どーも -21ページ目

【本】「かたみ歌」朱川 湊人

かたみ歌 (新潮文庫)/朱川 湊人
¥460
Amazon.co.jp

読みました。


内容は、
東京の下町にあるアカシア商店街を舞台に
描かれる奇妙な話。


7つの短編からなっているんですが、
それぞれ時代が異なっていて、共通した登場人物は
古本屋の店主のみ。
この店主が狂言回しのような役割となってます。


1話目が男女の情動のような話で、
そういう感じに疎いんでイマイチ入り込めなかったんですが、
読み進めてく内に入り込んでしまいました。



特に「栞の恋」は良かった!

酒屋の娘がある大学生に一目惚れする。
その学生は毎日古本屋によっているが、
ある本を毎日立ち読みしている。
その本は高価で買うことができないのでず、
少しづつ立ち読みをしている。
酒屋の娘はその本の栞に文字を書き、ちょっとした文通が始まる。
って話。
甘酸っぱいです。最後がいい!


あと、最後の「枯葉の天使」。
全てが繋がった感があって、会社の休憩室で読んでたんですが、
目頭が熱くなり、ヤバかったです。
じんわり、って感じです。


後、「かたみ歌」ってタイトルなんで、
時代によって歌のタイトルが出てきます。
それで、「時代感」を出しているという。


まとめると、以下の感じ。


「紫陽花のころ」シクラメンのかほり 1975年

「夏の落とし文」愛と死を見つめてテーマソング 1964年

「栞の恋」   好きさ好きさ好きさ、モナリザの微笑み 1967年

「おんなごころ」黒猫のタンゴ、いいじゃないの幸せならば 1969年

「ひかり猫」  世界の国からこんにちは、圭子の夢は夜ひらく 1970年

「朱鷺色の兆」 わたしを断罪せよ、人間なんて1971年

「枯葉の天使」 心の旅、赤とんぼの唄 1973年


1話目が時代としては
一番新しいっていうのも何かイイ。


ガっつり「面白い!!」ってタイプの本ではないんですが、
ホント「じんわり」って表現が似合う本と思います。


お勧めです。


では。

【本】「バカが全裸でやってくる」入間 人間

バカが全裸でやってくる (メディアワークス文庫)/入間 人間
¥599
Amazon.co.jp

読みました。


内容は、
小説バカ5人の話。


「バカが全裸でやってくる」
小学生の頃の担任の「ひょっとしたら天才かもしれない」という
一言にとりつかれ、小説を書き続けている大学生の男が、
ある日全裸で現れた男と出会い、
同じ大学の現役小説家である女性の弟子になる。


「ぼくだけの星の歩き方」
過去に栄光はあるも、文壇から取り残された男が小学生が書いた
自分の本の感想文をきっかけにやる気を出す。


「エデンの孤独」
幽霊になりながらも小説を書き続ける女性の話。


「ブロイラー、旅に出る」
職業小説家である男が、過去に影響を受けた本に再び出会い、
あの頃の気持ちを取り戻す。


「バカが全裸でやってくる」
母親が小説家である高校生である男が賞に投稿するも
なかなか受賞出来ず。


そんな5章で出来ています。



それぞれの話が繋がっていて、面白い。
小説にバカになっている人々の、
それぞれの生き方、考え方が様々で良かったです。



ただ、読後、非常に微妙な感情になりました。
爽やかな感じで終わってるんですが、同時に切ない。。。


何かに「バカ」になったことがある人であれば、
分かる感情かと思われます。


認めたくないが、理解せざるを得ない。っていう。



お勧めです。


では。

【映画】「CUBE ZERO」

CUBE ZERO [DVD]/ザカリー・ベネット,ステファニー・ムーア,デヴィッド・ヒューバンド
¥3,990
Amazon.co.jp

原題:Cube Zero
製作年:2004年
製作国:カナダ


監督:アーニー・バーバラッシュ
製作総指揮:アーニー・バーバラッシュ、ピーター・ブロック
      マイケル・パセオネック
製作:スザンヌ・コルヴァン=グールディング、
   ジョン・グールディング
脚本:アーニー・バーバラッシュ(WGA)


出演:ザカリー・ベネット、ステファニー・ムーア、
   デヴィッド・ヒューバンド、マイケル・ライリー、
   マイク・ナグ・ナーギャン、グリチャード・マクミラン


完結話、観ました。


内容は、
時間的に1作目の前に遡ります。
今作はキューブからの脱出っていう点では一緒ですが、
キューブの外部も描かれていて世界観は広がっています。


キューブ内の監視業務を行っているエリックとドッド。
いつものように監視を行っていたが、新しくキューブに入れられた
レインズが気絶している内に見た夢を見てしまったこと事から
今まで疑問に思わなかった「キューブ」の役割に疑問を持つ。
なんとかレインズを助け出そうと、
キューブ内に入り込むが・・・って話。



2作目よりは1作目に近づいた感じです。
観せ方も似ていて、1作目では人間がコマ切れになるシーンから
始まりましたが、今作は人間が溶けます。ドロドロに。
跡形もなく。。。


つかみはバッチリです。
且つ、世界観も広がっているんで2作目より面白かったです。


でも、シリーズもので時間的に、
「1→2→0」になるパターンって、どこから始まったんですかね?
「羊たちの沈黙」、「バットマン」、「Ⅹ-マン」とか。


まぁ、キャラであれ、世界観であれ、シリーズものでハマると
「なぜそうなったのか?」って興味が出るからなぁ。
今度「ソウ」のゼロとか出るんじゃないかね?
ジグソウの話とかね。


それはさておき。
メインはやっぱり「極限状態に追い込まれた人間」です。
そういう面では、「CUBE2」が抜群だったんですが、

今回はいま一つ。


1,2と同じように悪者になるキャラがいるんですが、
最後がさっぱりしてていい。


で、初めて外に出られて、脱出できるか?!って感じです。


面白かったです。


お勧めです!


では。