『世界の馬 伝統と文化』 | First Chance to See...

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エコ生活、まずは最初の一歩から。

 新型コロナウイルス感染予防のため在宅勤務を命じられてからはや2週間。漠然とした不安はあるけれど、おおむね快適に一人暮らしを満喫できている私は、恐らく相当恵まれていると思う。

 

 勤め先からは、今のところ、5月7日から再出勤せよと言われている。が、その頃には緊急事態宣言が取り下げられるほどに感染がおさまってるか怪しいものだ——5月7日どころか、6月に予定されていた「マシュー・ボーンの「赤い靴」」来日公演すらキャンセルになったというのに!

 

 チケットの払い戻し方法は5月7日以降に発表されるそうな。不意に浮いたチケット代をそのまま貯金に回すのも何だかなあという気がして、代わりに前から気になっていたが価格にひるんで手が出せなかった本をここぞとばかりに買うことにした。それが『世界の馬 伝統と文化』(緑書房)

 

 

 オールカラーで272ページ。美しい馬の写真がてんこ盛りなのは言うに及ばず、添えられた説明文がほどほどに専門的なのもいい。

 

 ただし。私としては、外出もままならない昨今、美しい馬の写真をうっとり眺めて心穏やかな時間を過ごすつもりだったのに、実際に本を開いてみると、会えるものなら会ってみたい/触れるのなら触ってみたい/乗れるものなら乗ってみたい馬を次から次へと紹介され、むしろ今まで以上に「海外旅行したーーい!」という欲が湧いてしまったではないか。ううむ、何たる計算違い。

 

 一部のページはAmazon.co.jpでも紹介されているので転載すると、

 

 

 とか、

 

 かっこいいやらかわいいやら、もうタイヘン。勿論、私が贔屓にしているウィーンのスペイン乗馬学校もばっちり紹介されていた。