夏休みの頭のイタイ宿題のひとつが「作文」「感想文」だと思います。
書ける子はスイスイ書けちゃうのに、書けない子は鉛筆を持ったまま止まっている…という 得手不得手が出やすい分野ですね。

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私が 見ていて感じたのは、触覚系の子は 作文が あまり得意でない場合が 多いということでした。
(触覚系に関しては「優位感覚」のカテゴリーを読んでねん。)
筆が止まっている子に「書きなさい」と言っても、まず ムリでおじゃります~。
四年生ぐらいになっても「○○をしました。楽しかったです。」以上、終わり!っていう子が 結構います。
私は、隣に立って インタビューし、メモを書いてあげ、文を 組み立て直してあげていました。
メモを取ってあげたのは、時間の節約のためです。
「あなたの勉強だから 自分でメモを取りなさい」と言うと、時間が ものすご~くかかります。
それだけで エネルギーを使い果たす子も います(*^_^*)
目標は 作文を書くことなので、メモは 私がとっても 別にいいわけです(と、私は思います)。
それに、クラスは40人近くいるわけなので、他の触覚系の子にも 教えに行く時間がなくなっちゃいますから☆
で、ある程度 作文が書き終ったら、さらに 直していきます。
書き間違いだけでなく、会話文を入れたり、修飾語を加えたりと ふくらませていくのねん。
文に子どもらしさがなくなる、という意見もありますが、私は 国語は 学ぶ時間ととらえていたので、時間をかけて 指導しました。
作文指導は、本当に 大変でしたが、子どもたちの話を たくさん聞けて、楽しい時間でもありました。

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ということはですね

書けない子には、教えてあげないと 書けない、ということです。
とりあえず 原稿用紙を埋めればいいんだから、なんでもいいから書きなさい、というのもありです。
それもOK~☆
でも、隣で 子どもの話を聞きながら サポートすることも、選択肢の一つとして ありだと思います。
そうやって、子どもは 文を書くときの視点を 覚えていきます。
宿題は子ども課題です。
親が肩代わりする必要はありません。
ただ、どこまでサポートするかは 子どもによって 変える必要があるかもしれませんね。
要は 子どもがよくなっていけば、それでいいのだから。
と、私は 思いますですよん。
余談ですが…
kyokoさんのアメリカ生活のブログを拝拝見すると、先生は 本当に 少しのことしかしてくれなくて、親がたくさんのことを サポートしていることがわかります。
教材は 親がボランティアで学校に行って、先生の代わりに作るんですって。
テストの採点も親。教室の掲示や飾り付けも親。校内の見回りも 親。
日本で同じことをやったら、教育委員会に通報されますね(笑)
日本では 先生が あれもこれもそれも…と学習から生活指導まで やりますが、お国によっては ちがうんですね。
「学校はこうあるべき」「親はこうあるべき」というのは、人によっても 文化によっても、さまざまだな~とつくづく思います。