よくあるご相談に「ひとつの不安について考え出すと、止まらなくなってしまう」というものがあります。
そうそう。ものすごく、時間も心のエネルギーも 浪費しますよね。へとへと

不安を大きくしてしまう要因のひとつは、
・不安から 目をそむけようとすること
・不安を 押さえつけようとすること
です。
この2つは「~になったらどうしよう」という 不安の渦に 巻きこむ犯人なの。
私はそれを 暴走族に引っかけて「妄想族」と 言っています。
不安を妄想しているうちに、現実と区別がつかなくなり、思考が 暴走します。

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認知療法のひとつで、こんな方法があります。
不安な思考が出てきたら、目を閉じて 心のつぶやきを感じます。
「あぁ、あんなこと言わなければ よかった…と今思ってるんだなあ」
「あぁ、苦しいなあ。こわいなあ。…と感じてるんだなあ」
その思いを 葉っぱに乗せて、イメージの中の川に流します。
暴走する思考や感情を ひとつひとつ拾っては 流すんですね。
(私は 不安を感じたときではなく、瞑想するときにも この方法を使っています。おすすめ

水に流して な~んにも考えない、というわけではありませんヨ。
少し楽になったら、頭を整理してみましょう。
妄想と事実と区別し、不安をいったんわきに置いて 自分と向き合い
・今抱えている課題は何か
・それに対して これから 何をしていくか
妄想に振り回されると、この冷静な判断が できなくなってしまいます。
セッションでも、この「感情を感じる」「妄想と事実の区別」と「課題への対処」ということを よく 話し合います。
妄想の中に 入りこんでいる場合は、第三者からの視点が 役に立つこともありますよん。
意外と自分では、「妄想」だと思わず「事実」だと思い込んでいることがありますから。
この方法は、気が付いた時に 毎日続けることが 効果を生みます。
心配ごとにとらわれやすい方は、やってみるといいかもねん
