当時は ブログというものはなかったの。
ホームページを作って 交流は リンクしてある専用掲示板で行う、というのが 一般的だったのねん。
教員の人と意見を交換したり、保護者の立場の方と話し合ったりして、とても 有意義な場でした。
ただ、1年に1回くらいだけど、教員に物申したい方も 書き込みに来ます。
私に…というよりは、ほんとは 担任の先生に言いたいんだけど、言えないから 誰かに 訴えたい!という方々でした。
「先生は●●すべきです」といった ご意見を いろいろと いただきました。
当時は それを読んでいて、「そんな時間は どこに あるっちゅーんじゃ」と思っていました。
「時間がない」というと「先生は、そうやってすぐ逃げる。やる気はあるのか」なんて意見が返ってきて、水かけ論でした。
物申したい方の 言いたいことは わかるんだけど、本当にね、学校って忙しいのねん。
8時~3時半の間、休みはほぼありません。ランチも給食指導だしね。短縮日課だったりすると、目の回るような忙しさ。
重大なことは 授業をつぶしてでも 話し合いますが、すべてに対応しようとしたら、勉強している時間はなくなります。
授業が遅れても、文句は 来るしね~。
よって、見逃してしまうこと、あとから気づくことも あります。子どもたちの自浄能力にまかせることも多々ありました。
それを 怠慢だといわれることに、とても 違和感がありました。
朝早くから 夜中まで仕事して 毎日 こんなに がんばってるのに!!
なんで 教師に対する 風当りって 強いのさ!!!
私は とっても がんばって先生をやってたので、文句を言われたくない、と思ってたんですね。
だって、ほんとに 全身全霊で 仕事してたから。
一生懸命やっていることを わかってもらえない悲しさで いっぱいでした。
今思うのは、それは自分の問題だということです。
「悲しい」「認められるべきだ」というのは、私の思い。
![教室 椅子 教卓 黒板 机 [2658953] - イラスト素材](https://img-proxy.blog-video.jp/images?url=http%3A%2F%2Fimage.pixta.jp%2Fgraphic%2Fblog%2F53%2Fcfbd739e7ed15d71fddf9d6952f811ad_204_204.jpg)
(c) 3103.jp|イラスト素材 PIXTA
私のブログをご覧になった方から 苦情も たまにあるのですが、先生が多いです。
たぶん、当時の私と同じ思いなんじゃないかな。
こんなに がんばってるのに!!!
すご~く お気持ちはわかります。いたいほど わかります。
ただ 残念なことに、がんばっていることと 認めてもらえることは セットではないんですね。
周りの人は、私のがんばりを 認めてもいいし、認めなくてもいい。フリーダムなのねん。
そんなとき ココロの強さが 試されます。
相手に視点を向けるだけではなく、自分の内面にも 視点を向けていくこと。
「がんばっているから 認めてほしい気持ちがあるんだな~。否定されたように感じたんだなあ。悲しい

相手の反論よりも、自分のココロの声に 耳を傾けていきます。
相手の人は 否定をしているわけではなくて、たいていは「自分の中の正論」を言っているだけです。
(私のブログもそうです。My正論を書いています)
正論(反論)に反応しているのは、「自分のココロ」なんですね。
「認めてほしい!」「わかってほしい!」という思いが反応しています。
ただそれだけです。
自分と向き合い、相手との境界線を しっかりと 引くことが、自分を守ることにも つながります。
だから、私は 教師の方が コーチングを受けられたらいいな~と思うのねん
コーチングじゃなくてもいいんだけど、先生の話を 第三者が聞くような システムがあるといいですよね~。
社内コーチがいる会社も多くなってきましたしね。
それこそ「時間がない」と言われそうですが、私のクライアントさんには、先生をされている方々も いらっしゃいます。
仕事と家事と仕事で お忙しい中、時間を作って コーチングを受け続けていらっしゃるのねん。
話すって、たくさんの効果があるんですよ。
たくさんのストレスを抱えながら 仕事をするより、よっぽど 能率が上がると思うなあ。
早く、教師のメンタル面にも 目を向けてもらえる時代が来たらいいなあ~と思っています。