《泉屋博古館》で木島櫻谷 《大倉集古館》で 浮世絵の別嬪さん 桜を愛でながら | ワクワクしよう~癒されよう~! Feel Freeにアキのふらっとアレコレ♪

ワクワクしよう~癒されよう~! Feel Freeにアキのふらっとアレコレ♪

二人の娘は独立
プレリタイアライフを楽しんでいます♪

引っ越し、海を跨いで11回
いろんな価値観に触れて揉まれて
世界は無限に広がっていて
こうあるべきは一つもないと

これからも柔らかな心で、導かれるように、ワクワクしながら歩いていきたいです♡

おはようございます

あきです



今はきっと野生の血騒ぐ旅の途中ですが


予約投稿で旅直前の美術館巡りを



この日の六本木一丁目の泉ガーデンは

桜の花が盛りで本当に美しかった





新緑も美しい 泉屋博古館東京です


今回は私の大好きな 

木島櫻谷


それも桜柳図が出品されるという


やっと行ける日が決まって

焦りすぎて開館時間を確認せず、10時半過ぎに到着…

開館は11時でした


暫し近くを散策






前回の木島櫻谷展は風景画が中心でしたが



今回は

まず、住友家のあった大阪茶臼山の本邸の大広間を飾ったという大屏風 が目玉!


春夏秋冬それぞれ一双ずつ


冬は 雪枯れの木に紅梅の鮮やかさ

背景が金箔なのに静謐です


春は青く芽吹いた柳の新芽に桜

繊細な柳葉に却って桜の花が力強くも見えます


夏は燕子花

これだけ写真撮影OKでした



花弁がチロチロと銀に光るんです

顔料に何か入っているんですね

群青色の花弁が美しい



そして秋は菊

花弁は盛り上げて立体的で

今回は菊の葉がきらりと光る



本邸の見取り図がありましたが

表玄関と内玄関をそなえて


表玄関から続く表書院、裏書院合わせて54畳の大広間


ここを季節毎に飾っていたのがこの大屏風なんです

決して客人を圧倒せず包み込むような慎ましやかな大屏風に

周りを飾る調度品も趣味の良いものであっただろうと妄想全開ですニコニコ



第一展示室の中央ベンチに座って

大屏風に囲まれていると

本邸大広間にいるかのように錯覚します


妄想ですよ笑笑

行ったことないですよ^ ^



木島櫻谷といえば

最初の出会いは

京セラ美術館で出会った  寒月



今回は出会えなかったけれど

そばに置いておきたくて

こちらの本を求めました



本には

知らない作品がまだまだいっぱい!





いつか出会いたいなぁ…



第二展示室、第三展示室はお得意のもふもふ動物たち!


あの可愛いリスや狸、鹿にライオン!


円山応挙の始めた動物の写生、いわゆる「生写し」から始まった動物画の系譜も簡単にありました


応挙から始まる円山四条派の見比べも楽しい


犬に至っては、応挙のあの仔犬より櫻谷の仔犬に私は軍配を上げます


今回見て、改めて

櫻谷の構図の妙

そして 儚い命への生命賛歌

に心揺さぶられました






午前中仕事していた友人と落ち合って
駅前の ブリアンツァ で遅めのパスタランチ

その後お邪魔したのが
大倉集古館の 
浮世絵の中の別嬪さん






特に大きく目を引くものは無かったけれど

歌麿や北斎、菱川師宣らの描いた肉筆美人画

着物の美しさ、柄の合わせ方の妙、見返り美人の姿勢には西洋のマニエリスム的ひねりも感じられ、

江戸時代の戦さのなかった日々の日本に培われた文化をしみじみと味わいました


あ、地下は春画中心、苦手な方はご注意を…



夕方には行きつけ寿司屋で軽く一杯



マスオさんとノリスケさんの仕事帰りみたいだわ笑笑

気の張らない友人とのこういう時間こそ至福♡

気取らないのか一番です^ ^




さて、今頃象に襲われているかもですが…



皆様今日もお健やかに♡