オンライン書店で本を買う | First Chance to See...

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エコ生活、まずは最初の一歩から。

 自宅からの徒歩圏に、2軒の本屋がある。以前は6軒もあったのに、次々と閉店してしまった。

 

 そこへ、このたびの新型コロナウイルス騒動である。2軒のうちの1軒はショッピングビルの一角にテナントとして入っていたため、ビルの全館閉鎖に伴い自動的に休業となってしまった。残る1軒は路面店なのでかろうじて営業を続けているけれど、こちらもこの先どうなるかわからない。

 

 勿論、今ではネット書店という便利なものがある。本を買うだけなら自宅のPCやスマホでポチり、自宅まで配達してもらうことができる。生活圏内に本屋があろうがなかろうが関係なく、そのほうが便利だからという理由でポチって買っている人も多いと思う。

 

 が、誰が何と言おうと私は本屋が好きなのだ。自ら本屋に出向いて本を直接手に取り、紙の質感を確かめた上で買いたいのだ。そのためにも近所の本屋には存続し続けてもらわないと困る。新型コロナウイルス感染予防のため休業&営業悪化で結局閉店、などという流れは何としても阻止したい。

 

 とは言うものの、1冊でも余計に本を買って本屋を応援しようにも、本屋自体が既に休業していてはどうにもならない——と思いきや、株式会社トーハンが運営するオンライン書「e-hon」では、あらかじめ自分の好きな書店を「My書店」として登録した上で本をネット購入する仕組みになっている。ネット購入した本は自宅に配達してもいいし、自分の「My書店」に届けてもらってそちらで受け取ることもできるが、どちらに配達してもらおうと、書籍の売り上げに対して本屋はマージンを受け取ることができる。つまり、ビルの全館閉鎖に伴い休業せざるを得ない本屋にもささやかながら利益が出る!

 

 素晴らしい。

 

 というわけで早速注文して購入したが、近所の本屋のサイズでは取り寄せ必須のマイナー本、『世界の馬 伝統と文化』(緑書房)。新型コロナウイルス感染が落ち着くまで、積極的にこのオンライン書店を利用することにしよう。