感情に振り回される人と、振り回されない人のちがい | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

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3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

こんにちは。和久田ミカです。

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さて、今日はこのようなお悩み(?)から。

私は、じぶんのことを「すごい」と思っています。

自分のことを「すごい」とアピールしたいって、悪いことですか?

みんな傲慢さや高いプライドや、一番になりたい気持ちを持っているでしょう?

はずかしいことじゃないですよね?当たり前のことです。

そういう思いを持ってることを隠そうとする人は、私みたいな人を、人を批判したくなるんですよね。


そうですねえ…。

あくまでも、私の意見に過ぎませんが、そうだなあと思うところと、そうかなあ?と思うところがあります。



まず、自分の中にあるどんなものも認めていこう、という考え方。

すてきだなあと思います。

何より、自分の価値を自分で認めるって、大事ですよね。

自分を「すごい」と思いたい気持ち。

私も持っていていいと思います。

当たり前に持っているものですものね。


また、確かに「自分のことを自慢してはいけない」と思っている人は、自慢している人を見ていると もやもやすることでしょう。

自分のルールに違反していますから。

そういった意味でも、隠さない、認める、ということは 自分の心を楽にします。



ちょっと 気になるのは、この方の中には(おそらく)、

「私ってすごいんです!」

「人よりも秀でていたい!」

という気持ちが あふれんばかりにあるのだろうなあ、ということ。



もちろんね、みんな多かれ少なかれあることでしょう。

(みんながみんな 一番になりたいと思っているかどうかは疑問ですが…)

だた、その感情に

「振り回される」

のと

「持っていると認める」

のとは、まったくちがうものです。



感情に振り回されているときって、

「私ってすごいんです。すごいの!すごいんだから!!」

こういう感じかな。


なんでみんな私を認めてくれないの?

なんで私を特別に扱ってくれないの?

負けたくない!

あの人ばかりずるい!

そういった思いが、増幅していきます。



増幅していくと苦しいので、納得できるとらえ方を探そうとします。

「あの人のほうが努力していたから、しょうがない」

「私のがんばりが足りなかったから」

「周りの人の見る目がなかったから」

そんな感じで、心の中で なんとか折り合いをつけようとがんばるのです。


でも、ちょっと苦しそうね(/_;)

頭はがんばってるけど、心はついていっていない感じ。



感情を認めている人は、こんな感じ。

「あ、今、私は『私のことすごい!』って思ってほしいんだなあ…。

 負けたくない、と思ってるんだなあ。

 特別に扱ってもらえなくて、悲しいと感じているんだなあ。」


こんな感じです。

少し客観的に 引いて自分を見ています。

とらえ方を変えることで 楽になるのであれば、とらえ方を変えますが、

ムリヤリ こじつけることはしません。



こんなふうに 自分を俯瞰してみることを、私は「鳥の目で自分を見る」とお伝えしています。

自分を上から見下ろすみたいにして、自分の感情やとらえ方を 感じてみるのです。

自分と感情を ごちゃごちゃにまぜてしまわずに、

自分と感情を切り離して ただ眺めてみるの。



落ち着いた気持ちで 眺めてみると、すーっと感情の波が引いていくのがわかります。

(怒っている最中は ちょっとむずかしいかもしれないので、落ち着いてから 眺めてみてねん)


すごい、と思いたい自分も

負けたくない、と思う自分も

特別に扱ってもらいたい自分も、

みんな いい子いい子して、終わり。


続けていくと、だんだんと 感情が浄化してきて、

「すごいでしょ!」「まけてくないの!」「特別扱いして!」

そんな思いに振り回されることが少なくなり、そういった思いも軽くなっていきますよ。



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