3月20日 前営業日の米国市場 pickup | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

前営業日の米国市場の総括です。

為替を知るには株式市場、長期金利、商品市場の知識が必要になります。

 

相場の何故?を知ることで、トレードは優位になります。

たとえば米国株が値動きした理由を知る事で、明日のドル相場のヒントが得られるでしょう。

 

 

 

 
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〖項目〗

1. 米長期金利/国債市場

2. 米株式

3. 米原油先物(オイル市況)

4. 米金先物(ゴールド市況)

5. 米為替市場 NY時間の為替概況

 

※他市場を知っていただきたいため、為替概況は最後に載せています

 

 

 

〔米長期金利/国債市場〕

〔米株式〕

20日の米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、史上最高値を更新した。終値は前営業日比401.37ドル高の39512.13ドル。多くの機関投資家が運用指標とするS&P500種株価指数も過去最高値を更新した。米連邦公開市場委員会(FOMC)は市場予想通り政策金利を据え置き、政策金利見通し(ドット・チャート)では年内3回としていた利下げ予想を維持した。市場では年内の利下げ予想が2回に減ると警戒する向きもあっただけに、主力の景気敏感株中心に買い安心感が広がった。
 ハイテク株の比率が高い
ナスダック総合株価指数も3日続伸し、同202.62ポイント高の16369.41と史上最高値で取引を終えた。

 

 

〔米原油先物(オイル市況)〕

20日のニューヨーク原油先物相場は3営業日ぶりに反落。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)4月限の終値は前営業日比1.79ドル安の1バレル=81.68ドルとなった。昨年10月下旬以来の高値水準とあって持ち高を調整する売りが優勢となった。EIA週間在庫統計では原油在庫が大幅な取り崩しとなったが、特段材料視されなかった。

 


〔米金先物(ゴールド市況)〕

20日のニューヨーク金先物相場は小反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心となる4月限の終値は前営業日比1.3ドル高の1トロイオンス=2161.0ドルとなった。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に大きな方向感は出なかった。ただ、金利見通しで年内3回の利下げ予想が維持されたことで米2年債利回りが大幅に低下すると、金利を生まない金に買いが集まり、時間外で2180ドル台まで上昇した。

 

 

〔為替(ニューヨーク時間)〕

20日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは3営業日ぶりに反発。終値は1.0922ドルと前営業日NY終値(1.0866ドル)と比べて0.0056ドル程度のユーロ高水準だった。ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が「今後数カ月のうちに利下げ開始に向けた確信の度合いを高められるような証拠を得られるだろう」との認識を示すと、ECBの利下げ開始時期が近づいているとの見方から、欧州市場では一時1.0836ドルまで値を下げた
 ただ、NY市場に入ると買い戻しが優勢に。米連邦準備理事会(FRB)は今日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を市場予想通り据え置き、政策金利見通し(ドット・チャート)では年内3回としていた利下げ予想を維持した。
市場では年内の利下げ予想が2回に減ると警戒する向きもあっただけに、FOMC後はドル売りが優勢となった。5時前には一時1.0923ドルと日通し高値を更新した。
 なお、パウエルFRB議長はFOMC後の会見で「インフレは大幅に緩和したが継続的な進展は保証されていない」「インフレ率は依然として高すぎる。今後の道筋も不透明」などと発言。利下げ回数を減らさなかった理由については「インフレ率が2%に向かって徐々に低下し、時には険しい道もあるという全体的なストーリーは変わっていないと思う」と話した。

 
ドル円は7日続伸。終値は151.26円と前営業日NY終値(150.86円)と比べて40銭程度のドル高水準だった。日銀が緩和的な金融環境を維持するとの見方を背景に、この日も円売りが継続。FOMC結果公表を前に思惑的なドル買いも入り、22時30分過ぎには一時151.82円と年初来高値を更新した。
 FOMCが公表したドット・チャートでは年内利下げ予想が3回に維持された一方、2025年・2026年の金利見通しが上方修正され、来年以降の利下げが昨年12月時点の予測よりも緩やかになるとの見通しが示された。市場では「景気を下支えするために利下げを急ぐ必要性はますます薄まっている。全体的には12月時点よりもタカ派的」との見方があり、当初は売買が交錯した。
ただ、そのあとに日経新聞の「日銀の追加利上げ『10月』『7月』観測」との記事が英語で伝わると円買いが強まり、4時前に一時150.73円と日通し安値を付けた。
 もっとも、当該記事はあくまでも「観測記事」との見方から、円買いでの反応は一時的だった。日銀が緩和的な環境を維持するとの期待は根強く、引けにかけては151.40円付近まで持ち直している。

 ユーロ円は続伸。終値は165.21円と前営業日NY終値(163.92円)と比べて1円29銭程度のユーロ高水準。日銀の利上げに関する記事を受けて一時164.31円付近まで売られる場面もあったが、下押しは限定的だった。日銀の緩和的スタンスが当分継続されるとの見方から、全般円売りが優勢となり、5時30分前には165.35円と2008年8月以来の高値を更新した。ダウ平均が400ドル超上昇するなど、米株式相場が底堅く推移したこともリスク・オンの円売りを誘った。
 ポンド円は一時193.54円と15年8月以来の高値、
豪ドル円は99.66円と14年12月以来の高値カナダドル円は112.26円と08年1月以来の高値メキシコペソ円は9.08円と08年10月以来の高値を更新した。

 

 

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