だから、ママ自身が癒されていることが 何より大事 | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

 

いろんな講座に勉強に行くと、カウンセラー、コーチ、ヒーラーなどの相談業の人に会うことが多くあります。

そんなとき、私はジーっと観察します。

 

仕事にできる人とできない人
続けていける人と、やめてしまう人

 

は、何がちがうのだろう?

 


うまくいっている人には、共通することがあります。

それは、「自分のために仕事をしている」こと。

●誰かを癒したい
とか
●誰かを助けたい

と思っていないことです。


特に、コーチやカウンセラー自身が癒されていないのに、他者を癒そうとすると、

「癒されたい人」

がたくさん集まってきます。

この癒されたい人は、ちがう言い方をすると

 

「私はかわいそうな目に遭っている」

 

と感じている人です。

こういった方たちをお客様にすることで、役に立つ喜びを知ります。

まわりまわって、コーチやカウンセラー自身が癒されるのです。



でも、お互いに「癒されたい人」同士がつながると、共依存の関係になるときがあります。

境界線がない人どうしが、癒しを交換するとき、ともいえるかな。

大きく分けて2つのタイプがあります。



ひとつ目の「境界線がない人」は、相手の中の「かわいそう」に入り込むタイプ。

過保護なお母さん型。

「私ってかわいそうなんです」

という欲求を持っている人に、

「なんてかわいそうなの!わかる!わかるよ~!!その気持ち!」

と 一体化してしまうのです。



カウンセラーに同意してもらって、一体感を感じたら、もう離れられないですよね。

クライアントは、問題(と感じること)を見つけ出すようになります。

 

相談して、「わかりますよ」「あなたは悪くない」と 言われることに喜びを見出すためです。

 

 

「わかってほしい」という思いを満たすのも、癒しのプロセスではあるけど、ずっと続けてると

 

「私はかわいそうな人」「私は悪くない」

 

という場所から動けなくなります。

 

結局 成長が見られないため、クライアントが離れていきます。



もうひとつの「境界線の薄い人」は、怒るタイプです。

お説教型。

一見、癒しと関係ないかもしれませんが、カルトではこの方法が使われます。


悩んでいる人の根底には、

「私なんてダメだ」

という思いが横たわっています。

その思いをすくいあげて、劣等感を刺激する言葉をかけていきます。


つまり

 

「私ってなんてダメなんだろう」

 

という思いを、叱咤することで 肯定してあげるのですね。


クライアントは、全力で自分を叱ってもらえることに安心します。

 

この人についていこうと思うのです。

 

「叱る」「怒る」

 

って一見マイナスの行動に見えますが、

 

「あなたに関心がありますよ」

 

ということも 非言語で伝えていますから、無視されるより うれしいことなんですよね。


そうやって「あなたのために怒ってるのよ!」と10叱ったら、1ホメます。

するとイチコロ。

このほめられる快感を得るために、共依存の関係になります。


このツンデレ話法は、いろんな相談業の人が使っていますが、本人たちは気が付いていないことが多いですね。

境界線をしっかり持っていれば、不快に感じるはずだと思うのだけどなあ。



というわけで、カウンセラーやコーチはは気をつける必要があります。

「私が助けてあげなきゃ」とか「私が救ってあげなきゃ」というのは、傲慢な思いなのです。

どんな人も その人自身に 力がある

ということを前提に 話を聞いていかないと、お客様を無意識にコントロールしようとしてしまいます。


まあ。

 

共感商法にしろ、ツンデレ話法にしろ、

 

リピーターが増えるので、ビジネスは儲かるかもしれないけどね(笑)

お客様が 自分を必要としなくなるときが、こわいだろうねえ。

離れていかないように、ご機嫌をうかがったり、反対に突き放して すがりつくように仕向けたりするだろうなあ。

 


でね。ここからが本題。(前置きが長っ!!)

j0sh (www.pixael.com)

ここでは相談業を例に出しましたが、親子関係も同じです。

人の心の栄養は、「自分に関心を持ってもらうこと」です。

 

注目を引くことで、心が満たされます。

 

 

なので。

親と子が一体化してしまうと、子どもが無意識に問題を持ち込んできます。

 

問題があれば、共感ししてもらえたり、親が自分に関心を持ってくれたりするからです。



また、親が支配的になると、子どもは ほめられるために行動し始めます。

 

自分の思いよりも、親の思いや期待を優先して生きようとします。

 

 

そして、親が放任(=子どもを無視)の場合は、一番 心が乾いている状態。

 

子どもは 自分に関心を向けてもらうために 行動し始めます。

 

ここでいう行動とは、悪行も含みます

 

わざと いやなこと、悪いことをすることで 関心を引こうとする子もいるからです

 

 

 

んだから。

 

親の行動が変われば、関心を自分に向けさせる必要がなくなり、子どもの行動が変わります。

これが、親が変われば 子供が変わる、と言われるゆえんだと感じます。


親と子にも境界線を。

そして、親自身が癒されておくこと。

 

つまり、自分をいじめずに、大切にすること。

 

でないと、上に書いたカウンセラーのように 子どもを自分の癒しや支配欲の糧にしてしまうことがあります。

 

心のからくりが分かれば、今日この場から変わることができます。

 

やり方については、ブログで何度も書いていますので 過去記事をご覧になってね。

 

 

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