
「子どもが悩んでいるとき、どんなふうに話を聞いたらいいですか?」
というご質問を 立て続けに受けたので、こちらでも シェアしますね。
子どもが落ち込んでいると、私たちも 心がざわざわします。心配になります。
結論から言うと、そんなときこそ 冷静に、子どもと心の距離を取って話を聞くことが大事です。
子どもと一緒に 落ち込んでいたり、泣いたり、怒ったりしていると、心が路頭に迷います。
子どもが 十分に話しきるまで 話を聞き、
「なるほど、そんなことがあったのね。悲しかったね。」
「どうしたらいいかな?」「これからどうしたい?」
「ママに手伝えることはあるかな?」
「ママが感じたことを お話ししてもいいかな」
と投げかけていきます。





私は 話を聞く仕事をしているので、他にも いろいろとやってみますが、これだけでも 十分だと思います。
でね、ここに励ましが入っていないのは、安易な励ましは 不信感を招くからです。
「とても 大変だ。悲しい」と言っている子に「大丈夫。なんとかなるから。」という励ましは、あまり心に響きません。
(励ましという名の アドバイス、とも言えますね。)
励ますのであれば、一区切りついてから。
いっぱい吐き出して、受け止めてもらって、心を整理できた後に、しみじみと 話すのがいいかもねん。
こういう課題が出てきたとき 多いのが「子どもと一緒に悲しまなくてはいけない」と思っている人が多いこと。
子どもの悩みは、子ども自身の課題として 境界線を引かないと。親として悲しいけどね。苦しいけどね。
子どもと同じ気持ちになることが「受け止めること」ではありません。
ママが落ち込む姿を見て、閉塞感を感じる子もいます。
ママが激怒するのを見て、自分は被害者だという思いを強くする子もいます。
ママが悲しむ姿を見て、話さなければよかった、と罪悪感を感じる子もいます。
本当は、子どもの課題を 親が背負わなくていいのです。
なぜって、子どもたちには すでに 解決できるだけの力が備わっているから、信じていればいいの。
一緒に 悲しまなくても、冷たい親ではないから大丈夫。
それにね、子どもって 意外と立ち直りが早いもの。
ぐだぐだ 愚痴っていても、少しずつ 気持ちを切り替えていきます。
意外と、親の方が 引きずる期間が長く、執念深かったりして・・・(*^_^*)
親は、心の距離を 少し離して見守るのがいいね。
どうしても 心の距離を離せないという場合は、心の奥に 何か反応しているからですねん。
何が反応しているかというと・・・と書き始めると、長くなるので 今日はこの辺で☆