《東京国立博物館》私の原点 法然さん そして焼肉の夜 | ワクワクしよう~癒されよう~! Feel Freeにアキのふらっとアレコレ♪

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二人の娘は独立
プレリタイアライフを楽しんでいます♪

引っ越し、海を跨いで11回
いろんな価値観に触れて揉まれて
世界は無限に広がっていて
こうあるべきは一つもないと

これからも柔らかな心で、導かれるように、ワクワクしながら歩いていきたいです♡

おはようございます

あきです

 

 

庭のジューンベリーがかなり色付いてきました♪

 





この日はこちらへ

 

 

 

 

 

法然と極楽浄土

 

 

 

法然さんは私の原点なんですよね

 

実家の菩提寺が先祖代々浄土宗で

お世話になった付設の幼稚園も宗教色いっぱい

 

4月のお釈迦様の誕生日には甘茶掛けをして

毎日仏様の歌を歌う日々

ルンビニ園かるたも持っていましたよ♪

 

そして法要の度にご住職から法然さんの教えを聴いていましたし

南無阿弥陀仏も必ず10回は独特のリズムで唱えていました

 

いや聞いていた(listen ではなく hear)というほうが正しいのかな?

お念仏も眠気覚ましという感じだったかしらね🙏

 

結局、ありがたい教えは全然覚えておらず(でも間違いなく良いこと言っていたはず!)

ただひたすら法然さんがこのお寺の大事な人なのね~くらい(笑)

 

今なぜこんなにもキリスト教美術に関心があるのか自分でも理解できないくらいだわ

 

 

今回、少しは自分の原点を理解しておこう!

 

と、あまり予習もせずにこちらにお邪魔した次第です

 

 

6月9日までです

 

 

法然の一生と浄土宗の成り立ち、そして垣間見える迫害の日々とその後の広がりについて

包括的に知ることができて良かったですよ

 

いまや、京都の知恩院、東京の増上寺を総本山とする大きな宗派

 

浄土宗系は仏教系でも一番割合が多いのですね

 

それもそのはず

難しいお経を読めなくても、厳しい修行をしなくても、出家しなくても

極楽浄土に行ける!から

 

南無阿弥陀仏を唱えるだけでいいから!

 

当時は平安末期の非常に世の中が荒れて、人々の心の拠り所が無かったのね

つまり、簡単だからという理由で人々の間に広まっていったのでした

 

でも面白くないのは、元々の天台宗の僧侶たち

元々法然さんは天台宗の僧侶でした

 

当時の警察官、押領使の父、漆間時国の子として生まれたものの

夜襲により父は死亡、勢至丸(法然の幼名)は父の遺言を受けて仏門に入るのです

 

「法然上人絵伝」では、夜襲にあう父、時国と矢で応戦する幼い勢至丸の姿が描かれ、胸を打ちます

 

やがて比叡山延暦寺で天台宗の僧侶として修業をし

18歳で法然房源空という名を授かります

 

つまりそもそもは天台宗のお坊さんだったわけです

 

でも、厳しい修行とお経を理解しなければ救われない人々に思いを寄せて

43歳の時に、中国の僧 善導 の専修念仏が書かれた書「観経疏」を読んでビビビ!っと来てしまったわけです

 

苦しい人々が救われる道はこれだ~~~~~!

ひたすら 南無阿弥陀仏 を唱えるだけでいい!

 

で、浄土宗を開いたのでした

 

 

簡単だから人々の間にあっという間に広がるけれど

面白くないのは天台宗の僧侶たち

 

念仏やめろ~~~!っと天皇に奏状を出したりして抵抗するわけです

 

で、ついにお弟子さんからスキャンダルが出て、法然も讃岐へ流罪に…悲しい

 

たった10か月の流罪でしたけれどなかなか京には戻してもらえず

やっと今の知恩院の場所に落ち着いた翌年に亡くなりました

 


2022年に訪れた時の知恩院



その後も反対派の僧侶に墓を破壊されたりと落ち着かなかったようですね悲しい

 

 



以下、サイトからの引用ですが

 

「阿弥陀如来立像」( 鎌倉時代)



法然入滅後一周忌に寄せて、弟子の源智の発案により制作された阿弥陀様

それほど大きい像ではないのですが、下から見上げた時の姿が本当に美しくて背筋が伸びる思いでした

今日の一番❣️

 

 

そして国宝「綴織當麻曼荼羅」(中国唐または奈良時代 當麻寺)

この展示は前期だけで見損ねてしまったのですが

 

 

原寸大の模写「當麻曼荼羅図」(貞享本)(鎌倉時代 九州国立博物館蔵)がありました

4メートル四方の大きな曼荼羅です

柔らかな色使いでありながら色鮮やかで大迫力でしたよ

 

 

 

「蒔絵厨子入阿弥陀三尊立像」(鎌倉時代 報恩時)

 


白檀で彫られ、銀の繊細な透かし彫りの光背を備えた小さな小さな

両手のひらに収まってしまいそうな厨子

蒔絵も美しく、上の蓋を開けて手前と両袖が開く造作も細やか

美しいですよ♡

 

 

 

うわぁ、これをここで見ることになるとは!

と思ってしまった狩野一信の「五百羅漢図」

 

 

増上寺所蔵の100幅の羅漢図のうち24幅が会期ごとに半数ずつ展示されます

10年かけて描き、最後の数幅は死に間に合わず弟子が仕上げたという

 

絵の迫力もさながら、このどうしても見てしまう気味の悪さ、おどろおどろしさに子供も釘付けであったろうと思われます

こういうの、男の子大好きだったりしますよね

(私も好きだったわ)

 

去年のサントリー美術館での「激動の時代 幕末明治の絵師たち」

 

 

でお初だったのですが、会場入ってすぐにこの絵だったので、度肝を抜かれたというか、そのあとの絵があまり頭に入ってこなかったという苦い思い出…(笑)

 

 

 

最後は…こんな涅槃像は他に類を見ないという木彫りの涅槃像

 

 

ココだけは写真がOKでした

 

 

象の姿がコミカルだし

 

 

これは一体・・・?

亀?なのでしょうね???

牙生えてます?

 

 


所蔵の香川の法然寺ではこんな風に飾られているようです

 

 

法然寺

 

法然が讃岐に流罪になったときに足跡を残したこの地に江戸時代に開山された寺院です

 

法然の教え 「二河白道」が体現されているお寺さんなのです

 

寺の前池が 怒りを表す「火の池」、執着を表す「水の池」 となり

その間の参道 白い道(清浄な心) を辿ると 浄土に導かれるという

 

一応、唱えるだけじゃないのよ笑

 

他にも、法然さんの遺品の手のひらサイズの水晶を抱いた涅槃像とか、徳川家康そして増上寺が江戸の総本山となる系譜、いまや最も人口の多いとされる浄土真宗への流れなど、今の私には知っておくべきだろうと思う内容でありがたかったです^^


しかし…阿弥陀様を拝む浄土宗の幼稚園で、なぜ私はお釈迦さまを一心に拝んでいたのか???はて?



ミュージアムショップでは、極楽の風呂桶(ケロリン桶の極楽版)とか、彩雲のクッションとか…今時のショップは攻めてますね〜ニコニコ



✨✨✨


 

帰り際にNHKのアンケートに答えると

「光る君へ」のメモ帳をもらっちゃいました!

嬉しい☺️

 

 

ただ、開き方が…

縦書き用のようです

どう使おう…

 

 

 ✨✨✨

 

 


そして午後から出社

仕事をサクサクっとして

 

飯田橋で熊本あか牛の焼肉ナーイト🤩

 

 

もうひたすらに焼きまくり、食べまくり、喋りまくりましたよ

 

 

〆はCanal Cafe で ジェラート♡

夜風が涼しくて気持ちの良い夜でした

 

 

 

 

 

 

今日も皆さまお健やかに♡