こんにちは、しもじんこと、PR現代の下島です
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
本日はウェブマーケティングに関する情報です。
1:2022年5月 Googleコアアップデートにより影響を受けたサイトと受けなかったサイト
5月26日以降、弊社がサポートしているホームページでは、ユーザー数が上がったお店がある一方、ユーザー数が下がったお店もありました。
多くのお店はほとんど変わらなかったのですが、この影響はグーグルのコアアップデートによるものと見られています。
グーグルコアアップデートとは「コア アルゴリズム アップデート」の略称で、Google社が検索アルゴリズムを見直して検索結果を大幅に改善するためのアップデートのことを指します。
このアップデートは、年に2~4回程度実施されるといわれています。その最新のコアアップデートが、2022年5月26日に実施されたのです。
参考:2022年5月25日 Googleセントラルブログ『2022年5月のコア アップデートのリリース』
2:評価基準の重要な要素である、記事の、E-A-T(専門性・権威性・信頼性)とは?
今回のグーグルコアアップデートでもそうなのですが、Google社は近年、ユーザー起点の情報サイトを評価する「ユーザーファースト」の方針を明確に打ち出しています。
ウェブマーケティングに詳しい方はすでにご存じと思いますが、特に重要視されているのは、Google社がWebサイトやページの品質を評価する時に使う評価軸のひとつと言われている「E-A-T」理論です。
E-A-T とは、
① 専門性:Expertise
② 権威性:Authoritativeness
③ 信頼性:Trustworthiness
の3つの頭文字からとったものです。
Googleというプラットフォーム自体の権威性、信頼性をさらに強固なものにし、広告営業活動を展開する上でも、SEO上「E-A-T」に立脚することはとても重要なことなのです。
今回のコアアップデートでユーザー数やアクセス数が下がったサイトの場合、どのページが下がったのか、逆に上がっているページは何なのかの検証を行い、
- E-A-Tを高める
- UX(ユーザーエクスペリエンス)を高める
- 検索クエリを参考にユーザーが求める情報を提供する
などの、SEOを軸においたサイト改善が必要となります。
参考:SEOラボ『【2022年5月最新】Googleコアアップデートとは?概要や対策など徹底解説!』
3:E-A-T(専門性・権威性・信頼性)を高める具体策
グーグルにおけるSEOの軸は、かつてのリンク数から、キーワード数へと移行し、そして最近は「E-A-T」や「UX(いわゆるユーザーの使いやすさ)」をはじめとするユーザーファースト志向へと進化しました。
ここ数年来グーグルが重要視している、専門性、権威性、信頼性を高める方法としては以下のようなものがあげられます。
① 専門性(Expertise)を高める方法
専門性は、その分野についての具体的な紹介であったり、専門スタッフの常駐、他社との違い、価値ある限定商品、得意技の紹介などがあります。
◎該当する専門分野に特化した情報量を多くする
○一次情報(実際に商品を着用した体験談など)を書く
○専門家(スタイリストなど)に取材する
② 権威性(Authoritativeness)を高める方法
権威性は、資格や受賞経歴や、有名人御用達、師匠や修行先、出身、講師経歴の開示のほか、他サイトでの引用、紹介などがあります。
◎その分野の専門家として、執筆者名・編集者名、運営会社名などを開示する
○ドメインパワーの強いサイトから被リンクをもらう
○サイテーション※ を獲得する
※サイテーション(citation)とは「引用」「言及」の意味の英語です。ウェブマーケティングの分野においては「自社以外のサイトやSNSに、サイト名やブランド名、企業・店舗名などの出典情報が引用掲載される」ことを指します。
サイテーションは被リンクのように自社サイトのURLが貼られる必要はなく、企業名やサイト名などを言及されるだけで良いと言われています。
参考:COMIX『サイテーションとは?SEO効果や獲得方法について紹介します!』
③ 信頼性(Trustworthines)を高める方法
信頼性には、お客さまの評価、事例紹介、報道された経歴などのほか、次のようなものがあります。
◎情報を詳しく開示する
○データ、お客さまの声や事例などに基づく分析情報を紹介する
○専門性の高いサイトから情報を引用する
この、専門性・権威性・信頼性ということは、リアル店舗の運営においてもますます重視されてくる要素と予想します。
「E-A-T」理論を活かして、より強固なストアブランド力の醸成に取り組んでみてはいかがでしょう。
参考:WEB幹事『SEO対策に最重要のE-A-Tとは?3つを高める対策も紹介』
【このブログの著者】
下島 仁 Hitoshi Shimojima
株式会社 PR現代 代表取締役社長 マーケティングディレクター
2010年4月よりPR現代三代目代表取締役に就任。理念経営をベースにした「ネクストショップ」を提唱、理論化。次世代の顧客づくりと経営者づくりが使命。
『ザ・ネクストショップ』次世代の顧客を創造する「ウェボリューション」実践法(セルバ出版)を2019年に発刊。アメブロ「しもじんのストアブランド・マーケティング」
ジュエリー小売業のマーケティング実践勉強会「JMG」主宰者。