私、テレビは 決まった番組しか見ないのですが、昨日はたまたま 某国民的長寿番組を見ていました。
そこで感じたことをちょっと。

こんなとき、どうしますか?
☆子どもが転んで泣いています。大したけがではないが泣きやまない。
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☆有名幼児教室の先生の模範解答
「そんなに痛いなら検査に行こうね。検査はもっと痛いと思うけど。」
(冷静に今の状況を判断し選択させる)
ポイント
・まず自分の状況を冷静に考えさせる。
・自己責任において自分の行動を選択させる。
テレビを見ながら、心がもやもや~~ん。
もっともらしい「ポイント」は書いてあるけど、本当に そういう意図なのかな~?
それを聞いた子は、お母さんの言葉から 何を学ぶかしら?
子育てに「正しい答え」はないけれど、この模範解答には、ものすごい違和感を感じました。
(フェイスブックに書きこんだら、たくさんの共感をいただきました。ありがとうございます。)
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佐々木先生の本の中に、こんなフレーズがあります。
『“十分に甘えてきた子”ほど「我慢強する心」が育っている』
自律・自立をさせたかったら、まずは 十分に依存させることが先。
依存って、先回りして なんでもやってあげることではないですよ。
親が 子どもにとって 安心できる存在になるということです。
大人が「大したけがではない」と思っても、子どもにとっては「すごいけが」「不安」という思いがあるかもしれません。
その思いを 受け取ってあげてもいいんじゃないかな~…と 私は思います。
この幼児教室の先生の模範解答を 検索したところ、こんなQ&Aもありました。
☆子どもが飼っていたインコが死んでしまった
☆子どもがウルトラマンになりたいと言った
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☆あなたがちゃんと育てないから死んじゃったのよ
☆ウルトラマンはウルトラマンとして生まれたの。人間はお金を稼ぐ義務があるから別のお仕事を一緒に探しましょうね
ウルトラマンに関しては、ほぼコントですね…。
いや、いいんですよ。それがすばらしい答えだと思われる方がいても、私は否定しませんです。
ただ、私は 何かがちょっと 欠けているように感じられてなりません。