怒らない育児+叱らない育児=責められたくない育児 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

怒らない育児に関して、こんなコラムがありました。

 

あるスーパーで。売り物の卵のパックをたて続けに3つか4つ落とし、それをぐしゃぐしゃと踏む男の子がいました。

 

4歳ぐらいだと思います。

 

(おーこれはやんちゃですね、お母さんはどこにいるにかな?)

 

と近づきましたが、お母さんは見当たりません。

 

迷子かも知れないので、その子と手をつないでうろうろしたけれど見つからない。

 


スーパーの店員さんに卵のことを話し、迷子かもしれないことも話そうとしたとき。

 

『ちょっと!なんなんですか!?』と私の手を払いのけてお母さん登場。

 

『あ、ごめんなさい、迷子かと・・』

 

思ってを言う前に

 

『電話してただけですから!外にはいました!』

 

と重ねるお母さん。
 

なんか怒ってる・・・?

 

 

店員さんがお母さんに、坊やが卵を割っていた話をすると

 

『うちの子がやった証拠はどこにあるんですか?

 

 怒らない育児してるのに、もしも怒って犯人が違ったらどう責任をとってくれるんですか?』と。

 

子供に対しては

 

『ママが買い物終わるまでiPadやってなさいって言ったでしょ!めんどくさいなーもう!!』

 

と言いました。

 

私に助けを求める困り顔の店員さんに『ヤメトケ』と首をふり。

 

数秒の沈黙の後、その親子はフンスカしながら帰りました。

 


ぽつんと並んだ私たち、『払いましょうか?』ってきいてみたけれど店員さんは断ってくれました、卵代。

 

でもそれさえできなくて逆にむなしかったです。

 

私、どうすればよかったんだろう。

 

初めから何もしないで、全て見て見ぬフリをすれば誰も傷つかなかったのかもしれない。

 

変に出しゃばっちゃったかなと反省をしました。(後略)

 

 

ちょっとちがうかもしれないけど、私も、学生時代に本屋さんでアルバイトをしていたとき、同じようなことを 何度も感じました。

 

本をぐちゃぐちゃにする子、走り回って危ない子に 注意すると、ムッとして

 

「店員さんに怒られるからやめなさい。」

 

と 顔はあちらを向いたまま、「叱る」お母さん。

 

私もまだ若かったので、

 

「もー、ちゃんと叱ってよー。私が悪者じゃん。ブツブツ…」

 

と思ったりしたことも。

 

 

今、怒らない育児が はやっているみたいです。

 

本屋さんに行くと、「叱らない」「怒らない」というタイトルがたくさん見受けられます。

 

 

でも、それを表面的にとらえてしまうと、


●「叱"れ"ない育児」

 

(子どもの言いなりで振り回される子育て、

 

 子どもに関わるのが面倒だから放置する子育て)

 

●「怒らない育児」

 

(「良いママね」という評価をもらうための子育て)


になってしまうかもしれません。

 

 

私ね、以前、「叱れない」「怒れない」というママさんたちに、

 

「叱ったり、怒ったりすると、どんな悪いことが起きるような気がするの?」

 

と聞いたことがあります。

 

 

一番多かった声は、

 

「叱ってしまうと、子どもが委縮してしまう(と聞いた)」

 

「怒るのはよくない、と思うから」

 

という「正しくないから」というものでした。

 

 

でね、その「正しくない」という考え方、どこで 学んできたの?って聞くと、

 

「テレビや本など(のメディア)」

 

「自分が怒られてイヤだったから」

 

という答えが多かったかな。

 

 

つまりね

 

「世間から責められたくない」

 

「自分を責めたくない(自分から責められたくない)」

 

ということかもしれないなーと感じました。

 

 

「責められたくない」という思っている人の心はとても敏感です。

 

「責められたくない」

 

と強く思うからこそ、他人のちょっとした言葉が「責めているよう」に聞こえます。

 

 

子どもが店員に注意されただけで、過剰に心が反応します。

 

本当は、自分が自分を責めてばかりいるから、心が波立つんだけどね。

 

(つまり「責める」「責められる」、「あなたが悪い」「私が悪い」に アンテナが立っている状態)

 

 

叱る・怒るって いつから 悪いイメージがついたんだろうなあ。

 

私は、子どもを叱ります。

 

(私の中では、叱る=伝える、教える、話し合う、です)


人間なので、叱れず、怒っちゃうときもあります。

 

 

ええ、よくあります( ̄▽ ̄)

 

ありますとも!!!

 

(当たり前ー!)

 

 

怒りすぎて、あとで子どもに謝るときもあります…( ̄▽ ̄)

 

でも、それでいいと思っています。

 

そうやって、いろいろ いろいろ あっての、親子だと思うから。

 


「お母さんなんだから、私は○○してはいけない」

 

と自分が自分を責めるような育児は、心に負担が大きくないかな。

 

世間の目を気にして、自分を見張るような育児は、疲れないかな。

 

 

私の講座の中では、

 

「子育ては、怒らないに越したことはない。

 

 でも、それ以上に 子どもを怒っても 仲直りできる「信頼関係」を作っていこう」

 

と話しています。

 

 

信頼関係の土台さえしっかりしてれば、多少怒ろうが、叱ろうが、それは さほど問題になりません。

 

まずは、親子の土台の部分を作っていくこと。

 

怒る、怒らないの論議よりも、そちらの方が 急がば回れのような気がするのです。

 


あ、土台にはもうひとつあります。

 

「子どもとの信頼関係」だけでなく「自分との信頼関係」。

 

ここが、一番大切なところかもね。

 

自分との関係がよくなると、子どもとの関係も 格段によくなりますよ。

 

 

子育てがつらいなら、それは 子どものせいじゃない。

 

学びが足りないわけでもない。

 

自分となかよしかどうか。

 

そっちの方が 根っこだから。

 

 

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