発達障害~うーちゃんの話(3)僕が頑張れるワケ | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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こんにちは。和久田ミカです。

 

今日も、以前 受け持った子どもたちの記録の一部をご紹介しますね。

 

20年以上前になりますが、ブログがない時代に ホームページを作って書いていました。

今日も、うーちゃん。3年生の男の子の話です。

 

こちらが前回までの話。

 

 

 

 


プライバシー保護のため、多少 設定を 変えています。

また、当時の私の対応は 私なりの 精一杯ではありましたが、「見本」ではありません。

エピソードとして 読んでいただけたら、うれしく思います。


今日も うーちゃんの話です。

 

● 両思いになる ●


うーちゃんは,クラスのあやちゃんから告白されて 両思いになった。

うーちゃんのどこがよかったのか よくわからないのだが(失礼!),二人はラブラブ。

隣の席にしてあげた。フフフ( *´艸`)


二人の一日はこんな感じ。

「うーちゃん,授業始まったよ。」

「あぁ,そうなんだ。」

「教科書出せって 言ってんだろぉ!?(巻き舌)」

「あぁ,忘れてた。」

「まったく,しょーがねーヤツだ。」

ずっと,こんな調子。


私が

「あやちゃん。その言葉づかいは どうかなぁ。」

と問いかけると

「うふふ,ごめんなさーい。」

と 恥ずかしそうに答える。


まぁ,しょうがない。

あやの母親は バリバリの元ヤン。

現在は 3人の子供を抱える シングルマザーなのだ (でも,彼氏はいるらしい)。

家での会話が そのまま出てしまうのだろう。

迫力はありますが まだ かわいいです。


そんなわけで毎日 二人はラブラブです・・たぶん。

というのも,

「両思いで 毎日ラブラブね」

って 冷やかしたら,うーちゃんに

「”りょうおもい”って 何ですか」

って 逆に聞かれちゃったから。
 



● ボクが がんばれるわけ ●


うーちゃんは,いつも にこにこと 話しかけてくる。

ほとんどは 生き物か ゲームの話だ。


その日は,ちょっと ちがった。

「先生,ぼく あやちゃんから,毎日 手紙をもらうんです。」

「そうなんだぁ。どんな お手紙なの?」

「ぼくが みんなに いじめられていると,『元気を出して』って 手紙をくれるんです。」



「いじめ」 というよりは、うーちゃんは,極端にマイペースなので,他の子達から 距離を おかれてしまうことが ある。


話をしても うまく通じないので,相手の子が イライラしてしまうことも たびたびだ。

また,話しているときに 大きな唾を 飛ばしてしまうこと。

重量級の体つきも その一因と なるのかもしれない。


もちろん,表立って ゆーちゃんの悪口を 言う子は いない。

でも,ゆーちゃんは それを心で感じていた。



ごめんね,ゆーちゃん。

先生ね,ゆーちゃんが そんな風に 傷ついていたなんて 知らなかったよ。

恥を忍んで書くけど,ゆーちゃんは まだまだ 自分の世界に 住んでるから,

みんなの そういう こっそりとした気持ちに 気づいていないと思ってたよ。


ごめんね,本当に ごめんなさい。

私が フォローすべきだった。



ゆーちゃんは,言った。

「あやちゃんが 毎日 手紙をくれるから,

 ボク がんばって 学校に来ようって 思うんです。」

あやちゃん ありがとう。

先生、ちょっと涙がでちゃったよ。

 

 

 

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