子どもの自立のために、とても大切なこと | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

娘は来年3年生。だんだんとふつうの会話ができるようになってきました。

自立に向けて、ますます境界線を引いていく時期です。


赤ちゃんの頃、ママと赤ちゃんは 一心同体です。卵の中に2人で入っているようなイメージ。

成長にともなって、卵は ひょうたんのような形になり、最後は2つに分かれます。

これが 思春期かな。だから、痛みを伴うのですね。

この2つに分かれるための準備が「子どものとの間に境界線を引くこと」です。

簡単に言うと、「私は私」「あなたはあなた」と いうことですね。


娘が幼児の頃は、「みっちゃん、そう感じるんだね」という言葉で 境界線を引いてきました。

私は○○と思うけど、あなたは ちがう考えを持っているのね、という意味です。

3歳ぐらいまでは 足をドンドン踏み鳴らしながら「ママもみっちゃんと同じように思うにょ!」って怒ってました。

幼児は境界線が薄いので、基本的に ママは 自分と同じだと思っているようです。


今は、さらに ちがった形で 境界線を引いています。

それは、人は皆「思考のフィルター」を持っていることを 伝えること。


先日、娘が鳴いている姿を見て かわいくて「みっちゃんは、泣き虫だねえ」と 言ったところ、娘 激怒。

「泣き虫って、言った~!!」そっか、否定されたように感じたんだね。

「ごめんね。ママにとっては『かわいいな』という意味なんだよ。それにね・・・」

私は、悲しいことを 悲しいと、泣けることは すばらしいと思っているということを 伝えました。

聞いてみたら、学校で 泣きべそをかくと、みんなから「泣くのはよくないこと」と言われるらしい。

そうだね、そういう考え方もあるね、と お話ししました。

つまり、「泣く」ということに関して みんな 感じることはちがっているということ。

事実はひとつ。とらえ方はいろいろ。


これからも折にふれて、自分が感じていることが 必ずしも 真実とは限らない、

自分と他人は同じではない、ということを伝えていこうと思っています。