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こんにちは。和久田ミカです。

 

NHK朝ドラ「半分青い」が終わりました。

画像引用元

 

 

脚本家の北川悦吏子さんは、ツイッターで

 

「あのですね。「半分、青い。」は急展開、ではなく、スライスオブライフなのですよ。

 

 普通、映画や舞台など、二時間程度の枠でよくやられるこの用法。
 

 これを、156回かけてやってみようとしたわけです、私。」

 

とツイートしてたけど、まさに そんな感じだった。

 

リツイートしてみた。

(↑8年ぐらい前の写真なので、誰だこりゃ、だけど私のツイッター。)

 

 

このドラマは 良くも悪くも 斬新でした。

 

人の心の深く入っていく。波立たせる。

 

そうかと思うと、余韻もそこそこに 先へ先へと展開していく。

 

 

たまに、

 

「そこ、ナレーションでフォローした方が 共感できるんじゃないかなー」

 

なんて 余計なことを思ったけど、

 

あれはあれで、読者におまかせの放置感が 良かったような気もします。

 

 

特に、このセリフは 議論を呼びました。

 

「死んでくれ。…死んでくれ、涼ちゃん、

 

 そしたら許してあげるよ、別れてあげるよ」

 

私は、正直だなと思ったなあ。

 

スズメらしいなあ、と。

 

 

「消えてくれ!」「死んでくれ!」

って思うこと、私の人生でも、あったもん。いっぱい。

 

あるよ、そういうこと。

 

 

それに、ふつう、こういうドラマだと、

 

「殺してよ!私を殺してから、離婚して!」とか

 

「死んでやる!」

 

みたいな感じになるけど、そうじゃない。

 

被害者の立場をとらない。

 

やっぱり、スズメらしいと思いました。

 

 

 

他にも、

 

「朝から、そのセリフはどうかと思う」

 

「震災の描き方が…」

 

「いじめの取り上げ方が…」

 

いろいろ 論議を呼びました。

 

人の心の痛みに敏感な人は つらかったかもしれないね。

 

 

自分のことじゃないのに、

 

「誰かが傷ついている」

 

ということに 我慢ができないから。

 

いっしょに 怒らないといけないと思ってる。

 

痛みに共感することが、正義だと思っている。

 

 

その罪悪感、どこから来るんだろうね?

 

その怒り、なんのために 出てきてるんだろうね?

 

 

私は、フィクションは 基本的に何を描いてもいいと思っているし、

 

史実と違っていても いいと思ってる。

 

 

乱暴な言い方をするならば、

 

「誰も傷つかないように」

 

描くことなんて ムリ。

 

みんな 心の傷を持っている。何かしらが それに反応する。

 

 

だから、炎上騒ぎを

 

「へーーーー。自分を傷つけられたわけでもないのに、こんなに怒る人もいるんだなあ」

 

と眺めていました。

 

怒りたいんだね。悲しみたいんだね。敵をいっしょに打ち負かしたいんだね。

 

そのはけ口が、「半分青い」のようにも 見えました。

 

それだけ 心が反応する要素が 多かったドラマだったのでしょう。

 

 

さて。

 

律、好みだったなあ、くらもちふさこの漫画に出てくる人のような いまいち掴めない感じが。

 

律を見られなくなるのは残念だけど、次の朝ドラも楽しそう。

 

オンデマンドで「まんぷく」を観ようかな。

 

(テレビがないのですが、NHKは好きなので ネット配信を契約してます)

 

 

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