待つとは言ったものの、耐えきれなかった私は熟考の末、彼にラインを送ってみることにした。


一度電話がしたい。私に何かできることはないか。


そう聞くと、彼からすぐに返事が来た。


「だいぶ長いこと待たせて申し訳ない」と。


過去に私が待たせた時間の30分の1にも満たないのに謝られて、私はもうどうしようもない気分になった。



彼は、私たちの将来について、「結論は大体出た」とした上で、「今俺のことどれくらい好き?」と聞いた。


おそらく、前回、私が待たせすぎた時には、彼の気持ちも冷めてしまっていたので、同じことが起こっているか聞いておきたかったのだろう。


私は、待っている間、食事と睡眠がまともに取れないほど彼のことが好きだった。大好きと伝えたくて伝えたくて仕方がないけれど、待つと言った手前、ラインは送れない、という状況だった。


ようやくそこから解放されて、私は彼に大好き、と伝えた。


彼は、「じゃあ、俺も大好き。不安にさせてごめんね。」と言ってくれた。


後から読み直すと、じゃあ、って何やねん、と思ってしまうが、安心して泣けて泣けて仕方がなかった。


彼の中で、私への気持ちがよく分からなくなった原因としては、簡単に言うと、

「好きと言われてもそれが真意かどうかいまいちわからず、片想いの状態になってしまっているかもしれず、気持ちが置いてけぼりになっているという不安があった」らしい。


今思えば少々メンヘラである。

しかし、そのような心境にさせた理由は私の中にもある(が、それが何かはいまいち分からない) ので、メンヘラだと言って責めることはできない。


私は、好きではない時には、嘘でも、好き、と書けない性格なので、好きって言う時には本当に好きなんだよ、と伝えたら安心してくれた。


そしてようやく、私たちの関係は元に戻り、平和な日々を再開することができた。


彼のことをもっと大事にしよう、不安なことがあったらすぐにお互いに言おう、と強く思った出来事であった。


彼の気持ちが私の元にないようなので、少し待ってるね、とラインをしてみたものの、待っているのはかなり苦痛であった。私は、彼に手紙を書いてラインで写真を送ったが、それには既読がついたまま返信がこない。


待ってると書いたのは自分だ。


しかし、ありえんほど辛い。


食事が喉を通らない。


夜眠れない。


夜眠れたとしても、返信が返ってくる夢を見て、起きて夢だと気付いて泣く。


この時期は、課題が山積みでテストにも追われる日々を送っていたのだが、勉強を頑張ったら、彼が連絡くれるかな、とか勝手に願掛けして頑張っていた。


しかし、もちろん、何も連絡はない。


変な願掛けのお陰で私は過去最大級の集中力を発揮し、課題をどんどん終わらせた。


しかし、課題が終わった時にほめてくれるひと、大変な時に大変だねって言ってくれるひとがそこにいない。


気づけば私はいつのまにかずっと泣いていた。


そして、過去のことを反省していた。


私は、夏前、彼に対し、別れたいかもしれない、などと告げ、返信を1ヶ月も待たせた。彼は、そのストレスで当時激やせしていた。私には、その辛さがイマイチ理解できていなかった。


そして今回、返信を待つことがこんなに辛いのを知らなかった。

ごめん、今までいっぱい辛い思いさせた。


初めてそれに気付いた。


でも、謝りたくても、返信が来ないので何も送れない。変に送ると、さらに彼が離れて行くかもしれない。


私は、ほとんど食べず、ほとんど寝ず、気づけばぽろぽろと泣きながら課題をするという36時間を過ごした。


そう、わずか36時間ほどの話だ。

たった12日の話だ。

なのに、大好きな人が離れて行く怖さと不安で、私はすでに押しつぶされていた。


このままでは冗談抜きで死んでしまうと思った私は、ついに彼にラインをしてみることにした。


私は、彼に対しての嫉妬心と劣等感について、ラインで彼に打ち明けた。


彼は困惑していたように思う。


彼は、「それなら、授業とかテストとかの話はあまりしないでおくね」と言ってくれたが、それでは根本的な解決にならないなというのが正直なところであった。私としても、彼の愚痴は時々聞いてあげたいし、テストの応援もしたい。


だが、そんな、もやもやした感情のままラインをしていると、雰囲気はどんどん重くなっていった。


かわいいスタンプで空気を変えようとしても何の効果もなかった。

また、電話をして直接話をしようとしても、時間が合わずに無理だったのと、電話しようとする気力もあまりなかった。


彼も私も、状況が悪化の一途を辿っているのは分かっていた。私はなんとか修復したいと思っていた。


だからこそ、彼から

「この状況をなんとかしようとする気力も起こらんのはなんでやろう」

というラインが来た時は絶句した。

彼は、自分は少し疲れているかもしれないと言った。

私は、このまま話し続けても悪化しかしないと思ったので、彼の気持ちが戻ってくるのを少し待つことにした。