今週の相場&論点~FOMCを始め超重要イベントが出揃う!! | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

28日(月)
通常国会召集、安倍首相の表明演説
米耐久財受注・中古住宅販売成約指数(12月)

29日(火)
2002年下半期の日銀議事録公表
インド中銀政策金利
米S&Pケースシラー住宅価格(11月)

30日(水)
スペインGDP速報(第4四半期)
米ADP雇用者数(1月)
米GDP速報(第4四半期)
米FOMC政策金利
NZ政策金利
モンティ伊首相、講演

31日(木)
日本鉱工業生産(12月)
独失業者数・失業率(1月)
米PCEデフレータ(12月

米新規失業保険申請件数(1月26日までの週)

1日(金)
日本雇用統計(12月)
中国製造業PMI(1月)
ユーロ圏失業率(12月)
米雇用統計・ISM製造業景況指数(1月)

3日(日)
中国非製造業PMI(1月)


 

現在は金利差をテーマに相場が動きやすくなっています。ただし、今週のBOJ政策金利、30日のFOMCで金利に関する材料が切れるため、調整トレンドに注意が必要になるでしょう。




週末の動き

とくに大きな動きはなし




今週の見通し

米欧のファンダメンタル改善や日本の円安政策によって、今週も円安基調は続きそうです。続くと言うより、止める材料がない状況であります。今週は、FOMC、PCEコアデフレータ、米GDP、ISM、雇用統計など米国は盆と正月が一緒に来たようなイベントになるでしょう。ドル中心の相場と考えられます。マーケットは利益確定のタイミング、根拠を探しています。その辺には注意が必要であります!


また、エジプトの騒乱が地政学リスクに発展する可能性があります。暴動がスエズ運河出入り口にあるポートサイドで起こっているため、船舶輸送にリスクがあるでしょう。保険や運賃の高騰が予測されています。



ファンダメンタルなアウトローのFX-アメリカ 米国

多くの重要イベントが控えますが、最も重要なのがFOMCであります。『緩やかに拡大』とベージュブックで報じられた通り、経済指標は全般に良く、QE3の長期化が見込めない状況でしょう。リスク選好から、高金利通貨が買われるようになっています。典型的な相場といえるでしょう。


【ベージュブック・要旨】1月16日深夜

○製造業はまちまちながら6地区で拡大、3地区で縮小

○全地区で個人消費は一定の拡大を示した

全地区で経済活動は緩やかに拡大


ファンダメンタルなアウトローのFX-ユーロ圏 ユーロ圏

ユーロに関しても利下げ観測が大幅後退しました。ファンダメンタルは良くないものの、危機は緩んでいます。ECB3年物オペ(LTRO)の早期返済が始まり、かなりの額(1372億€)が返済されました。これもリスク選好要因であります。ドイツ・ユーロ圏から雇用統計が出ますので、その辺が今週の見どころになるでしょう。


ただし、ECB3年物オペ(LTRO)の返済問題は、今年の年末以降にリスク要因に転化すると私は推察しています。今のところ返済しているのは、優良行であると推察されます。この話は、日本における銀行への資本注入の事例を学ぶと良いでしょう。参考になります。


ファンダメンタルなアウトローのFX-イギリス 英国

英国のファンダメンタルが悪いことが再確認されました。日本と並んで、積極的な緩和推進国と言えそうです。早ければ2/7のBOE政策金利で量的緩和の強化を実施するでしょう。ポンドも弱い環境にあります。織り込む相場が想定されます。


ファンダメンタルなアウトローのFX-日本 日本

日本は安倍新政権が活発に動いています。円安の動きは続いています。米欧が強い状況のため、緩和を進める日本との金利差デカップリングが実現。この傾向は続いているため、円安トレンドは継続するでしょう。CPIも貿易収支も弱かったですが、それも後押し要因であります。今週は、鉱工業生産雇用統計がありファンダメンタルが確認できます。


ファンダメンタルなアウトローのFX-中国 中国

製造業PMIがでます。中国の景況感を知る上で最重要。ファンダメンタルが確認できます。


ファンダメンタルなアウトローのFX-オーストラリア 豪州

先週、四半期・消費者物価指数(CPI)が弱い内容でした。よって、豪州も利下げに向けた動きが見られるかもしれません。次回のRBA政策金利でどういう声明が出るのか注目です!


ファンダメンタルなアウトローのFX-ニュージーランド NZ

今週はRBNZ政策金利がでます。据え置きでしょう。NZには以前のような利上げの雰囲気は消えました。どういう声明になるか注目であります。


ファンダメンタルなアウトローのFX-スイス スイス

特になし


 

現在は金利差をテーマに相場が動きやすくなっています。各国間のファンダメンタルにデカップリングが見受けられ、それも通貨レートを動かす流れになっています。応援お願いいたします。