ベルツ博士のエトセトラ | セルフケアクリエーター ジェニィはごきげん!

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高山おみやげ
ヨガの生徒さんからいただいた高山のおみやげ
みたらしラスクは本当にみたらしの味がしました!
ケチャップはオムレツを作った時に使いますね♪


さて、先週の土曜日にやったカモミールローション作りで「ベルツ水」というものを使うので、再度ベルツ水、そしてそれを作ったベルツ博士について調べてみました。

★ベルツ水(グリセリンカリ液)とは?
皮膚軟化剤としてひび、あかぎれに使う。
グリセリン、アルコール、水酸化カリウムを主成分とする。
凍傷初期の塗布剤としても使える。
Ph12でアルカリ性が高い。
ひじやかかとなど厚く角質化したところに使用すると効果的であるが敏感肌に使うには注意が必要。ドイツの医学者ベルツ博士の処方によるためこの名前がある。

『ベルツ花』という書籍の53ページにに「ベルツは、箱根の富士屋旅館に泊まったとき、そこの女中さんが水仕事のために手があかぎれになっているのを見て同情し、これを治すために、水酸化カリウム5.0、グリセリン200.0、アルコール250.0、蒸留水1000.0に芳性油(ママ)を適宜に加えた薬品を作り、これを与えたところ、よく効くと喜ばれたという。これがいわゆるベルツ水のおこりである。」と書いてあるそうです。

ベルツ博士(エルヴィン・フォン・ベルツ)は明治時代に日本に招かれたお雇い外国人のひとりです。
東京医学校(現在の東大医学部)で27年にわたって医学を教え、医学界の発展に尽くしました。
夫人の花子さんは愛知県豊川市のご出身です。
ベルツ水の他、草津温泉を絶賛して世界に広めたりと素晴らしい功績を残されています。

でも、私が一番興味をひいたのは「人力車の俥夫(しゃふ)の走力実験」というもの。
こちらに詳しい説明があります。

22歳と25際の二人の俥夫が選ばれ、ベルツ本人が人力車に乗り込み、車を引かせてみるという実験をした結果・・・
肉食でなくとも菜食で十分やっていけるという栄養学の仮説を暴く結果となったのでした。

でも考えてみても肉食動物は瞬発力が必要で、草食動物の方が長距離を走る(逃げる?)スタミナが必要だということは自然界を見ても明らかなわけです。
それを人間で実験したところがおもしろいと思います。
それもこの実験は、同じ人間を使って菜食時と肉食時の比較をしているところがすごい!
そんなに早く結果として現れるわけですね。

私自身はゆるい菜食ですが、みなさんに菜食をおすすめしているわけでもありません。
いいとか悪いとかではなくて、今のご自分にあった食物、食べ方を考えていただきたいのです。
おそらく、すべての人を健康にする食事というものはないと思います。
家族で同じ物を食べていても、病気になる人もいればならない人もいます。

現在においてもベルツ博士の「人力車の俥夫(しゃふ)の走力実験」は日本人にとって特に興味深い内容だと思います。
なぜなら日本の肉の消費量は1960年代までは年間3kgだったのに2000年には43kgにもなっているからです。

みなさまもご自分の食べ物についてぜひ興味をもってくださいね!

シャンティシャンティシャンティ♪