こんにちは、和久田ミカです。
プロコーチ養成講座・基礎クラスの募集は、１０日からに変更します。
今日のテーマは、「カウンセリングに共感や同情はいらない」。
コーチ、カウンセラー、相談業、支援業の方は ぜひ読んでね。
以前、facebookにこんなことを つぶやきました。
もし、相談業を仕事にしたいなら、
救いたい
役に立ちたい
不幸な人を幸せにしたい
などと思わないことだと思う。
救わなきゃいけない人
役に立たせてくれる人
私より不幸な人
を求めて 仕事をしようとしても、うまくいかない。
そんな、卑下と傲慢が入り混じった支援者に、お金払わん。
反対に、お金払った方がいいかもよ。
役に立たせてくれてありがとう、
私のアドバイスを聞いてくれて うれしいです、って。
この考え方の原点は、心屋仁之助さん（以下ぢんさん）の カウンセリングを受けたことにあります。
ほんの20分間ほどでしたが、私の人生を変えたのですよ。
（ぢんさん、またグループカウンセリングを再開されました！）
ぢんさんに 初めてお会いしたのは、２０１０年。
あー、もう14年かあ。
ずーっと 著書やメルマガのファンだったので、思い切って グループカウンセリングに伺いました。
今では毎週のように行っている東京ですが、当時はお上りさん状態で ドキドキ渋谷。
当時の写真。↓
わたし、若い（で、痩せてる）。ぢんさん、今の方が若い。
そして、カメラの解像度が低い。
そこでのカウンセリングは とても衝撃的なものでした。
ぜんぜん、「共感」がなかったの。
「へ～、ほ～、そうなんや～」
そう言いながら、ホワイトボードに私が話したことを整理するぢんさん。
それまでは、カウンセリングやコーチングを受けるたびに、
「大変でしたね！」
「つらい思いをされましたね！」
「よく生きてこられました！」
なんて 称賛（？）いただくことが多かったので、
「え？！えええええええ ∑(ﾟωﾟﾉ)ﾉ 共感は？！」
ある意味、衝撃でした。
でも、それが よかった。
私の中にある
「やさしくされたい」
「大変だったね、と ほめられたい」
「すごい体験したんですね、と 特別扱いされたい」
そんな思いに気づかざるを得なかったから。
不動明王を思い出しました。
仏像って、一般的には やさしい姿、おだやかなお顔立ちをしています。
でも、不動明王はちがう。
インドの破壊神シヴァが起源らしく、どれも 炎を背負って こわい表情をしています。
それは、悪を断ち、仏の道に導くことで 人々を救う役目を担っているから。
剣を持っていたりしますが、戦いの神ではありません。
迷いの世界から、煩悩を断ち切るように導く 慈悲深い仏さまだそうです。
私の中では、ぢんさんと イメージが かぶるのですよね。
あのカウンセリングのときにも、感じたなあ。
なので、私の個別相談（コーチングやセラピー）も、基本的に あまり共感しません。
あなたの中にある、いろいろなものに 気づいてほしいから。
もやもやザワザワしていい～。
苦しかった出来事や思いを 受けとめることはするけれど、私のフィルターを通して、
「悲惨な目にあった、かわいそうな人」
というレッテルを貼らないようにしています。
大変な目にあった人はいる。でも、かわいそうな人じゃない。
苦労を背負ってきた人はいる。でも、みじめな人じゃない。
ひどいことをされた人はいる。でも、被害者じゃない。
心が折れてしまうときはある。でも、弱いわけじゃない。
「かわいそうメガネ」で見ないこと。
コーチとして、カウンセラーとして、とても大切なことだと感じています。
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