絵本は感情の浄化を助ける すばらしいツール | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

本日、子犬が うちに参りました。

もともとは、ネコ派。犬を飼うときが来ようとは 夢にも思わず…。

動物好きで猫アレルギーの娘の要望で、サンタさんが 犬飼育セットを置いていきました。

家族がひとり(一匹)増えます。

娘は「お母さんになるんだもん」と大はりきりで、気合が入っています。

犬の名前は「バニラ」ちゃんです。バニラアイスみたいな色だからだって。

今日から よろしくワン。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

話は変わりますが、2年生の教科書(光村図書)に「わたしはおねえさん」という話があります。

娘は この話に、大変心打たれたようです。

おねえちゃんのすみれは、花に水をやっている間に 妹からノートに落書きをされてしまいます。

そのときの気持ちが「半分ぐらい、なきそうでした。もう半分は、おこりそうでした。」と表されています。

娘は「その気持ち、わかる!」と 一緒に怒っています。

本っていいですね。自分と主人公を重ね合わせることができます。

自分の心の引き出しの中から、同じような気持ちを引っ張り出し、味わって浄化しているのでしょう。


「ねえ、ママもそんなことをされたら、いやだよね!」と同意を求めてきたので、私は「そうねえ、ママは別に…」と答えました。

7つ年下の妹から、よく落書きをされたのですが、なんとも思わなかったのですねん。

あらら、また書かれちゃった、という程度。

同じ出来事があったとしても 心の反応がちがうね、何がちがうんだろう?と 娘と話し合いました。

事実はひとつ。でも、とらえ方はいろいろある、ということが わかります。


これから、犬を飼うことで 出しっぱなしにしておいた娘のものが 壊されてしまう、ということが あるかもしれません。

そのとき、どんなふうに 感じるかな。

楽しい気持ちも、くやしい気持ちも、悲しい気持ちも、娘を成長させてくれる糧となると思います。


余談ですが、娘が いたく共感していた きょうだいを題材にしていた話がもうひとつあります。

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「おかあさんのて」大石真さんの作品がおすすめです。