
今度行われる講座「生きづらさは子どもの頃に作られる」でもお話ししますが、「見捨てられ不安」というものがあります。
乳幼児期に、ママとの間で「十分に愛された」「受け入れられた」「安心できる居場所があった」と思えると、心は安定します。
小さい子にとって、ママは 世界のすべてですからねん。
そこで、ある程度の世界観が出来上がってしまうのです。
でも(母親にはそんなつもりはないのだけれど)、子どもが 無条件に愛されたと感じられずに 育つとき、「見捨てられ不安」が出てきます。
詳しく話すと なが~くなるので、その中のひとつの症状について お話ししますね。
「見捨てられ不安」の特徴のひとつに「理想化とこきおろし」というものがあります。
何度も何度もメールをしたり、大好き!とアピールしたり、相手が何をしているのか気になったり…
相手に執着をし、自分を見てもらおうと必死になります。
でも、ちょっと否定されたり、受け入れてもらえないと感じたりすると、一転 こきおろします。
きらいなら そのまま 放っておけばいいと思うのですが、これでもかと 敵視する傾向があります。
0か100か、白か黒か、といった 思考パターンを持つことが多いように感じます。
本来は、自分の心の中に その根っこがあるのですが、なんせ 相手が悪いと思っているので 攻撃をするのですねん。
だから、あまり人間関係が長続きしません。
もし「きゃー、あの人大好き!!(*^_^*)」少しすると「やっぱり、あの人ダメだよね<`ヘ´>」
と、人間関係をジェットコースターするパターンを持っているなら、それは 過去に要因があるかもしれません。
この本も役に立つかも。
愛着障害 子ども時代を引きずる人々 (光文社新書)/光文社

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私が 教師をしていたときも、乳幼児期に母親が不安定だったり、不在だったりした子どもたちは 同じような課題を抱えていました。
いろいろな事例があるので、講座では そういったものも お伝えいたしますね。
今年は 名古屋や博多にも 講座をしに行こうと思っております。
お近くの方は 待っててねん。