今週の相場&論点~BOJ政策金利で量的緩和拡大なるか? | Fundalia since 2007

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トレンド&リスク戦略というファンダメンタル手法を使ったFX投資
為替を最も値動きさせるのはFOMCや金融政策
ならば金利を重視して投資するのが賢いでしょう

21日(月)
米国市場は休場(キング牧師誕生日)
オバマ米大統領就任式
ユーロ圏財務相会合

22日(火)
日銀決定会合、白川日銀総裁の記者会見
独ZEW景況感指数(1月)
米中古住宅販売件数(12月)
スペイン短期債入札
ドラギECB総裁、講演
EU財務相理事会

23日(水)
日銀月報(1月)
豪消費者物価指数(第4四半期)
英失業率(12月)
英中銀議事録
世界経済フォーラム年次総会

24日(木)
日本通関ベース貿易収支(12月)
米新規失業保険申請件数(1月19日までの週)

25日(金)
日銀議事録(12月19日、20日分)
白川日銀総裁、講演
日本全国消費者物価指数(12月)
英GDP速報(第4四半期)
米新築住宅販売件数(12月)

26日(土)
EU・CELAC(ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体)首脳会議


 

現在は金利差をテーマに相場が動きやすくなっています。ただし、今週のBOJ政策金利、30日のFOMCで金利に関する材料が切れるため、調整トレンドに注意が必要になるでしょう。




週末の動き

とくに大きな動きはなし




今週の見通し

ここまで自民党による円安政策(事実上の通貨切り下げ政策)が行われてきました。海外では反発の声が上がるようになり、ドイツ・ショイブレ財務相などは日本を名指しで批判しつつあります。このまま流れは続かないでしょう。相場は『噂で買われて、事実で売る』という格言があります。


ファンダメンタルなアウトローのFX-アメリカ 米国

先週でたCPIはやや弱かったものの、ベージュブックを見ると『緩やかに景気は拡大』と判断されています。QE3の早期終結をマーケットが意識し始めており、ドル/円高騰の理由にもなっています。大きな指標はないものの、来週のFOMCを見据えた相場になるでしょう。債務上限引き上げ法案の動向も問題になります。企業決算は、アップル・グーグル・マイクロソフトなど大手IT企業のものが出ます。


【ベージュブック・要旨】1月16日深夜

○製造業はまちまちながら6地区で拡大、3地区で縮小

○全地区で個人消費は一定の拡大を示した

全地区で経済活動は緩やかに拡大


ファンダメンタルなアウトローのFX-ユーロ圏 ユーロ圏

ユーロは利下げ思惑が消えたことで、実質的に利上げ効果と同じ反応をしました。欧州危機も鳴りを潜めており、リスク選好的な動きになっています。ユーロ圏・財務相会合があり、どういう議論になるか注目です。経済指標は、ドイツからZEW景況感調査、製造業PMIがでます。景況感を測る重要な資料となります。


ZEW景況感調査に関しては、後日に分析記事を挙げます。


ファンダメンタルなアウトローのFX-イギリス 英国

今週はGDP・速報値、雇用統計がでます。2/10の政策金利への材料となるでしょう。ファンダメンタルが確認できます。


ファンダメンタルなアウトローのFX-日本 日本

日本は安倍新政権が活発に動いています。円安の動きは続いています。22日にBOJ政策金利がでますが、量的緩和拡大が見込まれます。クロス円、ドル/円に関して、ここで調整トレンドに突入する可能性があるため、注意すべき1週間になるでしょう。


ファンダメンタルなアウトローのFX-中国 中国

特になし。重要指標は来週出ます。24日にHSBC製造業PMIがでます。たまに乱高下する経済指標で、景況感が確認できます。ただし、2/1にでる製造業PMIが重要であります。


ファンダメンタルなアウトローのFX-オーストラリア 豪州

経済指標は、四半期・消費者物価指数(CPI)が重要であります。内容によっては、RBAの金融政策の行方が変わる可能性さえある重要イベント。インフレ率の鈍化が見込まれていますがどうでしょうか?


ファンダメンタルなアウトローのFX-ニュージーランド NZ

特になし


ファンダメンタルなアウトローのFX-スイス スイス

特になし


 

現在は金利差をテーマに相場が動きやすくなっています。各国間のファンダメンタルにデカップリングが見受けられ、それも通貨レートを動かす流れになっています。応援お願いいたします。