ただ聞くだけで、ただ話すだけで、子育てが変わります | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。
 
昨年、1太郎と2次郎の母ちゃんが フェイスブックにこんなつぶやきを載せていました。
 
昨晩の長男、学校で大変な出来事があったと 怒りに震えていました。
 
こどもの話を聞く。
 
「それは良くないことだ!」とか、
「そういう時はこうするべき!」とか
 
あれこれ言ったり、私の中で 良い悪いをジャッジするんじゃなくて、
 
こどもが言っていることをただ受け止めるんだ。
 
「そうか~そんなことがあったんだね~」
「大変だったね~」
「そのくらい嫌な気持ちだったんだね~」
 
そんな声かけをしながら聞いてたら
 
どんなことがあったのか
どんな感情だったのか
 
どんどん湧き出るように 次々と話をしてくれて、
 
こどもの話を聞くって、こういうことか と、改めて体感した。
 
 
去年の渦中の時と比較すると
 
学校からの報告電話で発覚
私の感情ザワつく、先にジャッジしちゃう
「何があったのか言いなさい!」
「ちゃんとわかるように説明して!」
「なんでそんなことしたの!?」
「……言いたくない」
余計にイライラする、怒る
「僕のことなんてわかってもらえない…」
「言わない!」
ようやく聞き出しても、
結局
「あんたがそんなことするからでしょ!」と
怒っちゃう
わかってもらえない、自己否定
また学校で事件…
 
の悪循環。
 
 
学校側からの話じゃなくて
 
息子側の立場で何があったのか、
 
どんな感情で起こった出来事なのか
 
彼の口から本当の話を聞きたいと思ってた
 
それは以前も今もいつも変わらない。
 
けど、こちらのスタンスや聞き方で こんなにも違うものか、と。
 
 
年末に、和久田ミカさんのこどもの心のコーチング講座(初級)を受けました。
 
今、同じ講座を再受講中です。
 
今回の講師は、心屋認定インストラクターの上原 典子さん。
 
ジャッジせずに傾聴する、というスキルを身につけたくて
 
それを習得できるコーチングを学ぼうと思って、チームフロー認定コーチ 愛川 よう子さんのセッションを受けました。
 
浜田悦子さんからは、発達凸凹がある子への特性への理解や
 
支援方法を伝えるサポートブックを作るノウハウを教わりました。
 
 
私に教えてくださるたくさんの方々のおかげで
 
私の中で、ジャッジせずに こどもの心に寄り添うことができるようになってきた気がします。
 
昨日の嫌な出来事に対して、こどもの心を一番に考えて 私が対応することができたこと
 
それで息子が自分から話をしてくれたこと
 
すごく嬉しい気持ちです。
 
話の最後に、我慢してゲームを紛らわそうとしていた彼に、
 
「ママ、心の勉強してるから そういうときこうするといいよ、っての教わったよ。
 
一緒にやろう?」
 
と促して、やりました。
 
心屋的、私流、魔法の言葉。
 
 
「~されて嫌だったよー!!」
 
言ってごらん?
 
もっと大きな声で言っていいよ。
 
うわ~と泣きついて抱きついて 私の肩で泣きながら大きな声で言いました。
 
「~~されて、いやだったよー!!」
「~~でこわかったよーー!!」
「~~できなくて、くやしかったよーー!!」
「~~だけど、がまんしたよーー!!」
 
一緒に言いました。
 
「……なんかスッキリした」
 
憑き物が落ちたような顔で、ケロっとゲームをやり始めましたとさ。
 
昨日の息子。
 
職員室に逃げ込んで先生に話を聞いてもらったこと
 
気持ちを落ち着けて切り替えようと努めたこと
 
家までその気持ちを持ち帰って私に話せたこと
 
二年生の時にはできていなかったことが できるようになってた。
 
たくさんたくさん褒めました。
 
たくさん頑張ったね、と受け止めれました。
 
親子でただいま成長中です(≧∇≦)

 

「聞く」ことは、子どもの心を成長させること。

 

お子さんが 変わっていく様子に、思わず うるうるしてしまいました。

 

1太郎と2次郎の母ちゃんさん、ありがとうございます。

 

今年は、インストラクター養成講座で 学びを深めていらっしゃいます。

 

 

よく「共感する」っていうと「子どもの言いなりになる」と勘違いされやすいけど、それはちがいます。

 

「同意」をする必要はないのです。

 

「あなたはそう思うんだね」

 

「あなたはそう感じているんだね」

 

と、受け取りながら聞くだけ。

 

 

事情聴取でもありません。

 

子どもが話したいことより、自分が利きたいことが先になってしまったら、

 

子どもにとって「話す」ことは、つまらない行為になることでしょう。

 

 

「聞く」ことで、子どもは 一人で話し始めます。

 

話しながら

 

考えをまとめたり、

感情を味わったり、

お母さんが自分の味方でいてくれることを 感じたり

 

します。

 

 

そして、お子さんが ある程度話し終えたら、

 

「お母さんの意見を言ってもいいかな」

 

「お母さん、提案があるんだけど」

 

そうやって 意見交換をすることも 必要。

 

「そうなんだね」「わかるよ~」だけでは、モヤモヤしてしまいますもん(*^-^*)。

 

 

で、こういった テクニックの奥にあるのは、

 

お子さんを一人の人間として認めている、

 

という「あり方(スタンス)」なの。

 

 

その「あり方(スタンス)」がないと、

 

「このテクニックを使ったら、子どもが いうことを聞くかも!」

 

「このテクニックで、みんなから すごいって言われたい!」

 

のように、テクニックの目的が ちょっと違う方向に行ってしまう。

 

それは うまくいかないよね。

 

まずテクニックを磨くより、自分のそういった欲求と向き合う方が先かも。

 

 

で、後日談も お話しくださいました。

 

いや~その後、我が家ではもはや、こどもたちの方が、【共感】【おうむ返し】【勇気付け】の
達人になっていて。笑


年長の次男に至っては師匠レベル!


ゲームで失敗してイライラしているお兄ちゃんに対して


「くやしいよね!残念だったね!」


仕事で疲れた私に対して


「大変だったねぇ。がんばったね!」

 

あれこれアドバイスされるよりよっぽど 次に立ち上がる力が湧いてくることを 身を以て感じています!


親としては、助けてあげたくなったり、結論に急ぎたくなったりして


【共感や受け止め】なんて すっ飛ばすことも多々あるけど

 

そういう時に子どもたちが こうして気づかせてくれる。ありがたい。


こんなコミュニケーションが どこの家庭でも、親子でも夫婦間でも もっと増えてほしいな!

 

そうだね~(*^-^*)

 

 

 

●募集中

 

●5/17(火)すまいるママ塾 vol3  もう怒りに振り回されない!

 ~子どもの寝顔に「ごめんね」を言う育児にさようなら~

 

●横浜・子どものこころのコーチング講座(初級)3回講座(あと1名)