「お母さんが味方でよかった」発達障害の里子ちゃんの涙。 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。元小学校教師の和久田ミカです。

 

私は一般社団法人子どものこころのコーチング協会を運営してます。

 

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今週のも涙が出ちゃったので紹介しますね。

 

mengyan wangによるPixabayからの画像

 

柴田インストラクター(通称マダム)のコラムです。

 

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 私たち夫婦は里親です。

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里親認定を受けて、10年が過ぎました。 


待ち望んでいた子ども達は、すごく可愛いけど、子育ては、想像の何倍も大変に感じました。  

ちゃんとしつけなくちゃ。立派な大人に育てなくちゃ。 

気がつけば、人生で一番大きな声で、子どもを怒鳴っていました。


ダメだ。

怒鳴らないで、ちゃんと誉めて、良いところを見つけて、伸ばさなくちゃ、
 

と、子育て講座をたくさん受けました。  

 

でも、相変わらずイライラするし、大きな声を出すことは少なくなったけど、自分の心のモヤモヤは、ちっとも晴れません。

逃げるようにして 宝塚歌劇を観に行ったり、おいしいものを食べたり、友だちと会ったり、ストレス解消をしながら、乗り切って来ました。

 

 当時、

 

幸せ?

と聞かれたら、私は、すぐにイエスとは言えなかったでしょう。 


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 息子がやらかしました。

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 息子が、中学の支援クラス(情緒)に進学して、間もなくの事です。 

買い物から帰ってくると、家のまわりに、何人もの、中学校の先生の姿がありました。 

生活指導の先生のお話では、体育の時間に、息子が急にいなくなったのだそうです。 


息子は見つかりました。

家の裏の植木の下に、丸くなって座っていました。 


先生が、息子に言い聞かせます。

「黙って帰っては、いけないんだよ」

「先生たちが授業をしないで、探してたんだよ」

「先生は、怒ってないだろう?なんでも話してくれたらいいんだよ」 

 私は、息子と先生の間に立って、聞いていました。 


(先生方に、迷惑をかけてしまった)

(息子には困ったものだ…)

そして、何度も頭を下げて、先生方を見送りました。


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 息子と向き合いました。 

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息子と2人になって、向き合いました。 

息子は、目に涙をためています。  

ムッとして、反抗的な態度です。


そういえば、息子は「はい」と「すみません」以外に、一言も話してなかったな。 

そうだ、「聞く」をしてみよう。 
 

先生方に、もう充分お説教されたしな…。

そう思いました。 


 「泣いてるね…なにがあったの?」 

私は息子の話を、否定せずに、うんうんと聞きました。 


  体育で、整列することが苦手なこと。 
 

  大きな声で号令をかけられるのも、苦手なこと。 

  列に戻される時に、肩を組まれたのが、すごく嫌だったこと。 

  隙をみて逃げ出して、お母さんが帰ってくるまで、隠れていたこと。 


 「そうか、そう思ったんだね」  

「そうなんだ、嫌だったね」  

「お母さんを待ってたんだ…」 
 

 

息子は泣き出し、しゃくりあげながら言いました。


「お母さんが味方でよかった」 


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 衝撃でした。 

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私は、衝撃を受けました。 

なぜなら、私は、ついさっきまで先生方に同調して、この子を、困った子だと思っていたからです。  

心の中では、むしろ先生方の味方だったんです。


でも……私が味方にならなかったら、この子の味方は、ほかに誰がいるんでしょう? 

そこまで考えて、私も泣きました。

 

私たちは家の中に入り、お気に入りの青いポットで紅茶を淹れて、飲みました。

そして、また泣いたり、笑ったりしながら、今日のことを振り返り、これからの学校生活の戦略を練りました。

 


学校に「僕の苦手なこと」のレポートを出してみる? 

家に帰りたくなったら、好きな校長先生に、言いに行く? 
話しながら私は、息子から信頼されていると感じ、私たちの心が、やわらかく繋がっているのを感じました。 

 

 あの時、子どもの話を聞くことで、私は子どもの味方になることができました。

私たちは、しつける人としつけられる人でなく、タッグを組んで、一緒に課題に取り組むチームになりました。


今の私なら、

「幸せ?」

と聞かれたら、

「そうね、幸せだよ」

と、答えるでしょう。



あの日、

「これって幸せなんじゃないかな?」

という幸せのしっぽを、つかんだみたいです。

 

うちの協会のインストラクターは、子育てしながら、自分と向き合いながら 葛藤しています。

 

それでいい。

 

それがいい。

 

そう思っています。

 

 

子育ての仕事をしてお金をもらっているからって、完璧である必要はありません。

 

むしろ、不完全だからこそ、お母さんたちの気持ちがわかる。

 

 

美辞麗句ばかり並べて

 

「〇〇のときは、~しましょう」

 

とか うるへーと思うもんね。

 

それができないから、困ってるんだ!って。

 

(すみません、インスタは 文字数があまり多く書けないので、わかりやすい言葉を並べてます。てへぺろ)

 

 

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