
先日、娘が「仕事をたくさんしたいから、子どもを産まない」と言い出しました。
お花とケーキを売っている家具屋さんをやりたいのだそうです。
私は三姉妹なのですが、2番目の妹はディンクス、末の妹はキャリアウーマン(未婚)です。
いろんな生き方のモデルが周りにいるので、娘は 仕事に生きる女性を夢見たようです。
私は、子育てほど 自分を映し出し、自分を成長させてくれるものはない、と感じているので
「ママは、みっちゃんから たくさんのことを教えてもらったよ。子どもって すごいんだよ」とお話ししました。
娘に伝えたことの中のひとつを 過去記事からお話しさせてくださいね。
昨年のことです。
娘と話していて、やさしさの話になりました。
娘は とても やさしい子なので「みつきは やさしいねえ」と 伝えました。
娘は、当たり前でしょう?とでもいうように「えっへん!」と うれしそう。
「ママは?ママは 自分のこと やさしいと思う?」と聞かれました。
私 黙ってしまいました。
私 両親から やさしいなんて言われたことが ないので、自分でも 自分が やさしいなんて 思えないのです。
「たぶん、やさしくないと思う。ママは やさしいなんて 言われたことがないなあ。」

(c) 櫻井あん|イラスト素材 PIXTA
そしたら、娘が あつく 語りだしました。
「ひと(他人)のことじゃないの。自分のことなの。
自分が 自分のことを やさしいと思えば、『やさしい』って 言っていいんだよ。
ママは 自分がやさしいと思う?」
う~ん


すると、またまた 娘が あつく
「本当のことを言えたら すごいと思うよ。
本当のことを言ったら はずかしいと 思うときがあるけどね、本当のことを言ったら いいんだよ。」
私は 私を やさしい人だと 思ってもいいのかしら。本当に いいのかしら?
思い切って 自分のことを「やさしい」と 言ってみました。
娘が ほめてくれました。
涙が 出そうになりました。
私は あまり 両親にほめられて 育っていません。
実際、か~な~り~の問題児でしたから、しょうがないのですけどね。
(↑今は そんな両親とも 仲良しですヨ)
でも、最近は、自分に ポジティブな言葉を かけることも できるようになってきたなあ、と思っていたのですが…。
ふとした拍子に 自分の中の 禁止言葉を 発見しました。
私は 私に「やさしい」と思うことを 許しましたデス。
娘からの お年玉ですねん。
小さいときからの気持ちが 少し 浄化したように感じました。
ね、子どもって すごいでしょ?(*^_^*)