8月は 戦争に関する話を テレビで 見聞きする機会が多くありました。
娘、最初は こわがりつつ、おそるおそる 見てました。
せっかくの機会なので、私の父の話もしました。
父は70歳です。終戦は5歳で迎えました。
その夏、水戸は 空襲にあい、街の多くが焼けました。
父の住んでいた家も 全焼し、すべてを失いました。
父の生まれて初めての記憶は、火の海を 逃げ惑い、走る姿だそうです。
その後の苦労は、父が 酔っ払うたびに 正座をして 聞かされました。
相当な苦労をしたようです。
「ママ、戦争はいやだね。どうしたら、もう戦争しなくなるの?」
と 娘から 聞かれました。
「みっちゃんは、どう思う?」
聞いてみました。
「チラシを配る!戦争をしちゃダメって 書く。」
どうして、戦争をしては いけないのだと思うのかを 問うたら、
「みんな いなくなるから。大事な人が いなくなったら、悲しいでしょう?」
そうだよね、そうだよね、と 私も うなずきました。
チラシを配る、というのは、多分 講座のチラシをポスティングするときの 記憶からかな。
何度か 娘に手伝ってもらったことが あります。
チラシ=人に何かを伝える手段だと 感じたのでしょう。
ただ 戦争になったらいやだなと 思うだけでなく、その気持ちを みんなに伝えたい、という娘を 頼もしく思いました。