
昨晩の記事で「こわい」が感じられない人は 自分や他人を攻撃しやすい、という話を書きました。
それは、思考が強い人。
考えや とらえ方を変えるだけで 対処しようとする人、とも言えるかなあ。
「私のがんばりが足りなかったから しょうがない」
「あなたも正しいかもしれないけど、私はもっと正しいのよ」
「あの人は バカだからね。」
「あの人も 悪気はないのだろうから、気にしないようにしよう」
いろんな言葉で 自分を説得しようとします。
自分が自分のネゴシエーター(交渉人)になっているのですねん。
それで ココロの底から納得できるならいいのですが、腑に落ちていない場合 もやもやが残ります。
一見、自分と対話しているようですが 感情が置き去りにされているからです。
「こわい」「みじめ」「悲しい」といった感情を感じたくないから、言葉でカギをかけている状態。
閉じ込めていた感情のお部屋が いっぱいになったら、カギをこわして 出てきちゃいますよん。
感じないように 圧力をかけていた分、ドッカーン
と 飛び出してきます。それが怒りです。
考え方やとらえ方を変えただけでは、なかなか もやもやはなくなりません。
「こわい。不安だなあ。」
「みじめで 悲しいよ~。」
そんな 震えている自分の声を、自分自身が聞いてあげると、少しずつ すこ~しずつ モヤモヤが 晴れてきます。
「感情を感じてみたけど 晴れない」というときは 何度も 感じてみてね。
子ども話を聞くみたいに、自分の話を 大切に聞いてあげてねん。よしよしするの。
そうやって 自分が 自分の誰よりの味方になったとき、怒りが 少しずつ 減っていきます。
人間ですからねん。
怒りは ゼロにはならないかもしれません。
でも、減ったら 自分を納得させることにエネルギーを使いすぎなくなるので、ラクになるよ。