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相場を変動させると考えられる要因
● 米・消費者物価指数は予想より強いものの、データは鈍化
● 5/5 FOMCは0.50%の利上げ&475億㌦の量的引締め(QT)を決定
● RBA(豪州中銀)はサプライズの大幅利上げ
● ISM製造業景況指数は非常に悪い結果
● 米インフレ率にピークアウトの兆し
● 日銀が金融緩和姿勢を改めて打ち出し、金利差拡大による強い円安
● 短期的にドルは買われ過ぎの状態
● パウエルFRB議長 0.50%利上げを事実上明言
● ロシア軍はドンバス地方で攻勢を強める
● 中国GDPはやや回復 経済目標+5.5%は大きく下回る
● スウェーデン、ノルウェーのNATO加盟をロシアが牽制
● エネルギー、資源価格だけでなく穀物価格もリスク要因に
● 量的引締め(QT)は月950億㌦(国債600億㌦、MBS350億㌦)ずつ売却予定
● 米・住宅ローン金利が急騰。住宅市場の悪化懸念も
● 相対的低金利となる円相場は、金利差の観点から売られやすい展開
● 「日銀指し値オペ・ショック」。黒田BOJ総裁が最後に大仕事
● ロシア軍停滞 核兵器、生物兵器の使用リスクが高まる
● ウクライナへロシア軍が侵攻 (2/24)
FX 相場の見通し/予想
昨日は、消費者物価指数を巡り大荒れの展開となりました。予想より強かったものの、インフレの時系列トレンドはマイナスに転じています。報道では強いインフレ率と報じられていますが、そうと断言できない結果でした。長期金利を見ると、強い下げになっています。つまり機関投資家、銀行などプロの投資家は決して強い結果とは見ていません。
2020年5月以降、最も強い下落幅になった
しかも、インフレ鈍化する明瞭な理由が存在している
今日は、米・生産者物価指数(PPI)を中心に値動きするでしょう。
米国のインフレ率は鈍化傾向を示しましたが、この先に傾向が続くのでしょうか?それを確認できる経済指標の1つがPPIです。PPIはいわば工場出荷価格であるため、CPIに対し先行性を持っています。PPIが弱含みになると、将来のインフレ率は減衰するとされます。非常に注目されるでしょう。
メキシコでは政策金利が発表され、利上げが準備されています。
米国株は、CPIが予想より強かった事を意識して株売りとされ、長期金利はインフレ減衰を意識した急落となっています。結果的にリスク回避の株安・金利安が成立しました。とても混沌とした相場観になっており、海と川の区別が判然としない汽水域のような雰囲気です。もう少しデータが揃えば、トレンドがはっきりするでしょう。
相場観で気を付けるべきは、世界景気の減速です。利上げは基本的に景気が良い時に行われるものですが、現在は景気がピークアウトした可能性があります。私も金利が上がると、その国の通貨は上昇すると教えていますが、金利が景気に対し過剰な水準となった場合、流れが逆流するケースが散見されます。マーケットは、この点を考慮し始めていると考えられます。
今の相場は金利と景気のバランスも含めて見ていく必要があるでしょう。
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