こんにちは。和久田ミカです。
今日は、
「不安なんです。」「怒ってしまうんです」「ムカムカします」
といったご相談について思うこと。
セッション(個別相談)をするときには いろんな視点から見ていきますが、今日は 2つの視点から考えてみようと思います。
まず、「ネガティブなこと=不快」だからこそ、取り除きたい。
そう思ったとき 2つに分ける必要があります。
変えられること
変えられないこと
何かを改善したいと思ったら まず、「それは変えられること?」と自分に聞くことが 最初にすることです。
変えられないこととは、たとえば 「生理現象」や「感情」。
泣き虫な子どもをどうにかしたい!
子どものおねしょをやめさせたい!
生理現象は止められません。特に幼児は。
逆に大人であっても、『あなた、今すぐ泣いて!』『今、汗出して!』と言われても無理なのと同じ。
泣き止まないのも、おしっこ出ちゃうのも、生理現象なので しょうがない。
子どもが失敗を怖がります。積極的な子になってほしいのに!
私はすぐに不安になってしまいます。やめたいのですが…
感情もすぐに変えるのは無理ね。
「今、怒って!」「今、不安を取り除いて!」と言われても、困ってしまうのと同じです。
そして、変えられれないものを変えようとすることほど、大変なことはないのです。
上に書いたもの以外に、「過去(に起きた事実)と他人は変えられない」という言葉もあります。
変えられないものは「変えられない」と腹をくくること。
変えられないものの代表は、天気。
雨の日が続いたら お洗濯も乾かないし、憂鬱になる。
天に向かって、
「ばかーーー!!お日様を出せーぃ!!」
とケンカを売ったところで、なんも変わらん。それと同じ。
もう、受け入れるしかないもんね。
どうしたら 雨の日に快適に過ごせるか、そこを考えた方が早い。
©Vive La Palestina
で。
変えられるのは、たとえば「思考」と「行動」です。
泣き虫な子をどんなふうに理解したらいいかな?
泣いている子に対して、私はどう感じている?
子どもが失敗を怖がることを、どう受け止めけばいいかな?
子どもがこわがる様子を見ていると、私はどう思うのだろう?
自分の中にある、考え方の癖や欲求などを 知ること。
たとえば、泣き虫を変えることはむずかしいけど、理解することはできる。
「悲しいのだなあ」「困っているのだなあ」
と 、受け止めることはできる(心に地雷があると、これがむずかしいので、地雷撤去が先だと気づく)。
客観的な知識から 理解することもできますね。
涙は、ストレスホルモンを排出する機能も持っているので、
「泣くことで、ストレスを軽くしているんだなあ」
ととらえることで、泣いている様子を 見守れるようにもなります。
一説では、緊張をマッサージやエクササイズでとるよりも、泣くことの方が体をゆるめるのには 効果があるのだそうです。
また、泣いている子を見たときの、自分の反応を知ることも大事。
「泣けばいい気になって!ムカムカする…!私を困らせないで!」
と思っているんだなと気づけたら、もう少し 深いところを見ていきます。
「あ…ムカムカの奥には、子どもに対して『ずるい』という気持ちもあるかも…」
「あれ?そもそも子どもは、本当に私を困らせようとしているのかな…。ただ悲しくて泣いているだけかもしれない」
そんなふうに、自分の考え方の癖に気づけたら、そこに向き合えばいいよね。
「私は長女として、泣くのを我慢するように言われてきたから、泣き虫な子に腹が立つんだな。
そういえば、母の口癖は『困らせないで』だった」
そんなふうに、自分の中にある思いを認めて、じゃあ、どうとらえていったら「自分が」楽になるのかを 考えていったりします。
それから、行動。
おねしょをすることを前提に、対策をしよう。
失敗した…。今度同じことが起きたら、○○しよう。
おねしょをするな!と怒ることは簡単だけど、おねしょをしたときのための仕組みを作っておけば、少し腹立ちも少なくなる。
布団に防水シートを敷いておくとか、専門家から対処法を聞いて試してみるとか。
失敗もこわいのはしょうがないので、次はどう行動するかシミュレーションしてみる。
できるかどうかはわからないけど、イメージしておくと やりやすくなるから。
もし、
「仕組みなんて考えたくない、私が下手(したて)に出ているみたいで むかつく!」
と抑えられない何かが湧き上がってくるなら、そこに何かが埋まっているということ。
心を深く見つめる機会を、子どもが与えてくれたということ。
「無意識(潜在意識)」の中には、押し込められた 欲求や感情がたくさんあって、いつも出口を探しています。
特に、子育ては その出口になりやすいの。
だから、子育て期は 自分と向き合う時期だとも言えます。
子どもたちは、私たちの道しるべ。
どうしたらもっと 楽に自分らしく生きられるのかを 教えてくれる存在。
子育ては自分育て、って そういう意味だと、私は思っています。
*本日20時より、ブログにて個別セッションのお申し込みが始まります。
翌朝には定員になってしまうので、希望される方はお早めにね♡
子どものこころのコーチング協会のインストラクター養成講座です。
4期は、10月末から名古屋で行う予定です。
1年間、名古屋の会議室での講座に加え、スカイプでも勉強会を開いていきます。
来年の9月に卒業し、初級・中級講座を行えるようになります。
・募集期間 9月6日(水)~9月20日(水)
>>くわしくはこちら
個別相談(コーチングセッション)
お詫び
9月に行う予定だった中級講座は延期になりました
無料メルマガ 「ママを楽にする魔法の言葉」
↓タイプ別診断を加筆して、文庫本になりました
![]() |
叱るより聞くでうまくいく 子どもの心のコーチング (中経の文庫)
648円 Amazon |
↓フルカラー・大きな文字でご覧になりたい方は、こちらがおすすめ!
![]() |
1,296円 Amazon |