
先日の「心のコーチング講座(初級)」で、すてきな質問があったので シェアしますね。
「お兄ちゃんが、妹にドドドドッとパンチしたりします。
きょうだいげんかは、子どもに任せようと思うのですが もやもやします」
そうだよね~、男の子って なんでこう、すぐに 人にちょっかいを出すんでしょう。
小学校3年生ぐらいまでの男子は、
叩いた
蹴った
ぶつかった
こんな話がてんこ盛り。
で、たいてい やった本人は、まったく悪気がないのです。




こんな感じ。
棒を見つけたら振り回すし、校庭に出たらとりあえず 意味なく走り回るし…。
ええ。男子は エネルギーのあり余った、愛すべきおバカさんなのです。
余談ですが、私も 新婚時代に、夫に よく合気道の技をかけられました。
あまりにも頻繁なので、数カ月たって本気で怒ったら、やっとイヤがっていることに 気づいてもらえました。
そのくらい鈍感な生き物でもあります。
だから、
「なんで、やったの!?」
って聞いても、答えられないかもねん(*^_^*)
女子であるママには、とうてい 意味不明な行動です。
年齢が大きくなれば、やらなくなるから、待っててね。
それから、このママはもうひとつ気になることがありました。
妹ちゃんをかわいそうに感じて、お兄ちゃんを叱り、妹ちゃんを守らなくちゃ、と感じるそうです。
よくお聞きしたら、小さいころの記憶に関連していました。
「私が子どもの頃、兄に同じようなことをされました。
母に訴えても、兄と私の頭にゲンコツをするだけでした」
お話をされながら、涙を流されました。
そっか。
だから、妹ちゃんを守らなくちゃ、と思うのですね。
妹ちゃんは、小さいころの自分自身と 重なって見えているのでしょう。
子育てをしていると、小さいときの自分の感情が 噴き出してくるんですよね。
まずは、自分自身の中にいる小さな私(インナーチャイルド)の話を聞いてあげるのが先かもね(*^_^*)
こんなことも聞いてみました。
「妹ちゃんは、お兄ちゃんにドドドドッて パンチされた後どうなるのでしょう?」
意外と立ち直りが早いとのこと。
じゃあ、妹ちゃんを守らなくても大丈夫。
妹ちゃんの味方にならなくても、落ち着いて話を聞くだけで、ちゃんと心は満たされます。
お兄ちゃんを「敵」にしちゃうと、お兄ちゃんが すねちゃうかもしれないしね。
きょうだいげんかの対処法に 正解はないのですが、私は どちらの味方にもならないことを おすすめしています。
お姉ちゃんだった立場の人に、
「こういうとき、お兄ちゃんに どう接したらいい?」
って聞いたら、
「何かあったの?、って とりあえず聞いてほしい」
と言っていました。
うん。
お兄ちゃんの話も、妹の話も ジャッジしないで聞けると いいかもね。
気持ちはOK。でも行動にはNO。
私の中での対処法です。
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