こんにちは、和久田ミカです。
昨日の続きです。


カウンセラーやコーチ、コンサルタント、施術者、ヒーラー、占い師、お医者様、教師などはいませんか?
(→以下、まとめてセラピストと呼びますね)
今日は、私はあなた、あなたは私、という視点から、心の仕組みについてお話します。
あなたがそうならないためにも、クライアントとして傷つかないためにも。
さて。
「投影同一化」や「逆転移」いう言葉を聞いたことありますか?
自分のネガティブな感情を、他者に投影して 自分と向き合うことを避けることです。
感じたくない感情を クライアントに押し付ける

自分は 品行方正な状態でいられる
自分の心を守る仕組みです。
副作用として、自分と他者の境界線があいまいになるんです。
もともとは、セラピストの心の傷が癒されていないことが要因です。
傷を隠していると、無意識の中に取り込まれていき、陰になります。
さらに、クライアントが 思い通りに動いてくれないとき、その傷にふれてしまうときがあります。
マウンティングの根っこにあるは、セラピスト自身の「不安やこわさ」です。
傷がうずくことで、クライアントに対して 感情をぶつける場合があります。
そうなると、クライアントはますます
「無力な私」「ダメな私」
という思いを強化していき、セラピストと癒着していきます。
無意識に、お互いの「自作自演」が始まるのです。
よく見聞きする 投影や影響は、こんな感じ。
例1)セラピストの自己価値の低さ
セラピストの傷つき
過去に自分の価値を認めてもらえず、自分の価値を低く感じている
クライアントへの投影
セラピストはクライアントを、自分と同じく「価値が低い存在」と見なしてしまう
すると、クライアントも「自分はダメなんだ」という気持ちを強く感じる

過去に自分の価値を認めてもらえず、自分の価値を低く感じている

セラピストはクライアントを、自分と同じく「価値が低い存在」と見なしてしまう
すると、クライアントも「自分はダメなんだ」という気持ちを強く感じる
例2)コントロールの必要性
セラピストの傷つき
過去に、自分ではコントロールできない経験(家族の病気や事故など)を持っていると、常に物事をコントロールしようとする傾向が強くなる
クライアントへの投影
セラピストは、自分の中の恐怖をクライアントに投影して、命令し、管理しようとする
クライアントは「自分の意志を無視されている」と感じ、無力感をおぼえる

過去に、自分ではコントロールできない経験(家族の病気や事故など)を持っていると、常に物事をコントロールしようとする傾向が強くなる

セラピストは、自分の中の恐怖をクライアントに投影して、命令し、管理しようとする
クライアントは「自分の意志を無視されている」と感じ、無力感をおぼえる
例3)未完了の怒り
セラピストの傷つき
セラピストが、過去に怒りを抑え込んできた場合、その怒りは解消されないまま残っている
クライアントへの影響
クライアントに怒りを投影させているので、クライアントが怒っているように感じる
または、抑え込んだ怒りを解消するために、クライアントに向けて、怒鳴ったり、批判的な態度を取ったりする。
クライアントは、不安や恐怖を抱く

セラピストが、過去に怒りを抑え込んできた場合、その怒りは解消されないまま残っている

クライアントに怒りを投影させているので、クライアントが怒っているように感じる
または、抑え込んだ怒りを解消するために、クライアントに向けて、怒鳴ったり、批判的な態度を取ったりする。
クライアントは、不安や恐怖を抱く
例4)過度の責任感
セラピストの傷つき
過去に、過度の責任を負わされた経験があり、「自分がすべてを解決しなければならない」というプレッシャーを抑え込んで頑張ってきた
クライアントへの影響
セラピストのプレッシャーがクライアントに投影され、ストレスフルに見え、「自分がすべて解決してあげなくては」という態度を取る
クライアントは「自分では何もできない」と感じる
クライアントは依存的になり、セラピストなしでは何もできないと思い込む

過去に、過度の責任を負わされた経験があり、「自分がすべてを解決しなければならない」というプレッシャーを抑え込んで頑張ってきた

セラピストのプレッシャーがクライアントに投影され、ストレスフルに見え、「自分がすべて解決してあげなくては」という態度を取る
クライアントは「自分では何もできない」と感じる
クライアントは依存的になり、セラピストなしでは何もできないと思い込む
あるあるでしょ?
セラピストが自分の影に気づかずに セッションを行うと、セラピストもろとも 傷を負うんです。
だから、「やり方」以上に「あり方」が大事といわれるんですよね。
(ちなみに、子育てでも同じような心の仕組みが 発動することが多いです)
もし、こんなセラピストに出会ったら、巻き込まれないようになりましょう。
「この人は心に傷があって、それを私に投げてきてるんだなあ」
と 客観的に見てみる。
もし、あなたが高圧的なセラピストであるなら、きちんと訓練を受けた人からセッションを受けましょう。
私は、17年間 毎月セッションを受けています。
多いときで、月に3回以上受けるときもあります。
自分が整っていないと、クライアントとともに 自滅してしまいますからね。
昨日の記事も参考になると思います。
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