こんにちは。和久田ミカです。
怒らない育児に関して、こんなコラムがありました。
あるスーパーで。売り物の卵のパックをたて続けに3つか4つ落とし、それをぐしゃぐしゃと踏む男の子がいました。
4歳ぐらいだと思います。
(おーこれはやんちゃですね、お母さんはどこにいるにかな?)
と近づきましたが、お母さんは見当たりません。
迷子かも知れないので、その子と手をつないでうろうろしたけれど見つからない。
スーパーの店員さんに卵のことを話し、迷子かもしれないことも話そうとしたとき。
『ちょっと!なんなんですか!?』と私の手を払いのけてお母さん登場。
『あ、ごめんなさい、迷子かと・・』
思ってを言う前に
『電話してただけですから!外にはいました!』
と重ねるお母さん。
なんか怒ってる・・・?
店員さんがお母さんに、坊やが卵を割っていた話をすると
『うちの子がやった証拠はどこにあるんですか?
怒らない育児してるのに、もしも怒って犯人が違ったらどう責任をとってくれるんですか?』と。
子供に対しては
『ママが買い物終わるまでiPadやってなさいって言ったでしょ!めんどくさいなーもう!!』
と言いました。
私に助けを求める困り顔の店員さんに『ヤメトケ』と首をふり。
数秒の沈黙の後、その親子はフンスカしながら帰りました。
ぽつんと並んだ私たち、『払いましょうか?』ってきいてみたけれど店員さんは断ってくれました、卵代。
でもそれさえできなくて逆にむなしかったです。
私、どうすればよかったんだろう。
初めから何もしないで、全て見て見ぬフリをすれば誰も傷つかなかったのかもしれない。
変に出しゃばっちゃったかなと反省をしました。(後略)
ちょっとちがうかもしれないけど、私も、学生時代に本屋さんでアルバイトをしていたとき、同じようなことを 何度も感じました。
本をぐちゃぐちゃにする子、走り回って危ない子に 注意すると、ムッとして
「店員さんに怒られるからやめなさい。」
と 顔はあちらを向いたまま、「叱る」お母さん。
私もまだ若かったので、
「もー、ちゃんと叱ってよー。私が悪者じゃん。ブツブツ…」
と思ったりしたことも。
今、怒らない育児が はやっているみたいです。
本屋さんに行くと、「叱らない」「怒らない」というタイトルがたくさん見受けられます。
でも、それを表面的にとらえてしまうと、
「叱"れ"ない育児」
(子どもの言いなりで振り回される子育て、
子どもに関わるのが面倒だから放置する子育て)
「怒らない育児」
(「良いママね」という評価をもらうための子育て)
になってしまうかもしれません。
私ね、以前、「叱れない」「怒れない」というママさんたちに、
「叱ったり、怒ったりすると、どんな悪いことが起きるような気がするの?」
と聞いたことがあります。
一番多かった声は、
「叱ってしまうと、子どもが委縮してしまう(と聞いた)」
「怒るのはよくない、と思うから」
という「正しくないから」というものでした。
でね、その「正しくない」という考え方、どこで 学んできたの?って聞くと、
「テレビや本など(のメディア)」
「自分が怒られてイヤだったから」
という答えが多かったかな。
つまりね
「世間から責められたくない」
「自分を責めたくない(自分から責められたくない)」
ということかもしれないなーと感じました。
「責められたくない」という思っている人の心はとても敏感です。
「責められたくない」
と強く思うからこそ、他人のちょっとした言葉が「責めているよう」に聞こえます。
子どもが店員に注意されただけで、過剰に心が反応します。
本当は、自分が自分を責めてばかりいるから、心が波立つんだけどね。
(つまり「責める」「責められる」、「あなたが悪い」「私が悪い」に アンテナが立っている状態)
叱る・怒るって いつから 悪いイメージがついたんだろうなあ。
私は、子どもを叱ります。
(私の中では、叱る=伝える、教える、話し合う、です)
人間なので、叱れず、怒っちゃうときもあります。
ええ、よくあります( ̄▽ ̄)
ありますとも!!!
(当たり前ー!)
怒りすぎて、あとで子どもに謝るときもあります…( ̄▽ ̄)
でも、それでいいと思っています。
そうやって、いろいろ いろいろ あっての、親子だと思うから。
「お母さんなんだから、私は○○してはいけない」
と自分が自分を責めるような育児は、心に負担が大きくないかな。
世間の目を気にして、自分を見張るような育児は、疲れないかな。
私の講座の中では、
「子育ては、怒らないに越したことはない。
でも、それ以上に 子どもを怒っても 仲直りできる「信頼関係」を作っていこう」
と話しています。
信頼関係の土台さえしっかりしてれば、多少怒ろうが、叱ろうが、それは さほど問題になりません。
まずは、親子の土台の部分を作っていくこと。
怒る、怒らないの論議よりも、そちらの方が 急がば回れのような気がするのです。
あ、土台にはもうひとつあります。
「子どもとの信頼関係」だけでなく「自分との信頼関係」。
ここが、一番大切なところかもね。
自分との関係がよくなると、子どもとの関係も 格段によくなりますよ。
子育てがつらいなら、それは 子どものせいじゃない。
学びが足りないわけでもない。
自分となかよしかどうか。
そっちの方が 根っこだから。
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