担任の先生が気に食わない | 子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

子育ては「聞く」が9割でうまくいく~心理学ブログ

3つの「聞く」技術があれば、子育てのムダ叱りも イライラも ストレスも 減ります!
小学校教員 9年間の経験を生かした、子育ても 生きるのも 楽になるヒントが詰まっています。

ゆるっと☆にこママコミュ代表・和久田ミカです。

$子育ては「聞く」が9割でうまくいく

これから、授業参観・懇談会の時期ですねん。

「人は見たいように見、聞きたいように聞く」という言葉があります。

私が教師をしているときも、同じ言葉をどう捉えるかは 人それぞれだなあと感じることが、多々ありました。

たとえば、1年生の4月にこんな話をしたとします。

「まだ40分間席に座っているのが むずかしい子もいますが、5月初めには 落ち着きます。」

たいていの方は「ふ~ん、そうなのねえ」と 聞きます。


心の中で 反応する根っこを持っている人は、言葉が 引っかかります。


丸Aさん「座っていられないのは 個性なんだから 悪い子扱いしないで!」

丸Bさん「今すぐなんとかすべき!落ち着きのない子も個性、なんて思ってるんじゃないでしょうね!」


同じ話を聞いていても、聞き手にフィルターがかかると ぜんぜん ちがう受け取り方になります。


まず、Aさん。

私は事実を伝えているだけで、「困った子だ」とは 言っていないのだけれど、思い込みの中で 決めつけています。

Aさんは、個性を排除してはいけない、十人十色であるべき!と いうフィルターがあるのかもしれません。

次にBさん。

「悠長な先生」と決めつけています。

私が 伝えたかったことは「環境になじむまで、経験上 3週間はかかる」という子どものペース。

Bさんは、みんな足並みをそろえて 教育していくべき!という フィルターがあるのかもしれません。


聞き手の方に 自分の思いを フィルターなしで 受け取ってもらうのは、なかなか むずかしいものです。

特に教育現場はねん(*^_^*)。

みんな 子どものことが心配だし、先生への期待もあるから。


先生に不信感を感じたら、考えてみてもらいたいな~と思うことが2つあります。

まる先生が言ったことを、自分で脚色して 受け取っていないか。

まる先生と自分の教育方針が 同じであるべき、と 思っていないか。


特に 先生と方針が違うときは、何かと もやもや~んと すると思います。

心の中で「自分の中の正しさや正義」が 感情をかき回すのですねん。


ご家庭の方の 先生への信頼がないと 子どもたちが揺らぎますからねん。

先生も親も 子どもをよくしていきたい気持ちは同じ。

立場や考え方はちがっていても、同じ方向を向いている同志のはず。

子どもたちのために、真摯に話し合い、協力し合っていけるといいですよね~ドキドキ