こんにちは。和久田ミカです。
相談業をしてる人は、みなそうだと思うけど、なんとなく わかってしまうときがあります。
その人の行動や性格、クセ。職業など。
「え?なんで わかったんですか?」
と 言われて、ああ、やっぱりと思うことも。
でも、最近は 「言い当てる」ということをしないようにしています。
以前、
「私の未来も見えますか?見えていたら教えてください」
と言われたことが、何度かあり…
見えるわけないよー!(=◇=;)
未来は 自分で作るものだよー!!
と、思ったことがありました。
そんなことがあるたびに、
「見えていたら、未来について聞きたいですか?」
と、伺ってみるのだけど、
「不安は軽くなるけど、それはそれで こわいですね」
そりゃそうだよね~、なんて話になります。
「不安」は、過去と未来から 来ています。
過去と未来は、同じものだからです。
「不安」のもととなるのは、過去に積み重ねた 価値観や体験です。
それらは、「データ」として 判断の材料になります。
たとえば、
両親から、いい学校に行けないと幸せになれないと言われた
テレビで、高学歴がもてはやされている
などの情報や体験を 自分の中に取り込んだ場合、
「うちの子が幸せになるためには、いい学校に行かせないと大変!」
という不安に変わる場合があります。
それは、さらに さざ波のように 未来へ不安を広げていきます。
「お受験に失敗したらどうしよう」
「うちの子だけ受かっちゃったら、他の人に どう接しよう」
「うちの子だけ落ちたら、どんな目で見られるだろう」
と、まだ受験が始まっていないのにもかかわらず、妄想でいっぱいになります。
不安を抱えていると、
「もしも…」
という思いで 心が不安定になるのですね。
もしも、〇〇していたら…
もしも、〇〇していなかったら…
もしも、○○さんが ・・・と思っていたら…
もしも、未来に こんなことが起きたら…
あーあー、果てしない~♪。
だから人は、未来を知りたいのですよね。
未来が決まっていたら、それに向かって 対策が取れますから。
受験に受かっていたなら、
「よし!今のままがんばればいいんだな!」
受験に 失敗していたら、
「今がんばってることがムダになるのか。じゃあ、志望校を変えよう」
のように。
わたしたちは、失敗したくない。
傷つきたくない。
損したくない。
不安を抱えていたくない。
みんなそうだよね(*^_^*)
私もそう。
だから、正解を知りたいし、「こうしたら、まちがいない!」という情報が欲しい。
魔法のように、一瞬で劇的に何かが変わることを 夢見る。
でもね。
できれば、自分で不安を抱えられる人になろう。
心の葛藤を 自分で引き受けられる人になろう。
失敗しないこと、後悔をしないことに、エネルギーを使うのも 悪くない。
でも同時に、失敗への不安、後悔することへのこわさを、自分で抱えられるようになること。
どんなことが起きても、それを自分で抱えられるとわかれば、
たいていのことは 失敗じゃなくなるし、後悔じゃなくなります。
方法については、ブログでもいっぱい書いているし、これからも書いていきます。
もちろん、初級講座や上級講座に来ていただくと よりわかりやすいと思います。
私が不安を抱えたとき、ふと思い出すのは、アランの言葉です。
アランはこんな感じのおじさま。↓
イメージは、ロマンチックな美青年だったんだけど…
という話はおいといて、
「憂うつな人に言いたいことは、ただひとつ。”遠くをごらんなさい”」
「負の感情は、自然にはわいてこない。自分でつくっている。」
「他人を許そうと思うならば、自分を許すということが、第一条件。」
「人間は自分以外には、ほとんど敵はいない。
まちがった判断や、杞憂や、絶望や、自分に向ける悲観的な言葉などによって、自分自身が最大の敵になる。」
まだまだ、まだまだ、ありますけど、アランの言葉はすてき。
哲学なのだけど、哲学っぽくない。
やさしい感じがするのです。
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幸福論
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不安になることを おそれず、不安を抱えられる心を持とう。
不安になっている私。
ゆううつにつぶされそうになっている私。
そんな自分に寄り添えるだけの、心のやわらかさと強さを持とう。
そうしたらきっと、大船に乗って 未来へ漕ぎ出でていけます。
予告
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今週中に募集をします。
忙しくて、お知らせ記事が書けない…
4月6日・7日(東京)
4月下旬(神戸)