〖背景と結果〗
FOMCを控え、大幅な金融引き締めが確実と言われ、さらに逆にインフレ率がピークアウトする兆し、ウクライナ戦争の影響、世界景気の減速思惑がある中での発表となりました。
結果は、非常に悪いデータとなりました。急減と言って良いでしょう。
細かいデータを見ると、仕入価格が急減、そして雇用指数も急減です。相場に悪い影響を与えると想定されます。問題は、なぜISM製造業景況指数が悪化したかという点です。すでにファンダメンタルが悪化していて、それを織り込む形で悪いデータになったという考えが1つ。もう1つは、FRBが強烈な金融引締め(利上げ)を実施するにあたり、企業側は雇用や生産などを緩めた可能性もあるでしょう。
とはいえ、ISM製造業景況指数が急激に悪化したのは間違いありません(ただ絶対値としては十分に強い)。ファンダメンタルが悪化したと見られるでしょう。FXトレードではドル売りが妥当な結果です。FXは将来の相場観を当てる投資ですから、近い将来に米景気が鈍化する。FRBの利上げ期待が弱まるなどと考えられた場合、ドル売りになります。
既に、現状のドル高相場はピークアウト目前になった可能性を示したデータかも知れないのです。
私たち個人投資家が、FXトレードで安定して勝つにはどうすれば良いでしょうか?それは狩り場(カモ)の存在を作る事です。そのためには十分な投資知識を持ち、自分よりも脆弱な存在(個人投資家)を生み出す必要があるでしょう。覆しようがない知識格差を作ってしまえば良いのです。
Fundalia(ファンダリア)