※特に重要と思われるファンダメンタル情報をピックアップしている
※トレンド&リスク戦略(トレード手法)で役に立つという基準で情報を載せている
※諸事情により発表予定は変更される場合がある
※情報が入り次第、上記予定を修正する場合がある
予想される値動き要因
☑ 米・PCEデフレータ、PCEコアデフレータ
☑ 米・パウエルFRB議長 講演
☑ 米・ウォーラーFRB理事 講演
☑ 日本・日銀の意見
☑ 各国が金融政策を発表した後の要人発言に注目
☑ 四半期末にともなうポジション調整
☑ イースターにともなう流動性の低下
☑ 米地銀や商業不動産のデフォルトリスク(NYCB経営破綻のリスク)
☑ 地政学リスク(とくに紅海フーシ派の動向)
☑ マネー信用が低下したことによる想定外のリスク
☑ 世界の景気減速(リセッション)リスク
☑ 中国の景気減速、経済危機リスク
☑ ゴトー日(25、29日) ※29日は月末&四半期、27日は決済締め日
☑ 高騰する株価への警戒感
☑ 高騰する金先物への警戒感
☑ 高騰する暗号資産への警戒感
☑ 日本のインフレリスク
今週の相場所感
今週は、大きなイベント通過後ということもあり、その整理(FOMCやBOJ政策金利後の要人発言に注目)がある一方で、PCEデフレータや東京都CPIというように次の政策金利を占う材料もでてきます。さらにいくつか重要指標もあります。
アメリカではPCEデフレータ、CB消費者信頼感指数、ケース&シラー住宅価格指数、新築住宅販売件数、シカゴ購買部協会景気指数、耐久財受注といった月末の指標群がでてきます。ファンダメンタル修正の余地があるでしょう。
3月末はヘッジファンドの決算もあり、株を中心に調整売買が生じやすいです。
週末はイースター(復活祭)で、キリスト教に置いて非常に重要な祭日です。アメリカだけでなく世界的に休みが多く、取引量に影響がでてきます。アメリカでは木曜に短縮取引、金曜は休み(ただし経済指標発表などあるため完全休業ではない)となります。流動性が極端にさがった中でPCEデフレータが発表されます。暴騰・暴落が起こりやすいので注意でしょう。
今週、パウエルFRB議長やウォーラーFRB理事の発言があります。とくに後者はFOMC後で最初の発言であり、かつ経済見通しについて語ります。しかもハト的だったFOMC後にタカ派のウォーラーFRB理事が何を言うでしょうか?
リスク要因は、米商業銀行リスクがまず直近の懸念でしょう。いつ経営破綻の報道が出ても不思議なく常に備えが必要です。アメリカではインフレ再燃を見越して、長期金利上昇も危惧されます。これに伴いNasdaqを中心に株価が値崩れする怖れもでてきました。Nasdaq、暗号資産、金先物が絶好調ですが、どれも金利低下を理由に買われています。すでに高すぎるため、いったん利益確定が始まれば、大きな調整は避けられません。(リスク要因については、先週と同じ文章)
ファンダメンタル修正が起きやすく、かなりの値動きが見込まれる週になりそうです。
各国金融政策の力関係に変化が出てくることが予想されます。夏にかけて10円単位の値動きが起こる事はあり得るため、よく観察し分析しましょう。
Fundalia(ファンダリア)
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