!」
「......診断結果を伝える。あなたは、『すでに死んでいるの』......私の力は命を刈り取る......そもそも命のない者、あなたを倒せないのは当然......」
「......俺は喋って、動いてる......それでも、死体だって?」
「お前さんはお前さん自身の能力で動く、生きた屍だ......」
「なら、コロすだけだ......みんなコロして、宇宙を死の世界にするだけだ......!」
「今のあなたを見て確信した!死の克服は、医療の夢じゃない!」
倒しても起き上がるダイヤジームやナガバジーム......
「厄介だなあ、死なねえってのは......」
「もう、立たないでくれ......!」
「死を忘れた者は、きっとあなたと同じ末路を辿る......死を求めて、死をバラまく化け物になる......!」
「俺も少しだけ、お前さんの気持ちが分かる......永遠は、寂しすぎる......とても、生き物には耐えられない...... 物語には一つだけ、無くてはならないものがある......これで、おしまいだ!」
「生を全うするために、医療はある。死があるから、生きることは美しい...... あなたの死の病は、私が治す!ジェラミーから刈り取った永遠の命を、あなたに移植する......」
「これが、お前さんが焦がれた、命だ!」
ジェラミーの王の証がグローディに飛んでいく......
(「今くらい、お嬢さんに戻ってもいいんじゃないかい?泣いてもいいんだよ?」
「......行間。メイクが崩れるじゃない......」
「じゃあ俺も......泣くわけにはいかないな......」
「......どうして夕焼けって、美しいのかしら。」
「ほんの一時の、儚いものだからさ......」
「命も、同じね......」)
・
死者兵たちを倒していく王様戦隊。
そしてグローディに命の弾丸が!
「体が、燃える......!?」
「それが、生きてる証拠......」
「最高じゃないか......」
するとグローディはキンバエジームらを復活させ、大量のセミシュゴッドを召喚!?
「神の怒り......!?」
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流石にグローディは2週またぐのねw
実験断られてキレるマッドなヒメノ様とか、(命を持ったグローディを倒すつもりだったんだろうけど)結果、神の怒り2回目を起こしてしまったとか気になるところではあるがw
ヒメノ様も「医療と死の矛盾」はとっくに克服してるのかと思ったが、ようやく気付いた形なのね。。
まだ医者としては未熟だったってところか。。
(病や死、犠牲があるから医療は成り立つ=王の力は国を亡ぼしかねないが、同時に国にとって必要な力でもある 図式には当てはまってるのか。。)
次回はグローディ最終戦?
あと4週!